さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

駐車場のおじさん

2009-02-25 13:35:53 | ひとこと
 数日前、私は市の施設で開催される会合に出席するため市が管理している駐車場に車を入れた。
車から降りて出口から道路をしばらく歩いていると、後ろから大きな声が聞こえた。どうも私に向っておじさんがなんか言っているようだ。

鍵?落し物?それともライト?全然思い浮かばないのでそのまま急ぎ足で歩いていると、おじさんはすこし追いかけてきた。

そこではじめておじさんが私を呼びとめた意味がわかった。

おじさんは私に向って「あんたどこに行くの?」という。私は「おじさんにいちいち行先を言わなければならない義務はないわよ!」と心の中で思いながら「○○会館です」
というと、疑わしそうに首を傾けた。

つまり駐車場を管理しているこのおじさんは、きっとこの駐車場に車を違法に止める人が最近多くなってきたので、いちいち呼び止めて目的地を確認しているらしい。

しかしいかに仕事熱心とはいえ、追いかけて来てまで確認するなんて呼び止められた私としてはいささか不愉快な気分だ。いままでもよくこの駐車場は利用していたがこんなことは初めて。

このおじさんはきっと私のことを疑っているんだ。どうぞ会館まできて確認して!と言いたくなった。

ちなみに他の人には行き先を確認していなかった。つまり疑っているのは私だけっていうことなのだ。どうしてだか解らない。

甲斐禅光寺

2009-02-22 10:30:54 | 旅行
 先日友人と山梨をのんびりと旅してきた。

目的地は石和の一つ先の駅、酒折で下車し徒歩10分で到着する山梨では有名な梅園「不老園」。

さすが「甲斐路の春は梅の名所不老園から」というだけあり、小高い地形を生かした園内に20種類約3,000本の梅が香りほのかに咲き誇っていた。

この日は快晴だったので、梅園の展望台からは富士山や真白な雪で輝く南アルプスの山々が一望できた。感動!

梅園を後に次に向かったのは甲斐禅光寺。この寺も酒折駅から徒歩15分ほどで到着。

長野にある善光寺はだれもが知っている寺だが、私はこの甲斐禅光寺の存在はこの旅で初めて知った。

この寺の歴史は、武田信玄公が川中島の合戦の折り、信濃の善光寺の焼失を恐れ、永禄元年にご本尊の如来像や宝物を奉還したことに始まるそうだ。

この寺では友人の勧めで500円の参拝料を納めて、「戒だん巡り」を体験した。

この善光寺の地下室にある「戒だん」は、この世からの脱出が体験できる場所。

不気味なムードが漂う入り口。死の世界に見立てた漆黒の闇を一回りして地上に戻ることは、生まれ変わりを意味する。

ここ暗闇の地下室は、心の字をかたどっていて、本堂の善光寺如来の真下に当たる場所には「極楽の入り口の鍵」があり、この鍵に触れることで極楽行きが約束されるそうだ。
私は鍵にしっかりと触れたので、500円で極楽行きは確定したが嬉しいのかどうか?

またこの鍵に触れると75日長生きできるとのこと。なぜ75日なの?

各駅停車でのんびり行くこの旅。日帰りでも十分時間にゆとりがあり、結構楽しめるこのコースは花や歴史に興味のある方には是非お勧めです。


狂言鑑賞

2009-02-15 21:40:28 | 趣味
 昨日同様に2月とは信じられないほどポカポカ陽気の今日、調布駅前にあるグリーンホールで催された「狂言会」を鑑賞してきた。

狂言は能と同様に桃山時代から続く伝統芸能で、特に狂言は庶民の笑いを意識して能舞台の上で演じられている。

今日鑑賞した狂言は、京都を拠点に活躍する大蔵流・茂山千五郎家の狂言会で、演目は「二人袴」「千鳥」「梟(フクロウ)」の三つ。

狂言は日頃馴染みのある映画とことなり、今までなんとなくとっつきにくい感じがしていた。

しかし最近は狂言の絵本が出版されたり、子ども向けに「狂言こども体験や観賞会」等が開かれたり、小学校の教科書にもとりあげられるようになってきた。

つまり、室町時代から脈々と受け継がれてきた伝統芸能の能や狂言を、今の時代に生きる庶民に理解して愛してもらう、いわば裾野を広げるための活動をされておられるのだと思うが・・・

