さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

もうあと一日

2011-12-30 16:00:09 | 花&植物
 本当に月日が経つのは速いもので明日はもう大晦日。

私は毎年12月の30日にお正月用の花を床の間に生ける。

そこで数日前にこの日のために購入した花を生けていて、庭の南天の実も少し生け込みに使用しようと伐りに行ってびっくり!

南天の実がほとんど野鳥に食べられてしまった。そういえば玄関のポーチに生けてあるウメモドキの実も毎日のように野鳥がついばみにやってくる。

野鳥も数種類来ているようで、玄関前やポストがすぐ鳥の糞で汚されてしまう。でも野鳥もこの時期、餌となる実が少なくなると最期に食べるのが南天の実だそうだから、許してあげるとしよう。

カラスウり

2011-12-22 17:16:01 | 花&植物
 先日近くの公園の奥まったフェンスに絡まっていたカラスウリの赤い実をみつけた。

赤いたまご形をしたカラスウリ、最近ではあまり見かけなくなったような気がするが、一昔前には木の葉が落ちた晩秋から冬にかけてよく見かけていた。

このカラスウリ赤い実も美しいが、なんといっても夕方から咲くまっ白いレースのような花が神秘的で美しい。

今年はこの花を見る機会を逃してしまい、とても残念だ。

新刊紹介『ボグ・チャイルド』

2011-12-15 11:20:57 | 児童書
 今回紹介する本は1980年代の北アイルランドが舞台。主人公のファーカスは北アイルランドとアイルランドとの国境近くの村で暮らす。

この地はアイルランドの独立をめぐって長く紛争が続いている。ファーガスはこんな紛争地を離れて、イギリスの大学で医者になることをめざしている。ある日ファーガスが
おこづかい稼ぎのために、叔父と二人で泥炭の盗掘にでかけた湿地で、少女の遺体を発見した。その少女とは・・・

・書名  『ボグ・チャイルド』

・著者  シヴォーン・ダウト

・出版社 ゴブリン書房  2011年1月初版

・グレード 中学生~

 北アイルランドとアイルランドとは複雑な社会情勢があり、プロテスタント国であるイギリスが統治する北アイルランドと、カトリック教徒が多いアイルランドは宗教問題等で1980年代には紛争が絶えなかった国。

私は本書を読むことで、今まであまり感心がなかったアイルランドの事について知ることが出来た。ぜひこの本を大人の方にも手にとっていただいたい一冊です。

新刊紹介『鉄のしぶきがはねる』

2011-12-09 15:26:04 | 児童書
 久しぶりの新刊紹介です。今回の本は児童書とはいえ、なかなかユニークは本です。
主人公の三郷心は北九州にある工業高校電子機械科唯一の女子だ。部活はコンピューター研究部に所属している。心はまもなく開催される文化祭に向けて、コンピューター制御のミニ四駆の制作中。その心に「ものづくり研究部」の担当教師があらわれて、「もの研」の助っ人を依頼する。心は・・・

・書名  『鉄のしぶきがはねる』

・著者  まはら三桃 

・出版社  講談社 2011年2月初版 単価 \1400+税

・グレード 中学生~

 いやいや手伝った「もの研」だったが、心は次第に鉄と旋盤の世界にのめり込んでいく。そこにはコンピューターでは出来ない「ものつくり」の魅力があり・・・

日本の素晴らしい物づくりを担う職人たちが働く町工場は、時代の流れで苦境に追い込まれているが、一人でも多くの中学生にこの本を読んでほしい。そして物つくりに興味をもってほしい。