■独身貴族
■2013年度秋クールドラマ
■フジテレビ木曜22時
■出演
草剛、北川景子、伊藤英明、平岩紙、藤ヶ谷太輔、蓮佛美沙子、デヴィ夫人
■感想 ☆☆☆*
草なぎさんの演技がとてつもなく大好きです。
役に見事に寄り添っていて、あまりにナチュラルに役に憑依するため
毎回毎回、「きっとこの人、本当にこんな人なんだわ。」と思わせてくれます。
そういうところが大好き。
というわけで、今回も「結婚に何の魅力も感じていない独身男性」を
生き生きと演じる草なぎさんに惚れ惚れと見とれていました。
自分の好きなものにだけ囲まれて、
自分の好きなものをこだわり持って選んで身に着けて
自分の好きなものを丁寧に料理して食べて
自分の好きなことを職業にして
自分のこだわりだけで採算のなかなか取れない事業に誇りを持って取り組んでいて、
ワガママ極まりなくて、辛辣なことばかり言っている独身男性。
自分勝手なのに「嫌な男性」にはならず
「いるよね。こういう人。」と思わず笑いながら見てしまったのは
彼の言動が決して、人に不愉快を与えるものではないからだと思うのです。
自分の好きなものに対して固執するけれど
そのために人を傷つけたり、人にエゴを押し付けたりしない。
自分の仲間たちにはあくまでもジェントルマン。
癖の強いおばさんにもあえて逆らわず、
おばさんの言いつけをある程度は守る。
自分第一のようでいて、自分第一ではない。
そんな彼の姿がきちんと描かれていたために、
辛辣な言葉で結婚を嫌がっていても、
「こんな男性、こっちからお断り!」という気持ちにはなりませんでした。
むしろ、見れば見るほど、
「あぁ。きっと彼は本当に好きな人に出会えてないだけなんだろうな。」
という気持ちにさせられました。
だからこそ、北川さん演じるヒロインと出会い、
自分ではまったく気付かないままにどんどん距離を詰めていく様子を
にやにやしながら見守ることができました。
基本的にはジェントルマンなのに、仕事には妥協しない彼が
自分のこだわりをヒロインに押し付けるところとか
ただ押し付けるだけではなく、ヒロインと論議を重ねるところとか
そのために、いつの間にか自分のテリトリーのはずの自宅へ
ナチュラルにヒロインを入れてしまうところとか
誰かと食卓を共にし、「美味しい」と思っているのに
「食べられないことはない。」と言いながら美味しそうにぱくつくところとか。
どれもこれもとてつもなくかわいい距離の縮め方だったー!
また、ヒロイン北川さんが眩いばかりに美しすぎて。
ひたすらにため息つきながら見ていました。
この人、本当にきれいだわー。
ただ、このヒロイン。
「仕事に没頭するあまり、オシャレにも気を使わず
普段はぼさぼさの姿。恋愛にも縁遠い。」という役柄だったのですが
いついかなるときも綺麗で、全っ然っ、恋愛に縁遠く見えませんでした。
全っ然っ!女性を捨ててなかった!いついかなるときも「女性」でした。
というわけで、設定には違和感があり、
ついついその分、とても役にはまっていた深窓の令嬢「玲子さん」に
思いっきり肩入れをしながら見てしまいました。
玲子さんのいい人っぷりが半端なかったですよー。
当初は空気の読めない傍迷惑なお嬢様、という立ち位置なのかと思っていましたが、
中盤以降、どんどん切ない役柄に。
草なぎさんの気持ちにちゃんと気づいていて、
でも、彼女も草なぎさんのことが好きだから
たとえ見合いでも諦められなくて、
彼が結婚に全然気乗りしていないこともちゃんとわかっているのに
それでも「断れないから結婚しようとしている」ことを受け入れたうえで
「好きな人といたい」と思っている。
そんないじらしい女性を肩に力入れず、ナチュラルに演じられてました。
だからかなー。すっごく草なぎさんとお似合いでした。
北川さん演じるヒロインは確かにとてつもなく綺麗だけど
眩いばかりに美しすぎて、「告白したけど、ダメだったよー。」とか
泣きじゃくる姿も今ひとつ似合わない、というか、場違いな感じが否めなくて。
いやいや!どう考えても麗子さんのほうが切ないんだよ!
