のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

仲良きことは美しきかな

2008年03月30日 16時26分29秒 | 日常生活
昨日は、妹の結納でした。
母親がかねてから「一度行ってみたい!」と切望していた
小倉の料亭にて、待ち合わせ。
あまりにわくわくしすぎて、というよりも
「しっかり者」不在ののりぞう一家は、結納の開始時間を誰一人
正確に覚えておらず、30分も早く到着してしまいました。

勿論、準備ができているわけもなく、料亭の廊下で待たされる四人。
さすが料亭。廊下なのに、ソファが置いてあり
くつろぎスペースが設置されているのです。
そこで本を読んだり、窓からの風景を楽しんだり
正座したりとそれぞれのスタイルでくつろぐ四人。
完全に料亭の廊下を我が家のリビングと間違えています。

・・・だって、廊下なのに、
我が家のリビングと同じぐらい広いんだもの。
むしろ、我が家のリビングより居心地がいいんだもの。
のびのびとすごしていたら、あちらのご家族の到着。

いよいよ、本日のメインイベント開始です。
両家向かい合って挨拶。
結納の目録の受け渡し。
主役ふたりの写真撮影。
家族そろっての写真撮影。
両家揃っての写真撮影。

・・・すっげー!!
なんとなく由緒正しい感じ。「日本」ていう感じ。「伝統」って感じー!
主役でもないのに、ワタクシまで厳かな気持ちになりました。

結納の後は、庭に出て、風景を楽しみながら
お食事の準備を待ちます。
日差しがあたたかく、桜も少しほころび気味。
なにもかもが二人の未来を祝福しているよう。
お庭でも写真撮影を楽しんでいると、お食事の準備が整い
部屋に呼び戻されました。

さあ、いよいよ母親念願の「料亭のご飯」!!
さすが料亭。盛り付けも器も、そしてお料理も
何もかもが「さすが」と思えるものばかりでした。
おいしくて、楽しくて、みんなが笑顔で
主役二人もものすごく幸せそうで
今、思い返しても、昨日のあの部屋は、
きらきら輝いている感じ。まぶしいくらいに暖かい感じ。

和気藹々と会話が弾み、途中からは主役二人も
下座にいた兄と姉の近くに移動してきたため
もはや「家族の宴会」のような雰囲気に。
開始当初の「由緒正しさ」は一掃されます。
うん。「ザ・結納」という雰囲気も新鮮で面白かったけれど、
やはり、今のこの「和気藹々」な空気「みんな家族」みたいな
部屋の風景のほうが断然、素敵!
主役ふたりの幸せそうな笑顔も近くで見られて
お姉さんは大満足。幸せ気分、一割り増し☆

食べて飲んで笑って話して、また食べて、
思い出したころにまた飲んで。を繰り返していると
仲居さんがお部屋に入ってきて、おずおずとおっしゃいました。

「すみません・・・。
 もうそろそろ、お部屋、空けていただいてもよろしいですか?」


・・・追い出されました。
って、既に14時半過ぎ?!結納開始時刻から3時間?!
そういえば、料亭の方からは
「お土産は13時ごろにお持ちしましょうね。」
って言われてたような。

帰宅途中の車の中、母親がしみじみと申しました。
「結納で、料亭を追い出される両家っていうのも
 珍しいやろうねぇ。だって、本来なら、ふたりの家族同士は
 知り合って間もないけん、そんなに親しくないと思うんよ。
 そんなに会話も弾まんと思うんよ。
 途中でストップがかかるってすごいことよね。
 あちらのご家族の方々が親しみやすい方ばかりで、本当によかった。」

・・・確かに。
でも、こういう素敵な原因によって起こる
「珍しい経験」は大歓迎☆
「追い出された」ことさえ、幸せの象徴のような気がします。
・・・まあ、料亭の方々にはご迷惑をおかけしたわけですが。
料亭の方々、昨日はありがとうございました。


ちなみに主役を含む若者四人は、その後も家には帰らず
一緒にカラオケに行ったんだけどね。
あちらのご兄弟には人生初という「家族カラオケ」を
体験していただきました。
妹と未来のだんな様との仲の良さが伝わってくる光景だけでなく
妹が未来のだんな様のお兄様にかわいがられている姿も
間近で見ることができて、姉の喜びは限りないのです。


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