のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

お元気ですか。

2011年03月26日 23時35分07秒 | 日常生活
本日は祖父の17回忌でした。
高校1年の終わりに祖父が亡くなってから早16年。

16年という時間はとても長いのに
今もふとした拍子に、祖父をよく思い出します。
「祖父だったらこんなとき、どう言うのかな。どう行動するのかな。」
と思いを馳せることも多く、その仕草も表情も
まるで昨日のことのように鮮明に思い返せます。
それぐらい存在感のある、エネルギーに満ち溢れた人でした。
人生を楽しむこと、健康で過ごすこと、正しく強くあること、
何より「生きること」に、とても貪欲な祖父でした。

昔の人らしく家父長としての威厳に満ち溢れていて
祖母からも「おじいちゃんを怒らせちゃいかんよ。」
と言い聞かせられていました。それなのに、孫ふたりともに
「好き嫌いはいかん。」
「お前らはホントにポンやのう。」
「なん甘えたことばっかり言いよるか。」
と、たくさんたくさんお小言をちょうだいしました。
それでも祖父のことが大好きで
遊びに行くたびに、2階の祖父の部屋に向かって階段を駆け上がっていました。
祖父も口ではいつもお小言を言いながら、憎まれ口を聞きながら
児童館、交通公園、近所のスーパー、本屋さん、といろんなところに
遊びに連れて行ってくれていました。
「お金を使わなくったって楽しいところはたくさんあるよ。」
ということを行動で教えてくれた祖父でした。

私たちの目線に降り立って遊んでくれたことはないけれど
私たちと一緒に過ごすことをまったく面倒がらず
交通公園では狭い公園内を飽きもせずにぐるぐるサイクリングし続ける私たちに
いつまでも付き合ってくれていました。
「遊んでくれる」のではなく「寄り添ってくれる」祖父でした。

今も「祖父が生きてくれていたらなぁ」と思うことは幾度とあって。
そのたびに祖父の大きさを実感しています。
今の年齢で、あの頃の祖父と話がしてみたかったな。
もっともっといろんなことを祖父に聞いておきたかったな。

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2011年03月26日 17時30分04秒 | 日常生活
ついついゆっくりと朝を過ごしてしまいがちな週末ですが
本日は一家揃って9時過ぎには家を出る必要があったため、
ばたばたと出かける準備を開始しました。
いつもは自分の支度を最後にまわす母上も早々と着替えを終えてお化粧開始。
洗面所の鏡の前に陣取っている母上の横に「失礼。」と入り込み
親子揃って並んで化粧を開始しました。

と。私の顔を見て
「あら。まだ、お化粧しとらんかったと?」
と驚く母上。

あっらー。アリガトーゴザイマス。
私ってばお化粧してもしなくても変わらない感じ?
まだまだ全然素肌でも大丈夫な感じ?
と喜んでいると、母上がにっこり笑っておっしゃいました。

「ごめん。あんたのこと、まったく見てなかった。
 自分のことに夢中やったわ。」

あ。なるほどね。
うんうん。自分の準備最優先でどーぞどーぞ。


・・・ほら!
母上だって私のこと、見てないのに。
なのに、赤の他人やご近所さんが私の格好なんて見てるわけないよー!
お化粧なんてするもんかー!!

と、やさぐれかけましたが。
目の前の鏡に映っているおのれを見て。
すごすごと化粧を再開しました。

そーだ。そーだ。
今日は出発時間が早いんだった。
無駄な時間を過ごしている暇なんてなかったわー。


・・・時はね。
時は確実に過ぎていくものなんだな。
と、しみじみとした気持ちになりました。

うわーん!