12月12日(月)、晴れ。
寒い一日でした。
今日の映像は、「水無瀬兼成卿写」の駒。
分厚い駒形も漆の文字も、400年前の兼成卿の水無瀬駒に倣って作った、現代風の感覚で拵えた盛り上げ駒です。
木地は御蔵島ツゲの柾目。模様はありません。
以前にもここで取り上げたことがある駒で、王将駒はなく、文字通りの3玉。
その一つに「良尊70才」とありますので、今からおよそ10年前の作で、「水無瀬中納言兼成卿筆跡写」、「平成23年良尊模刻」とあります。
某所より、問い合わせをいただきましたので、改めてアップいたします。
肉筆扇の続き。
稲葉八段と兄・聡さん連名の扇子。
続いては、元気あふれる戸辺七段の若き頃の扇子。
続いては、女流棋士二人の扇子。
これも、肉筆なんですが、どの折りに貰ったのかです。。
前にもアップしたと思いますが、もう一つの「宗歩好」。
私の愛用駒です。
自分用の駒ですから、日ごろは西陣織の駒袋と桐製の駒入れに入れて保管し、時には盤に並べたり、写真を撮ったりする程度で、仕事場ではあまり使うことはないのですが、以前は「棋聖戦」などタイトル戦に持ち込んで、何回も、楽屋裏の継盤用の駒として使ってもらったりしておりました。
従ってこの駒は、関西中心の20人から30人ほどの、立会人先生や、解説担当の先生の指で使っていただいた歴史もあり、制作したのは正確には覚えていませんが、25年くらい前だったと思います。
或る時、局後まもない時期に、立ち合いを務められた先生が訪ねてこられて、「あの駒を譲ってくれないか」との話を頂戴しました。
「それは大変うれしいお申し出ですが、あれは、日頃、私が使っているモノですから・・」と、別の駒を制作することで、納得していただきました。
来月、関東から工房に来られる方が「愛用の駒を、見せてほしい」とのことで、是非、ご覧いただけるようにしておきたいと思っているところです。
「将棋盤覆い蓋」に対して、制作希望や、寸法などの問い合わせをいただいていますので、追加情報をお伝えします。
先ず、寸法ですが、「将棋チェストの蓋」と揃えたいと思います。
タテヨコ内法サイズは、(1尺2寸X3.03ミリ=364ミリ 1尺1寸x3.03=333ミリの標準的な将棋盤が、タテヨコとも5ミリ程度の余裕の)369✕339ミリとし、深さ30ミリ(外寸は45ミリ程度)といたします。
この場合、収納できる盤の厚みは、「大は小を兼ねる」ということで、1寸でも、2寸でも、あるいは3寸でも共用可能で、蓋を被せたとき、盤面と蓋との間隙は、駒厚を10ミリとして、これを保つ構造とします。
盤覆いの表面は、平箱と同じく、小生の手で漆塗り仕上げにします。
価格は、7000円。別途、送料が1500円とします。
現在、8面程度リクエストをいただいており、あと10日、11月20日まで受け付けたあと、製造に取り掛かる予定です。
宜しければ、この機会にお申し込み願います。
11月3日(木)、曇り。
今日は「文化の日」だったのですね。先ほど、夕刊が無いことで気付きました。
ところで、「文化」とは何か。
人それぞれに、いろいろな見方が有ると思いますが、少し考えようと思います。
出来上がった「古水無瀬」。
10月18日(火)、雨。
一日中、シトシト雨。
明日も同じのような天気なのでしょうか。
2組の駒が出来上がりました。
木地はいずれも、薩摩ツゲの孔雀杢。「古水無瀬」と「錦旗」。
先ずは「古水無瀬」。
次は「錦旗」。
裏を見れば、つぎのとおりです。
9月16日(金)、曇り。
毎日が同じようなことで、曜日も日にちも覚えきれず、スカタンを書くときもありますね。
本日の映像は、「木村一基書の盛り上げ駒」。