熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
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ツゲ木地へのリスペクト

2021-03-08 12:24:10 | 文章

3月8日(月)、曇り。

昨日は、磨きの話を書きました。少し追加しておきます。

なぜ、磨きをするかです。
磨けば木地の表面が、より平滑になり美しくなるのは当然で、
できるだけ美しく作りたいからでもあります。
では、なぜ美しくしたいかです。
それは、ツゲ木地に対する敬意、リスペクトです。
ツゲの木は何十年、モノによっては百年以上かけて大きく育ったもの。
手にするのは、おそらく私より長い年月をかけて育ったツゲですので、
小さな木っ端でも大切に、内面の美しさを引き出して無駄にしない気持ちです。

とにかく、駒型の木地は、磨いて磨いて磨くことで、内面の美しさを引き出せる。
それが、ツゲへの敬意であり、リスペクト。磨きなのです。

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