さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

映画「狩人と犬 最後の旅」をみて

2006-08-30 11:45:56 | ひとこと
 絵本「最後の狩人」ニコラ・ヴァニエ著(小峰書店)が
映画化されているので、観に行ってきました。
 カナディアンローキーの奥深く、極北の大自然のなかで
「最後の狩人」と言われる白人の男ノーマンと原住民族の
妻は、仕掛け罠の狩りを生業とする狩人。しかし、彼の狩場は
人の手による森林伐採等により、生き物の数は年々減少する
ばかり。そこで、彼はまた奥地に小屋を建て移動することを
決意し、犬そりで町まで道具を調達するために過酷な旅に出る。
 彼と深い絆で結ばれた信頼する犬たち、それに健気に答える
犬たちに思わず涙しました。

 生態系を乱すことなく、自然を守っていくために、今、私たち
が果たさなければならない事とは何なのか?改めて考えました。
 また、自然界の圧倒的な厳しさ、荒々しさ、美しさを狩人の
生活を通して余すことなく描いていて、本当に素晴らしい映画に
仕上がっています。尚、この作品は、実話をもとに製作されていて
監督は、絵本の著者であるニコラ・ヴァニエが自ら手がけた初めて
の作品です。

がばいばあちゃん

2006-08-22 08:10:50 | 趣味
 子どもを本の世界にいざなうための一つの方法として
「アニマシオン」がある。あまり馴染みのない言葉だが
今、この方法を授業に取り入れてる学校が、増えている。
 
 今年の夏、子どもの本全国研究集会に参加した際、この
「アニマシオン」の実践報告を聞く機会に恵まれた。

 ただ、本を読みなさい、と言ったり、読み方を一方的に
教えるだけでは、子どもたちが本を読もうとする意欲は
育たないのです。また読むための技法も身に付かないので
す。そこで、子どもたちに自然に子どもたち自身が持って
いる力を引き出し、それを無理なく伸ばすことが必要にな
ってきます。その方法が「読書へのアニマシオン」なのです。

 講師のこのような話を聞いて、解ったような解らないような
あまり理解できない部分もかなりあったのですが、一つだけ
大きな収穫がありました。それは、中学生に「アニマシオン」
を実施した際に使用した本です。それが『佐賀のがばいばあちゃん』
です。(元おわらいのB&B 島田洋七著 徳間文庫)
洋七を中学3年まで育てた佐賀に住む洋七の実のばあちゃんは
明治、大正、昭和を、特に厳しい戦後を七人の子どもを抱えて
生き抜いたがばい(すごい)ばあちゃんなのです。

 どうぞ読んでみてください。すごく感動します。尚続編に
「笑顔で生きんしゃい!」「幸せのトランク」もあわせてどうぞ。

可憐ないわたばこの花

2006-08-18 11:18:22 | 花&植物
 今月の初め、奥多摩にハイキングに行った時に
撮影した「いわたばこ」の花です。山中の日陰に
なった岩壁などによくみられる山野草で、葉も花
もタバコに似ているところから、この名がついた
とのこと。私がこの花をみた場所も、少し日陰の
岩壁でした。

この「いわたばこ」の若葉は食用にされ、おひたし
や和え物にして苦味を楽しむようです。驚き!
私も食べてみたいな~

星野道夫展「星のような物語」

2006-08-12 12:06:17 | 趣味
 昨日松屋銀座で開催されている 星野道夫メモリアル特別企画
星野道夫展「星のような物語」を見に行ってきました。平日にも
かかわらずものすごい人で混み合っていました。それだけ星野道夫さん
の作品を愛するフアンが大勢いるということでしょうか。私も10年
前に出版された福音館日曜日文庫「アラスカ光と風」を読んで以来
星野道夫さんの作品に心惹かれるようになった一人です。
 
 アラスカ極北の大自然、動物たちの生命の営み、人々の暮らしなどを
素晴らしい写真と文章で記録された星野さんの作品が、10年経った
今も私たちの心を癒してくれるのでしょうか。それにしてもあまりにも
若い死に本当に残念に思います。会期は8月14日(月)までです。

夏休み親子で読書はいかがパート2

2006-08-07 20:54:04 | 児童書
 パート2では小学生向きの本を紹介したいと思います。

◎「最後の狩人」ニコラ・ヴァニエ文 フィリップ・ミニョン絵
 河野万里子訳 小峰書店
 カナディアンロッキー山脈の奥深く、大自然のもとで暮らす
実在の狩人ノルマンの生活を、作者の大自然を守りたい熱い思い
で克明に描いた絵本。絵本といえども、内容は高学年~
映画化され、今公開中

◎「星になったチロ」犬の天文台長 藤井旭著 ポプラ社
 少年時代から、大の星好きだった著者が那須高原に小さな天文台を
作った。なんと天文台長は、愛犬のチロ。彼の夢を叶えたのは
大勢の星仲間と、心を通い合わせた北海道犬チロとの深い友情が
あったからです。 中学年~

夏休み親子で読書はいかが

2006-08-07 15:18:45 | 児童書
 今から12年前1994年春、子どもたちに心に残る本
心が癒される本、楽しい本、元気や勇気のでる本
勉強に役立つ本などを手渡してあげたい 紹介して
あげたい、私たちも子どもの本を勉強したいなどの
思いから、本好きな仲間とともに立ち上げた会があります。
その名は「日野・こどもと本の出会いの会」です。
主な活動は、月一回の学習会と、春に開催する絵本作家や
児童文学者を招いての講演会、秋に開催する「秋の
子どもの本まつり」などです。本まつりでは、絵本のよみ
きかせ、昔話の語り、紙芝居やパネルシアター、科学
あそび、工作、一日ミニ図書館の開催などを行います。

そこで私の「さわやか通信」のブログで、今この時代に
是非とも読んでほしいと私が思っている本を、独断と
偏見で紹介していきたいと思っています。

◎「赤い月」 上下 なかにし礼著 文春文庫
 著者自らの満州からの苦難の引き揚げ体験を元に、戦争
の悲劇を描く感動の自伝的小説。 高校生~
 間もなく61回目の終戦記念日を迎えます。長崎に原爆が
投下された日もまもなくです。平和を考える今、読んで
みたら如何でしょうか。

◎「ひまわり」 和歌山静子作 福音館書店
 ちいさな たねがとん つちのなかの ちいさなたねが
どんどこどんどこ この心地よいリズムで ついに大きな
ひまわりの花がどんと咲きました。赤ちゃんはこのリズムに
大喜び!ブックスタートにピッタリな一冊です。

40年ぶりの鍾乳洞

2006-08-02 10:09:53 | 旅行
 昨日なんと40数年ぶりに奥多摩の日原鍾乳洞に
行ってきました。心地よい爽やかな天候に恵まれ
ハイキングには最高の天候でした。
 青梅線の終点奥多摩の駅よりバスに揺られること
30分、ようやく到着。(なんとこのバスは一日
たしか4本しか運行していません)私が昔20代のころに
行った時とあまに変わっていなかったのには驚きでした。
 日本各地にある有名な鍾乳洞と比べてみると、本当に
地味?な鍾乳洞という印象です。ただ悠々の時が作り
あげた自然が描きだす神秘と幻想の世界にはまちがい
ありませんが。