万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3169 能登の海に2981

2019年05月11日 | 万葉短歌

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万葉短歌3169 能登の海に2981

能登の海に 釣りする海人の 漁り火の
光にい行く 月待ちがてり  

2981     万葉短歌3169 ShuF752 2019-0511-man3169

のとのうみに つりするあまの いさりびの
  ひかりにいゆく つきまちがてり
=出典未詳。
【編者注】羈旅発思(3127-3179、53首)の第43首。男。
【訓注】能登(のと)[石川県能登半島]。海人(あま=海部)。漁り火(いさりび=射去火)。い行く(いゆく=伊徃)。月待ちがてり(つきまちがてり=月待香光)[下記注。03-0370君待香光(きみまちがてり)、07-1200片待香光(かたまちがてり)、など]。
【依拠本注-がてり】あれもするついでにこれもする、が原義。~しながら、~のついでに。