● 事例
Eさん(45才 男性)は 体重を落すために いろんな運動法を研究しては
トライしては少し体重を落すけどまた元に戻って、を何年も繰り返していました
ぼくのところに相談にきて「結構いい線までいくんですが、最後の詰めが甘い
のでしょうかね~~」と自己評価しましたが、いろいろと聞くうちに 決定的な
原因を見つけました
Eさんの場合は 「運動やノウハウにエネルギーを注ぐ方向ではなく 食事を
普通に戻すだけで全てが解決する」というものです これは男性の方に非常
に多いパターンです
今の食生活がいけないんだろうな~ とはうすうす感じてるけど ここから目を
そらして テクニックやノウハウに逃げてしまう方々です
こういう方は なんとしても食事を減らしたくないから あの手この手の理由を
掲げて 今の食事の正当性を主張します
肉調理は○○だから3日に一度は食べた方がいいと本に書いていました とか
1日1食は脳の満足を満たすために制限しないで食べた方がいいと テレビで
言ってましたとか、○○は栄養価が高いから毎日食べてますとか、
アルコールはすぐに消費されるから飲んでも大丈夫とかです
でも、普通に正面から食生活と向き合ってみると どう考えても食べ過ぎてる
ことが分かります このバブル食生活が バブル体型なんだという因果法則を
まず受け止めることがこういうタイプの方のスタートラインです
そしてこのタイプの方の食事は制限する方向ではなく 自分のカラダを維持
するための普通の量に戻すだけ という思考の整理が必要です
どうしても食事制限はイヤだなあ~と思いがちですが、食事制限をするわけ
ではありません 食事をそもそもカラダが欲する普通の量=元の状態に戻す
だけなのです 今の食事の量がカラダにとって異常な量だから 体型が異常
になってるという因果関係に気付くことです 制限=苦しい というイメージが
食事の改革に対して保守的になるのでしょうが、
今の状態=異常 → カラダの安全ゾーン内への食事に戻す=人が正常
に食べる量に戻す という思考整理です 思い込みからの脱却です
なんだかんだ言っても 体脂肪コントロールの影響力は 食事が8割だからです
でも こういう方は どんなに説明してもここの意識改革ができず この現実に
気付いて 本当に現実と向き合えるようになる方は 悲しいかな ぼくの経験
上こういうタイプの15%以下です
残念ながら Eさんは この15%に入ることができませんでした
どんなに説明をしても 食習慣を変えることを拒み続けたからです
つまり、こうなってしまうと ぼくのキャパ外ということです
自力で思考整理できないと スタートラインにすら立てないという現実です
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