のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

胸に響く言葉

2011年01月15日 00時31分46秒 | 備忘録
仕事帰りに幼馴染と食事。
なんの気なしに頼んだコースが目を見張るほどの量で
かなり気合を入れて料理を頬張りながら、新年一発目の報告会をしました。
仕事に関して「よく思い切ったね!」と感心したり、
もうすぐ訪れる変化を心の底から羨ましがったり、
恋愛に関して「うわ!やっぱりオンナって怖いね・・・」
と身震いするような話を伺って思わず悲鳴をあげたり
料理を食べたり、話したり笑ったり悲鳴を挙げたり
思う存分、口を動かした夜となりました。

はー。おなかいっぱい。

帰宅後、新聞で今年の歌会始の歌を詠み、
あー。高校生の恋愛はいいなぁ。和むなぁ。と頬がゆるみました。
1時間前に恐ろしいコイバナ(しかも単に巻き込まれただけ)を
聴いてきただけに、余計心に染み入りました。

駐輪場 かごに紅葉をつけている きみの隣に 止める自転車

かわいい。あの頃はあの頃なりに一生懸命だったし、
色々悩んだりやきもきしたりして
「もう嫌だー!!」と地団太を踏みたくなったときもあったけれど
やっぱりこういう歌が詠めるのは
10代の感受性あってこそじゃないかなぁ、と思いました。

でもって、14歳のまっすぐな言葉が胸に突き刺さったのがこちらの歌。

「大丈夫」 この言葉だけ言ふ 君の不安を 最初に気づいてあげたい

本当に。
このシンプルさをいつも持ち続けられたらいいのに。
このシンプルさだけで生きられたらいいのに。
ついついその周辺にあるせちがらいことにも目を留めてしまうから
話がややこしくなってしまうんだよね。と反省。
「手を差し伸ばす」でもなく「親身になる」でも「助けてあげる」でもなく
ただシンプルに「気づきたい」と願うその気持ちが素敵だなー、と思いました。

そして、ものすごーくツボだったのがこの歌。

葉脈の しをり見つけし 古き本 思ひ出はめぐる 初等科時代に

「葉脈のしをり」と「古き本」。
この言葉の組み合わせがとってもとっても好きでした。
隙間風が入り込む木造校舎とか、卒業式前の静まり返った廊下とか
別棟に建っていた図書館とか、校庭に長い影を落としていた時計台とか
長期休暇前に持ち帰っていた引き出しや朝顔とか
そういった懐かしいものが一気に胸に蘇ってきました。


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2 コメント

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へぇ (Have)
2011-01-16 10:46:53
新聞に載ってたんだね。初めて知りました。
NHKお昼のニュースで聞いたけど、10代のおふたりの歌はおおお!って来たよ。なんというか、にくい!
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お返事☆ (のりぞう)
2011-01-17 23:16:32
■Haveさん
 いいですよねー。10代の感性。
 「にくい!」
 うん。そんな感じです。
 こんな言葉が綴れるって素敵。
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