伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

生きている軍艦島。

2019-08-07 23:46:49 | 

ゆきたんくは戦争遺跡おたくである。

まぁ,ガチまでは行きませんがね。

2009年に初めて広島へ行った。

2泊3日の研修ツアーで,2日に選択コースがあった。

選択肢の一つが大久野島。

その頃,興味を持っていた島である。

毒ガス製造の歴史を持つ島だ。

渡りに船の研修ツアーだったが,ツアーの悲しさ。

時間制限で島中央と南部の砲台を見ることができなかった。

宿題が残ったのである。

再訪しなくてはと思い計画を立てたのが2018年。

しかし入院騒ぎで立ち消えたのだった。

そんな立案中にグーグルマップを見ていて,見つけたのが契島(ちぎりしま)。

瀬戸内海にある大久野島を確認して,マウスを滑らせた時に目に飛び込んできた。

偶然の発見だがその意識はなかった。

「あれ軍艦島だ。」

瀬戸内海であることも忘れていた。

拡大してみたら,廃墟ではなかった。

たくさんの建築物があり,どうみても操業中の施設だ。

「えっ?」

㈱会社東邦亜鉛の契島精錬所である。

島1つが精錬所になっていたのだった。

「行くしかない。」

今回の旅の目玉の一つなった契島である。

広島県竹原市のホテルに泊まった。

そこからすぐの大崎フェリーポートに向かい,乗船券を購入する。


 


㈱東邦亜鉛の社員の方しか直通便には乗れない。まずは竹原から大崎上島の白水港まで。


竹原港だ。これにのって大崎上島に行く。 → Map


大崎上島のフェリー待合所近く。 → Map


 

1953年の小津安二郎監督の映画が,山田洋次監督によってリメイクされた作品だ。

当時は舞台の1つに尾道があったが,現在では交通環境が整備されて片田舎の雰囲気がなくなったので,大崎上島が選ばれたそうだ。


 


大島上町の経営によるフェリー「さざなみ」に乗る。→ Map


待合所の掲示に,「切符は船内にて販売します。」とあったが切符はなかった。


船員さんに料金を払う時,切符がないと聞いた。

そうしたら領収書を書いてくれた。

御足労をおかけしたが,宝物ができた。

さて,途中に生野島に寄る。



とりあえず生野島上陸の記録である。 → Map


契島だ。日本の40%以上の亜鉛がここで精錬されている。→ Map


ちなみに軍艦島。長崎市南部の野母にある権現山展望公園より撮影。2017.06.18


 ここに来るのに計画してから1年以上かかってしまった。

それだけに感無量である。

事前に㈱東邦亜鉛に電話をして見学等をしているか伺った。

現在はやっていないようだった。

やっぱり,我々ように観光地的な感じで行く人もいるようだ。

中でいろいろされると困ったこともあったようだ。

丁寧にお礼を言い,電話を切った。



契島の桟橋上で。ここから先は私有地なので遠慮である。 → Map


さて,軍艦島の模型を買って温めてある。

世界遺産的廃墟風にするか,稼働時の姿で作るかは自由である。

ここを拝見したので,決めないとね。

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