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私がサンボ競技者の頃のはなしです
コンディションは体脂肪率5%が目標でしたので
食事のムダを徹底的に排除していきました
当然 必要栄養素は確保します
これでMAX体脂肪率7%
でも これ以上落ちません
ある海外遠征の大会時に
体脂肪率5%のトップサンビストたちの
食習慣を聞いて 愕然としました
自分が学んできた栄養学的に
かなり粗めの食習慣でした
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ここで「OK~ それなら もっと栄養を詳細に掘り上げれば
ハード面では彼らより体脂肪率の精度を上げることが出来る!」
こう考えて 徹底的に栄養とその生理反応を勉強し
さらに 栄養素じゃなく 分子レベルでの関係性を学び
徹底的に栄養を掘り下げ
分子レベルで完璧な食事の配置に成功しました
結果
体脂肪率は 7.8%!!
何が原因でこうなったのか?
全然わからず パニック状態でした
(原因探ししてる地点で 問題解決できない迷路に突入)
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ここでブレイクスルー出来たのが
経済人類学、物理学、哲学などの階層論でした
人の生理は社会生活と呼応してるので
(呼吸してるのでと言ってもいいくらいです)
社会の仕組みが大きく影響します
生物としてのそもそもの人間の摂理と
社会の摂理には必ずギャップが生じます
生物としての人間の生理の傾向を社会秩序やモラル、
法が押さえつけてしまうという現象です
このギャップがあるために
栄養面が完璧になればなるほど
社会摂理(生活してる環境)からズレることになり
防衛反応が起こります
ホメオスタシスが起動するんですね
これを エントロピーが増大する!と学びました
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この高エントロピーを安定状態にするための
仕組みが 高エントロピーをペイする仕掛け
完璧がどこかで反転して防衛反応が起動
してるのですから
完璧=食べなければならないものとその量
完璧=食べてはいけないものとその量
これらの制約=禁を破ることで高エントロピーがペイし、
防衛反応が収まる思考に出会いました
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禁を破る!!
ルールを逆転させる瞬間を設ける!
完璧なセオリーと思い込んでたものが
実はドグマだったんだと気付けました
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完璧を求めると結果的に完璧になれない
完璧を捨てると結果的に完璧を得れる
すると 栄養素→分子レベル と詳細に進んでいくのとは
真逆の 栄養素→食事→食習慣→生活リズムの括りで
捉える視点こそがキーだったんだと見えてきました
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FAT・OFFでは 日常と非日常の循環 と括っています
詳細を追求する→×
階層を上げて思考する→〇
これで体脂肪率5%に収まりました
完璧を捨てたから完璧を得れたのです
★★
写真は
1998年ウズベキスタン タシケント
サンボ アジア選手権
52kg級計量直前(ドライアウト時)
計量直後 56kgまでリカバーした写真です
体脂肪率は5%!