万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3900 織女し3625

2021年03月15日 | 万葉短歌

2021-0315-man3900
万葉短歌3900 織女し3625

織女し 舟乗りすらし まそ鏡
清き月夜に 雲立ちわたる  大伴家持

3625     万葉短歌3900 ShuI042 2021-0315-man3900

□たなばたし ふなのりすらし まそかがみ
  きよきつくよに くもたちわたる
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文は「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第11首。題詞に、「〔天平〕十年〔(738)〕七月七日之夜独仰天漢(あまのがはを)聊(いささかに)述懐(おもひを)一首」。左注に、「右一首大伴宿祢家持作」。
【訓注】織女(たなばた=多奈波多)[<たなばた>訓は、08-1520織女、以下集中に11か所]。まそ鏡(まそかがみ=麻蘇鏡)。清き月夜(きよきつくよ=吉欲伎月夜)。雲立ちわたる(くもたちわたる=雲起和多流)[「<雲>は、妻迎え舟が乗り出す動きによって立つ水しぶきが霧となると見たもの」]。



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