熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

白漆

2011-07-14 19:06:04 | 文章
7月14日(木)、曇り。

魁皇が勝ち、千代の富士の記録に並びました。
あと1勝。それで新記録。

なでしこジャパン。
素晴らしい。
只今、雲の間から太陽が昇りました。
決勝は17日ですね。

ソレニシテモ、昨夜は大変暑かった。
夜中に眼を覚ますと、ことのほかの蒸し暑さ。
室温設定を1度下げました。
チョッと寝不足かもしれません。

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昨日は、「赤根付け」200個ほどを、小さい文字で銘入れをしました。
「白漆」です。赤には、白が一番映えるからです。

ところで前にも書いたことがあると思いますが、「白漆」は、実際は少し濁って鼠色というか、全くの白ではありません。
陶器などの家庭用品に「オフホワイト」という純白でない白もあります。
だが、オフホワイトはやっぱり白なんですね。
それに比べて白漆の白は、誰が見ても白でないと言うでしょう。

加えて、白漆は特に厄介で、使う度に発色が変わるのですね。
時間が経過するに従って白が、だんだん白で無くなるように、時々刻々変化してゆきます。
結果の良い時は「白だ」と言えるくらいになりますが、翌日、同じ白漆を同じように使っても黄色っぽい灰色になったリで、困ることが多い。

「白漆」は透き漆に、二酸化チタンなどの白い粉を混ぜたものを売っているので、普通はそれを使います。
使うのに簡単だからです。
漆と粉の割合は、1:1ぐらいだと思うのですが、混ぜてある漆もその時々で違うだろうし、メーカーによっても発色に微妙な差があると思うので、今回は、ちょっと試してみようと、自分で粉の割合をいろいろ変化させて、どうなるかを試してみました。

結果は、もうすぐ分かります。
しかし、あまり良い結果が出るとは思えないのです。
何人も先人が、幾度となく、種々試行錯誤をしてきているのでしょうから。
それでも、一応、自分で確かめておきたいという訳です。

白い白漆が旨く出来る方法を見つければ、漆の世界の革命ですが、ほぼ結果の分かっていることを、試しておくのは意味があると思うのです。

ーーーー

結果が出ました。
思っていたように、期待どおりではありませんでした。


写真、右2つが以前の白。
その他が、今回の白。白と言うよりネズミ色ですね。
もう少しトライしてみます。

魁皇は連勝。新記録更新です。

午後からは快晴、
暑い一日でした。
今夜あたりは、満月のはず。
まあるい盆のような月が見られることでしょう。

これを書き終わって、窓越しに夕方の空を見上げると、東の山の端に肌色の月が浮かんでいました。
では、また。
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