万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1611 あしひきの1471

2015年01月11日 | 万葉短歌

2015-0111-man1611
万葉短歌1611 あしひきの1471

あしひきの 山下響め 鳴く鹿の
言ともしかも 我が心夫  笠縫女王

1471     万葉短歌1611 ShuD696 2015-0111-man1611

あしひきの やましたとよめ なくしかの
  ことともしかも わがこころづま

笠縫女王(かさぬひの おほきみ)=題詞脚注以外は未詳。
【編者注】題詞は「笠縫女王歌一首」。「秋相聞」三十首(08-1606~1635)の第6首。題詞脚注読下しに、「六人部王(むとべの おほきみ)が女(むすめ)。母を田形皇女(たがたの ひめみこ)といふ」。前歌(08-1610)は旋頭歌。
【訓注】あしひきの(足日木乃)。響め(とよめ=響)。言ともし(ことともし=事乏)。我が心夫(わがこころづま=吾情都末)[心夫表記はこの1か所。「ツマは男女にかかわらず用いる。」]。



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