さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

道を隔てて

2009-03-25 10:10:29 | ひとこと
 昨日は病院の診察日。私はいつもの癖で予約の時間よりかなり余裕をもってでかけている。
そのようなわけで待ち時間が結構あるので、読みかけの本を持って行ったり人間観察をしている。

昨日、読みかけの本が読み終わったので、見るとはなしにそれぞれの科の前の椅子に腰かけている方たちを見ていた。

そこで見た光景は、どの科も中高年の患者さんで溢れており、なかでも高年齢の方がじつに多い。

ヘルパーさんに付き添われて来た方、配偶者やお子さんが付き添っている方、車イスの方、一人で来られた方も杖をついてやっと歩いている方・・・


最近の私は様々な病気を患い、正に健康保険証をフルに活用している一人なので、こんな私を他人様から見たらどのように映っているのだろうか?

私は診察が終わり、会計を済ませて病院から外に出た。駐車場まで行く際ふと隣接する公園に目を向けると、そこには超元気なお年寄りのグループが各自の自転車で乗りつけ、おおきな声で楽しそうにゲートボールを楽しんでおられた。

一本の小さな道を隔てて、こんなに元気なお年寄りたちが生活を楽しまれている一方、かたや病気と闘っているお年寄りが大勢おられるギャップに考えさせられた通院日だった。


お彼岸

2009-03-22 10:28:27 | ひとこと
 お彼岸の中日、姉と弟夫婦に義母と実家の墓参に出かけた。

私の実家の墓は、祖父が生前に石屋さんに出向き、気にいった自然石を選んで注文し墓碑は祖父自ら字を認めて石屋さんに彫ってもらったこだわりのある墓地。

しかし昨年秋の彼岸にこの墓地にも転機が訪れた。それは、墓地のあるお寺の住職さんからの信じられない要求だった。

なんでも実家の墓地は賃貸なので、墓地の四分の三を早急に返却してほしいとのこと。

え!!返してくれってどういうこと。私たちは今まで実家の墓地がお寺さんから借りていたなんて一度も聞いたことなんかない。

私たち家族は疑いもなく実家のものとばかり思い込んでいたが、真相を確かめるべく祖父母も両親も既にこの墓の中で眠っている。

記録でもあるかと探したが、そんな書類一切はなく、お寺さんも書類で示してこない。そんな馬鹿な話ってある?

しかしあまりにも強引に明け渡しを要求するので、改装工事はお寺さんで持つことを条件に義母もしぶしぶ応じたものの私たちは今も納得がいかない。

しかし工事は着々と進行し、先日墓参に訪れたところ墓石や墓碑はそのまま残されていたが、小さくなった実家の墓地の横に背中合わせに10基のコンパクトなお墓が並んでいた。

この10基のお墓をお寺さんは寺墓地として売却する・・つまりお寺も抜け目なく商売?しているわけなのだ。

変に納得した彼岸の中日だった。



「花ダイコン」の花

2009-03-12 15:53:21 | 花&植物
 春は三寒四温のくり返しで訪れるというが、今日はまた肌寒いがこの冬が暖冬だったせいか例年より春の訪れが早いようにおもう。

我が家のまわりでは、梅や椿の花はもう盛りを過ぎた。そして我が家の畑には花ダイコンの花や菜の花がちらほら咲き始めた。

浅川の土手には「つくし」も顔を出した。

昨日のテレビでは、群馬県の榛名湖では氷の状態が悪く氷上のワカサギ釣りは中止となり釣り目当ての観光客が来ないので、関係者は死活問題に陥っているというニュースを報じていた。

またこの時期、伊豆大島では例年「椿まつり」が毎年開催されているが、やはり目玉の椿の花が既に散ってしまっているとのこと。

地球の温暖化はこんな形で少しづつ、しかも確実に進んでいるようだ。近い将来一体地球はどうなってしまうのだろうか?


新刊紹介『ビーバー族のしるし』

2009-03-09 14:11:00 | 児童書
 1768年の春、13歳の少年マットはメイン州の奥深い森に住む最初の白人として
マサチューセッツ州から越してきた。
少年は父と二人で丸太小屋を完成させたが、父はマット一人をこの森の小屋に残して家族を迎えにマサチューセッツに戻って行った。

約束の七週間が経っても父と家族は戻ってこない。さまざまな困難や試練を乗り越えマットが森で学んだ生きるための知恵とは・・・

・書名  『ビーバー族のしるし』

・エリザベス・ジョージ・スピア作

・こだまともこ訳

・出版社 あすなろ書房  2009年2月25日初版

・定価  \1500+税

・グレード 小学高学年~

 本書は、主人公マットと北米先住民インディアンの少年との深い絆とかけがえのない友情を見事に描き、読者を惹きつける一冊です。

鶯の初音

2009-03-05 20:04:39 | ひとこと
 暦を繰って三月になってからの降雪、私の住む地域は八王子に近いので、もしかしたら翌日には2~3センチ位の積雪かと心配したが、さすがに春の雪。翌日には日陰の雪も凍結することなく溶けてくれひと安心。

そして、お天気に恵まれた一日と今日 朝からホーホケキョと鶯の初音が聞こえてきた。

所用で出かけた知人の家の庭には、沈丁花の花もほころび始めていた。

間もなく沈丁花の甘い香りが漂ってくるだろう。この花の香りは卒業式のシーズンが間近いことを知らせてくれる。

不思議なことに私は花と様々な行事がリンクしていて、季節の花やその香りを嗅ぐことで様々な記憶が蘇ってくる。

今日は暦の上では「啓蟄」。鶯の初音とともに、いよいよ本格的に春になったことを実感した一日だった。