伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

青春。

2015-12-07 23:35:46 | 家族

ゆきたんくと長男のおーちゃんは陸上競技のハンマー投げに。

奥方ののりたんと次男のつっくんは演劇に青春を燃やした。

「実は…」でつっくんをこき下ろし過ぎたので、少しフォローしようと思う。

次男のつっくんは演劇に情熱を燃やした。

鳥取の「水木しげるロード」で怖くなり、「海と暮しの資料館」のカツオに癒されているつっくんの4年後の写真である。



「1、2、一杯。」と3以上の数を数えられない男の役。


 1996年に発表された野田秀樹氏の「赤鬼」を演劇部顧問の演出で取り組んだのだ。

野田秀樹氏の舞台は4人のみの登場だ。

高校演劇部なので、4人が主役で残りの人員が村人を演ずる。

「差別」をテーマにした演目である。

つっくんは、4人の中の一人で、「とんび」という頭の足りない男の役だ。

それがはまってしまうのである。



同級生の演じるミズカネとのやりとりのシーン。


 台詞が多い。

 頭の足りない男の役を、キラートークでこなしていく。



赤鬼、ミズカネ、妹と船で流されていくシーン。「腹ぁ、減ったぁ・・・」 


 普段あまりはっきりとものを言わない奴が、演劇の舞台の上では別人を演じている。

これには親としてびっくりしたが、顧問の先生に鍛えていただいた賜物だと感謝している。

この「赤鬼」は、つっくんが最初に登場し、最後もつっくんの台詞で終わる台本である。

もっとも、野田秀樹氏の構成では、「とんび」役を野田氏が演じていたので、コントロールタワー的な意味もあったのだろう。

演劇部のコントロールタワーは顧問である。

つっくんは一生懸命演じるだけ。



分かりかけてきた「絶望」の意味を語る、とんび。


最後の台詞と舞台がレイヤーで重なる映像。 


 この時、つっくんはやり切ったのだろう。

この後の人生の糧にして頑張っている。

と思う。

コメント
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