伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

思い出になった味

2008-10-13 22:48:00 | マイグルメ

 東京都の水元公園近くにゆきたんくの好きなラーメン屋さんがあった。 
残念ながら、閉店してしまったが研究熱心なご主人の姿は目に焼きついている。

和食を追求したしょうゆらーめん。
 かつおのきいたスープに細い麺が美味しかった。


洋食の技法がスープに生きているみそらーめん。
 ついに正体が分らなかったスープの秘密。友達と行くと、その友達はみそしかたべなかった。


油そばに似ているまるきゅうそば(写真)。
 葱油(つぉんゆ)の香りとラー醤の香りがたまらなかった。
 ちなみにゆきたんくは、いつもこれを食べていた。


まるきゅうそば大盛り
これにチャーシューとバターのトッピングが好きだった。

 行き始めのころは、おにぎりもおいてあった。
ボールにすだれを敷き、その上にラップに包んだおにぎりと味付け卵が置いてあるのだ。おにぎりは三種類あって、塩結びに海苔、ふりかけまぶし、味噌にぎりだ。
 この味噌にぎりの味が秀逸で、味付け卵と一緒にいつも食べていた。


味付け卵
丁寧にラップでくるんである。

 ある土曜日、いつものように友達と連れ立って「丸久」に出かけた。
その日は定休日ではなかった。シャッターに何か貼ってある。車を停め、見に行った。そして目に飛び込んできた字は・・・

「テナント募集」

 目を疑った。つい先日まで元気な姿を見せていたご主人がいた。
客もそんなに多いわけではないが、途切れることはなかった。
なぜ閉店されたのだろう。
 丸久の近所に知り合いがいる訳でもなく、インターネットを見た。

 ネットからは体調を崩して閉店されたということが分った。
50代半ばにしては、歳よりも若く元気に見えたご主人。
いったいどうしたのだろう。
今となっては知る由もない。

 自分の舌に刻まれた「まるきゅうそば」の味を、ゆきたんくの脳みそは欲しがっている。今一度丸久らーめんを味わいたいのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ村Ping

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/okr7t7fen957