万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌3180 うらもなく2992

2019年05月22日 | 万葉短歌

*** 万葉集 巻12 悲別歌の部(3180-3210、31首) 始 ***

2019-0522-man3180
万葉短歌3180 うらもなく2992

うらもなく 去にし君ゆゑ 朝な朝な
もとなぞ恋ふる 逢ふとはなけど  

2992     万葉短歌3180 ShuF763 2019-0522-man3180

うらもなく いにしきみゆゑ あさなさな
  もとなぞこふる あふとはなけど
=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第1首。女。
【訓注】うらもなく(浦毛無)[「ここは、あとに残る自分を思うそぶりを見せなかったこと・・・」。下記注]。朝な朝な(あさなさな=朝旦)。もとなぞ恋ふる(もとなぞこふる=本名焉恋)。
【編者注-うらなし】うら無し。「うら」は心の意。(2)(自分について)思うこともない。無心である。(以上は『詳説古語辞典』抜粋) 12-2968裏毛無(うらもなく)、13-3336(長歌)浦裳無(うらもなく)、14-3443宇良毛奈久(うらもなく)。