のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

淑女の定義

2014年02月17日 23時49分45秒 | 日常生活
地元友達で温泉へ行きました。
今回の幹事である幼馴染に
「教会あるんで、お昼からのプランにしてくれると嬉しいなー。
 でも、温泉には行きたいなー。無理かなー。」
と、すごく謙虚に無理(=ワガママ)を言った結果、
幼馴染が探し出してくれた小倉から車で1時間ほどの温泉です。

礼拝後、お昼もそこそこに
(でも、研修があることをすっかり忘れていたので
 みんなから(というか、牧師から)
 「なんやー。遊び行くんかー?どうせハワイとかに行くんやろー?」
 などとやいのやいの言われながらの出発でした。
 「ハワイにはいかないけど、遊びには行きます。」
 と、にっこり笑って出発しました。なんで忘れてたかなー、研修・・・。)
教会を飛び出して、お昼を食べていた幼馴染たちに合流。
今年初めて会う地元友達に「あけましておめでとう」を言いました。

前回、会ったのが11月。
激務に激務を重ねている人なので、まさか無事に年越せて
再会を果たせるとは思いませんでしたよー。
生きて会えて何よりですよー。

と、お伝えしたところ、「ははは。」と笑って受け止められました。
・・・否定しないんだ。本当に激務に激務を重ねてたんだ・・・。

とはいえ、医療関係のお仕事をしている幼馴染も、
花粉症シーズンが到来したとかで、先週あたりから残業に次ぐ残業、
もうひとりの地元友達も年度末は毎年恒例で繁忙期に入るんだとか。
今年に入ってから「社会人だったよね?」と自信がなくなるぐらい
余裕ある生活を続けている私は、ひたすらに
「みんな忙しいんだねぇ・・・。」
と感嘆しながら、尊敬のまなざしで周囲を見ていました。

そんなこんなで近況報告をしあっているうちに温泉に到着。
幼馴染が探し出してくれた温泉は、まだお昼過ぎだというのに、
すでに第一駐車場はいっぱい、家族風呂は2時間待ち、という状況で
知る人ぞ知る温泉、という風情が漂っています。
期待が高まりますよー!と、にこにこしながら幼馴染と共に露天風呂へ。
ゆっくり語らい合いの時間を持つのは実に3か月ぶりぐらいなので、
のんびりじっくりとセキララに幸せそうな毎日の様子を語ってもらいました。

めっちゃ幸せそうだった!
花粉症シーズンどんとこーい!というぐらいの幸せそうな日々。
収支決算すると余裕で黒字の日々ですよー!
ちょっと(?)ぐらいの残業なんて鼻歌交じりでできちゃいそうですよー。
と誰かに(神様に?)訴えたくなるような日々のあれこれを
たっぷりと聞かせてもらっちゃいました♪

幼馴染が!
穏やかな幸せに満ちた毎日を!
送ってますよー!
ものすごーーーーーーーーーーーーーく幸せそうですよー!!

思わず福岡の片隅の温泉から世界の中心に向かって、叫んじまったい。
叫んだ後、ふたりですっぴんお顔を見合わせながら、
「まさかこんなにも穏やかな日常が訪れるなんてねぇ。
 なんにでも「終わり」ってあるんだねぇ。
 あの頃からは想像もつかなかったねぇ。
 なんなら1年前も予想だにしてなかったよねぇ。待った甲斐があったねぇ。」
と、しみじみと幼馴染の今の幸せをかみしめたのでした。

そんなわけで、温泉と幼馴染の話で心も体もぽかぽかになったので
次なる目的地、イケアへ出発。
イケアなるものが福岡にできたときから
「あのお店に私が足を踏み入れることは絶対、ないと思う。」
と根拠なく周囲の方に宣言してきましたが、
この世には「絶対」なんてないんだな、と反省しました。
まさかこんな日が来るなんてねぇ・・・。
と感慨にふけっている間に、イケアに到着。
なんてするわけはなくて。

温泉入ったからだろうなー。
おそらくお風呂に入ったために、私の体が
「夜が来たよー!夜ですよー!寝る準備しますよー!」
という態勢に入っちゃったんだろうなー。
・・・ふと気が付いたら、熟睡していました。

