鬼の霍乱

2014年11月23日 | 日記
1週間ほど前、左腰に異変が生じました。ここ数年無縁だったぎっくり腰の予兆のような、あるいはかつて持病だった坐骨神経痛のような、不気味な痛みが間歇的に襲ってきます。水曜日の夜あたりから徐々に痛みの周期が短くなり、木曜日の午前中の授業では教壇の昇降が辛くなり、これはマズイと思って整体に駆け込みました。「何か腰に負担のかかることをなさいましたか?」と訊かれましたが、特に思い当たることはありません。「それならやはりオーバーワークでしょう。ドイツから帰られて以来ずっと休み無しでしょう?」と言われました。そうかな?まあ、そうかもしれませんが(笑)。
翌日の金曜日の午前中、授業の最中にかなり痛みが強くなり、2限のクラスの学生さんに「昨日から腰痛なので、もしかして授業の途中で痛みがひどくなったら途中で切り上げるかもしれません」と言ったら「やった!」という呟きが聞こえ、周りから失笑が起こりましたが、残念ながら(?)授業中は何とか持ちこたえることができました。しかし午後の福祉サービス事業所のヴォイトレは休ませてもらいました(初めてのことです)。
夕方の個人レッスン中、今度は喉がいがらっぽくなってきました。PM2.5の濃度が上がっているのかとも思いましたが、咳も出始めたので、翌日の午後にかかりつけの耳鼻咽喉科に行くと「声帯が少し荒れていますね。痰が絡むのを無理に切ろうとするとこうなります。薬を出しますので、様子を見て下さい」とのこと。「歌ってもいいですか?」とお尋ねすると「構いませんが、少し声が出にくいと思いますので、無理して声を絞り出さないように気を付けて下さい」と言われました。
50歳の誕生日を過ぎた途端このテイタラクです。やはり無理の利かない歳になったんでしょうね。何とかして休みを作らないといけないのでしょう。
それにしても、発声にどれほど腰が重要か、腰を痛めるたびに再認識させられます。一声出そうとするたびに腰がギクッと痛み、支えが利かないのです。腰痛持ちだった若い頃、なかなか発声が身に付かなかったのも、今思えばむべなるかなです。そして、木曜日にM先生のピアノのレッスンを受けてわかりましたが、腰を痛めていると指も思うようにまわらないものなのですね。弾けば弾くほど下手になるのです。M先生にそう言うと、「そうなのよ。体調が悪い時は練習しても無駄よ」と言われました。
明日はおとなしく家で休むことにします。

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2 コメント

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Unknown (s)
2014-11-28 12:34:25
体調を整えることの大切さを実感しています。歌っても思う声が出ず、ジレンマに。
今は、どのように体を休めるか、体力を戻すか模索中です。
やはり、体が一番ですねU+1F3B5
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Unknown (吉田)
2014-11-29 00:17:13
sさん、先日はお疲れ様でした。体力が落ちていると、どんなにイメージで頑張っても声を出すための筋肉が動いてくれませんよね。無理をしないように、などと月並みなことを言っても、社会生活は多少の無理をしないとやっていけないのが辛いところ。結局、工夫で乗り切るしかありません。お互い、何とか道を見出していきましょう。
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