2019-0617-man3205
万葉短歌3205 後れ居て3017
後れ居て 恋ひつつあらずは 田子の浦の
海人ならましを 玉藻刈る刈る ○
3017 万葉短歌3205 ShuF786 2019-0617-man3205
□おくれゐて こひつつあらずは たごのうらの
あまならましを たまもかるかる
○=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第26首。女。
【訓注】田子の浦(たごのうら=田篭之浦)[駿河湾西沿岸、静岡県静岡市清水区辺の海岸。ほかに次の2か所、03-0297昼見騰 不飽田児浦(ひるみれど あかぬたごのうら)、-0318田児之浦従 打出而見者(たごのうらゆ うちいでてみれば)]。海人(あま=海部)。刈る刈る(かるかる=刈々)[「動詞の終止形を重ねると継続反復を示しつつ、副詞的用法となる。」 11-2743珠藻刈々(たまもかるかる)]。
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