熟睡する前に、何やら往生際悪くごちゃごちゃ言い訳を唱えていたらしいけれど
それすらうっすらとしか覚えておらず。
私が覚えているのは、
「もういいから。寝り。寝り。」
という幼馴染の優しい言葉だけで。
なんでも、その5分後には眠りに落ちていたんだとか。素直!
私には持ち合わせがないと思い込んでいた「素直」の引き出しを
こんなところで発見しちゃいましたよーっと。

という次第で、
素直な私は、魔法みたいにイケア(のすぐ傍)にたどり着きました。
やっぱり素直って大事!
と思いましたが。
でも、やっぱり人として「申し訳ない。」と思う気持ちもどこかにあって。

・・・なんかね。かたじけないね。

ととりあえず誰にともなく、謝ったところ、みんなから
「いいよ。どうぞどうぞ、本能のままに生きて。」
「途中、道間違えて、みんなであんなに大騒ぎしてたのにね。
 ぴくりとも起きないんだもんね。」
「『暑い・・・』と言って、コート脱いで、
 しばらくしたら、『寒い・・・』と言って、コート被りなおして、また寝てたもんね。
 そういう本能のままに生きてるところ、むしろすごいと思うよ?」
と、ものすごく生暖かい言葉を、ものすごく生ぬるい笑顔と共に渡されました。
も、ホントに返す言葉がございません。

でも、とにかくイケアに到着!
とりあえずはお腹がすいたので(私が。だって、お昼まだだし。)
真っ先にフードコートフロアに出向き、おやつを堪能。
こちら(日本)では食べられないようなどっしりとした
甘い甘いケーキをぺろりといただきました。美味しかったー!!
で、いよいよ満を持してフロア探索。

・・・うん。私には北欧のおしゃれセンスは
これっぽっちもないんだな、ということだけが心底、わかりました。
全然、我が家で使いこなせる気がしない・・・。
大体、おしゃれ家具に囲まれただけでそわそわするというか
落ち着かない気分になるというか、場違い感が甚だしいのです。
そもそも、私、部屋にオシャレとか求めてないんだろうなー、
ということをしみじみ思ったのでした。

というわけで、早々とイケアを退散し、料理上手の知り合いから
「この辺りのスーパーでは見かけないような
 珍しい食材がたくさんあるのよー!!」
と絶賛されていたすぐそばの高級スーパーへ。

おお!本当だ!!
なんか美味しそうな珍しいものがたくさんあるぞー。
と、興奮しながら、
 ・オリーブオイル
 ・もつ鍋の素3種
 ・赤ワイン1本
 ・お徳用パスタ2袋
を購入しました。

・・・どれもこれもね。
てんで珍しくもなんともない、という残念な結果。
すべて「週末祭」のお値打ち品です。
ごくごく普通に買い物しちゃった。安かったー!
と、大満足で買い物を終えましたが。
その一方でちらりと
結局のところ、私には冒険心というものが
これっぽっちもないんだろうなー、としょんぼりもしたのでした。
せめて、おしゃれドレッシングとか買ってみればよかった。

そんなこんなで、温泉の他に
「まさか行けるなんて思ってなかったよ。
 自分が足を踏み入れる日が来るなんて思ってもいなかったよ。」
という小洒落たお店を2軒もまわり、充実の一日が終了!

・・・小倉までの帰り道もね、
結構、時間があったはずなんだけどな。
幼馴染たちはね。
楽しい話題で盛り上がっていたみたいなんだけどな。
(自慢されました。)
なぜかその間の記憶が私にはとんとないのです。
気が付いたら小倉に戻ってました。
見覚えのあるモノレールがすぐ上を通ってました。

魔法みたいに小倉に戻ってきてる!
と呟いた私をみんなが
「魔法じゃないから。寝てただけだから。」
と優しく諭してくれました。

うん。熟睡してました。
と、素直に認めてみました。本日、素直大安売り。

あまりにもみんなから
「本能のままに生き過ぎてる。」「自由すぎる。」
と呆れられたので、次回は淑女のように過ごそうと思います。
助手席では寝ない!
あぐらなんて絶対にかかない!