万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1777 君なくは1623

2015年06月23日 | 万葉短歌

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万葉短歌1777 君なくは1623

君なくは なぞ身装はむ 櫛笥なる
黄楊の小櫛も 取らむとも思はず  播磨娘子

1623     万葉短歌1777 ShuE190 2015-0623-man1777

きみなくは なぞみよそはむ くしげなる
 つげのをぐしも とらむともおもはず

播磨娘子(はりまの をとめ)=未詳。
【編者注】「石川大夫、遷任して京に上る時に、播磨娘子が贈る歌二首」の第2首。「相聞(09-1766~1794 二十九首)」の第12首。
【訓注】君なくは(きみなくは=君無者)。なぞ(奈何)。櫛笥(くしげ=匣)。黄楊(つげ)。小櫛(をぐし=小梳)。