2016-0214-man2021
万葉短歌2021 遠妻と1854
遠妻と 手枕交へて 寝たる夜は
鶏がねな鳴き 明けば明けぬとも ○
1854 万葉短歌2021 ShuE438 2016-0214-man2021
□とほづまと たまくらかへて ねたるよは
とりがねななき あけばあけぬとも
○=柿本人麻呂歌之集出(1996~2033、38首の第26首)。
【編者注】「七夕」(しちせき、1996~2093、98首)の第26首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第26首。
【訓注】遠妻(とほづま=遥■[(偏)女(旁)<漢>の旁、以下同][依拠本注][08-1521遠嬬]。
【原文】10-2021 遥■等 手枕易 寐夜 鶏音莫動 明者雖明
【依拠本注-■】「妻」の原文「■」は老嫗の貌を表わす字。女の美しさをいう。