とついつい思ってしまいました。
過去、これほどまでに脇役さんを心から応援したこと、あったかしらー。
というぐらいの肩入れっぷりでした。
だからかなー。
すっごくハッピーエンドだったんだけど、
今ひとつハッピーエンド感は味わえず。
すっごく楽しみに見ていたドラマだったんだけどな。
■2013年度秋クールドラマ
■フジテレビ木曜22時
■出演
草剛、北川景子、伊藤英明、平岩紙、藤ヶ谷太輔、蓮佛美沙子、デヴィ夫人
■感想 ☆☆☆*
草なぎさんの演技がとてつもなく大好きです。
役に見事に寄り添っていて、あまりにナチュラルに役に憑依するため
毎回毎回、「きっとこの人、本当にこんな人なんだわ。」と思わせてくれます。
そういうところが大好き。
というわけで、今回も「結婚に何の魅力も感じていない独身男性」を
生き生きと演じる草なぎさんに惚れ惚れと見とれていました。
自分の好きなものにだけ囲まれて、
自分の好きなものをこだわり持って選んで身に着けて
自分の好きなものを丁寧に料理して食べて
自分の好きなことを職業にして
自分のこだわりだけで採算のなかなか取れない事業に誇りを持って取り組んでいて、
ワガママ極まりなくて、辛辣なことばかり言っている独身男性。
自分勝手なのに「嫌な男性」にはならず
「いるよね。こういう人。」と思わず笑いながら見てしまったのは
彼の言動が決して、人に不愉快を与えるものではないからだと思うのです。
自分の好きなものに対して固執するけれど
そのために人を傷つけたり、人にエゴを押し付けたりしない。
自分の仲間たちにはあくまでもジェントルマン。
癖の強いおばさんにもあえて逆らわず、
おばさんの言いつけをある程度は守る。
自分第一のようでいて、自分第一ではない。
そんな彼の姿がきちんと描かれていたために、
辛辣な言葉で結婚を嫌がっていても、
「こんな男性、こっちからお断り!」という気持ちにはなりませんでした。
むしろ、見れば見るほど、
「あぁ。きっと彼は本当に好きな人に出会えてないだけなんだろうな。」
という気持ちにさせられました。
だからこそ、北川さん演じるヒロインと出会い、
自分ではまったく気付かないままにどんどん距離を詰めていく様子を
にやにやしながら見守ることができました。
基本的にはジェントルマンなのに、仕事には妥協しない彼が
自分のこだわりをヒロインに押し付けるところとか
ただ押し付けるだけではなく、ヒロインと論議を重ねるところとか
そのために、いつの間にか自分のテリトリーのはずの自宅へ
ナチュラルにヒロインを入れてしまうところとか
誰かと食卓を共にし、「美味しい」と思っているのに
「食べられないことはない。」と言いながら美味しそうにぱくつくところとか。
どれもこれもとてつもなくかわいい距離の縮め方だったー!
また、ヒロイン北川さんが眩いばかりに美しすぎて。
ひたすらにため息つきながら見ていました。
この人、本当にきれいだわー。
ただ、このヒロイン。
「仕事に没頭するあまり、オシャレにも気を使わず
普段はぼさぼさの姿。恋愛にも縁遠い。」という役柄だったのですが
いついかなるときも綺麗で、全っ然っ、恋愛に縁遠く見えませんでした。
全っ然っ!女性を捨ててなかった!いついかなるときも「女性」でした。
というわけで、設定には違和感があり、
ついついその分、とても役にはまっていた深窓の令嬢「玲子さん」に
思いっきり肩入れをしながら見てしまいました。
玲子さんのいい人っぷりが半端なかったですよー。
当初は空気の読めない傍迷惑なお嬢様、という立ち位置なのかと思っていましたが、
中盤以降、どんどん切ない役柄に。
草なぎさんの気持ちにちゃんと気づいていて、
でも、彼女も草なぎさんのことが好きだから
たとえ見合いでも諦められなくて、
彼が結婚に全然気乗りしていないこともちゃんとわかっているのに
それでも「断れないから結婚しようとしている」ことを受け入れたうえで
「好きな人といたい」と思っている。
そんないじらしい女性を肩に力入れず、ナチュラルに演じられてました。
だからかなー。すっごく草なぎさんとお似合いでした。
北川さん演じるヒロインは確かにとてつもなく綺麗だけど
眩いばかりに美しすぎて、「告白したけど、ダメだったよー。」とか
泣きじゃくる姿も今ひとつ似合わない、というか、場違いな感じが否めなくて。
いやいや!どう考えても麗子さんのほうが切ないんだよ!
とついつい思ってしまいました。
過去、これほどまでに脇役さんを心から応援したこと、あったかしらー。
というぐらいの肩入れっぷりでした。
だからかなー。
すっごくハッピーエンドだったんだけど、
今ひとつハッピーエンド感は味わえず。
すっごく楽しみに見ていたドラマだったんだけどな。