万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2011 天の川1844

2016年02月04日 | 万葉短歌

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万葉短歌2011 天の川1844

天の川 い向ひ立ちて 恋しらに
言だに告げむ 妻どふまでは  

1844     万葉短歌2011 ShuE431 2016-0204-man2011

あまのがは いむかひたちて こひしらに
 ことだにつげむ つまどふまでは
=柿本人麻呂歌之集出(1996~2033、38首の第16首)。
【編者注】「七夕」(しちせき、1996~2093、98首)の第16首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第16首。
【訓注】天の川(あまのがは=天漢)。い向ひ立ちて(いむかひたちて=已向立而)[10-2089(長歌)射向居而]。恋しらに(こひしらに=恋等尓)[下記注]。言(こと=事)。
【依拠本注-恋等尓】恋しさのあまりに、の意。「ら」は接尾語。状態を表わす体言を作る。03-0334「賢しら」、07-0723「もの悲しら」など。妻どふ(つまどふ=孋言)。