トリアー。
いろんな呼び方がある。
トリール、トリーア、トリエル・・・
ここではトリエルで語りたいと思う。
今夏の旅をリードして下さった、6か国語を操る運転手のN氏が「トリエル」が一番正確な呼び名としていたからだ。
ドイツ最古の街トリエル。
ローマ帝国の頃に造られた。
ローマ植民市の一つとして紀元前に建設されたそうだ。
かつてのローマ帝国においてヨーロッパ進出の拠点であり「第二のローマ」と言われていた。
そのトリエルにゆきたんくがいる。
奥方ののりたんも一緒の旅であるが、ここトリエルではホテルを別にとった。
のりたんと友人(女性)は町の中心部の有名ホテル。
ゆきたんくは、そこから300m離れた安いホテルである。
ホテル・アウルマン。
訳語が見つからないので、宿主の名前かもしれない。
ホテル・アウルマン。この写真の右上角の部屋だった。 → Map
何か不思議な気分を味わった。
懐かしい気分である。
拙サイト「幸たんく(ゆきたんく)」の旅カテゴリーである「旅たんく」のトップページに書いた文を載せる。
「見知らぬ土地、いわゆる初めての土地に立った時は自分の存在がなんと小さく感じることでしょうか。 幼い時に経験した、不安にも似た感覚を瑞々しく感じることができるのが旅であると思います。 また旅での経験が自分を変えていく糧の一つであることを表現できたらとも思います。」
まぁ、こんなくすぐったい文を書いているのだが、出不精だったゆきたんくが旅好きになった時の気持ちである。
「不安にも似た感覚」
これがたまらないのである。
さすがドイツ。余計なものはない。空調もない(笑)
小さな部屋にバスルームがついただけの部屋。
部屋に入るまでには何人かの外国人の方と片言英語でコミュニケーション。
何とか通じている。
こういう時になると、自由に話せたらと思う。
聴き取りが難しい。机上の勉強では身に付きにくいからね。
窓からの景色。ドイツ瓦の屋根が素敵だ。さすが職人がいる国である。
その後、おちあって、トリエルの街を散策する。
その時には不安な気持ちはどこかに行ってしまっている。
運転手のN氏もいるので怖いことはない。
これって一人じゃ何もできないてことか・・・
散策は楽しかった。
食べ物は美味しかった。
ことはおいて、宿に戻った時懐かしい気分に戻ってしまった。
一人では話すこともできないので、テレビをつけた。
流れてくる音声はドイツ語であった。
何か一層、寂しくなってしまった。
やはり言葉は大切である。
この部分は大部分の日本人の弱点だろうか。