今日の演目は、多少言葉が聞き取りにくい点はあったが、思っていた以上に楽しめた。
なにより演者の声の張りとボリュームに圧倒された二時間だった。

新刊紹介『この子を救えるのは、わたしかもしれない』

2009-02-12 15:48:46 | 児童書
 わたしがジムでダイエットにはげんでいるとき、食べ物をもとめてゴミ箱をあさっている子どもがいる。わたしが水を出しっぱなしで歯をみがいているとき、山道を二時間歩いて今日使う水を汲みに行く子どもがいる。

 この本はこんな書き出しからはじまり、今世界の各地で起きている紛争や内戦により、貧困にあえいでいる国々で劣悪な状況に置かれている六カ国の子どもの様子を紹介している。

・書名  『この子を救えるのは、わたしかもしれない』

・出版社  小学館 

・初版  2008年3月  1100+税

・ワールド・ビジョン・ジャパン編

・絵   荒井良二 立本倫子 木内達朗 相野谷由紀 長崎訓子 酒井駒子

・グレード 小学校中学年~

 
 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、キリスト教の精神に基づき、開発援助、緊急援助や市民社会や政府への働きかけを行う国際NGOです。
又、この本の売り上げの100円がWVJの児童保護基金として子どもたちのために
役立てられています。

この本に取り上げられている国々

・カンボジア(東南アジア)・ウガンダ(アフリカ)・ザンビア(アフリカ)
・アンゴラ(アフリカ)・ヨルダン(中東) ・パキスタン(南アジア)

尚、この中に収められている六つの国の一カ国毎に、100円がその国では何がどのくらい買えるのかなどが具体的に描かれていて、読者の子どもとって理解しやすい。大人の方にも読んでほしい一冊。

 

クレイクラフト最近の作品

2009-02-10 11:31:06 | 趣味
 最近は大きな作品を制作するのにはあまり時間がとれず、なんかチマチマとした小物ばかり制作していたが、昨日やっと手がけていたものが完成した。

この作品は、キッチンペーパーをこの中央の棒に刺してキッチンや食卓の上に置いて使用するもの。

出来上がってはみたものの、中央に刺してある棒を固定している台が、粘土が乾燥するにつれだんだん歪んできて多少ガタガタしてしまう失敗作。

やはりこの部分は粘土ではなく、木を丸く切って作るべきだった。次回また挑戦しよう。


春の訪れ

2009-02-07 10:01:01 | ひとこと
 冷たい北風が吹いていた昨日とはうって変わって、今日は風もおさまり気持のいい穏やかな日。

もうそろそろ蕗が顔を覗かせる季節がやってきた。

そこで、我が家の前にある蕗が生えている秘密の場所に行ってみた。

あるある!沢山の蕗が藪の茂みの下に若草色の姿をみせていた。まだ摘んでしまうには少し早いようだが、それでも10個くらい摘んできた。

今夜は早速天ぷらにしてほろ苦い春の味を楽しもう。

節分

2009-02-04 19:54:32 | ひとこと
 昨日は暦の上では立春。節分の豆まきはというと、我が家では毎年夫が各部屋の窓という窓をすべて開け放して、「福は~内、鬼は~外」と大声を張り上げて豆を撒く。

この声の大きさに私はいささか恥ずかしい。しかし、近頃ではあまり豆まきをする家庭も少なくなっていると聞くので、我が家は少数派でも伝統を守っていきたいと
おもう。

でも、昨日何気なく聞いていたラジオで、都会で住宅の密集している場所では節分の豆まきを巡ってトラブルが起きているという話を聞いた。

つまり、「鬼は外」と投げた豆がお隣の敷地に入ってしまうのが原因とのこと。

近頃はこのようなことでもギスギスした世の中になってしまうのか?と思うと悲しいですね。

アップの花は、百草園で昨日写した蝋梅の花。

春の香り

2009-02-03 13:43:04 | 花&植物
 春の香りを愛でる百草園の梅まつりが今月の7日から開催されるが、今日一足お先に百草園に行ってきた。

四季折々の花が楽しめる百草園には、散歩がてら我が家から徒歩10分程度で行くことができるのでありがたい。

園内には既に紅白の梅が満開に近く、初春の香りを放っていた。薄黄色の蝋梅の花も多少花の盛りは過ぎてはいたが、まだ十分に楽しめる。

園内中央にそびえる古木の白梅の回りには黄色い福寿草がちらほら咲き始めていた。あと一週間もすると見ごろを迎えるだろう。また百草園にはこの季節、梅の他に春の香りを楽しめる水仙の花が見事に咲いてた。

梅まつりの期間中はかなりの人が訪れるので、ゆっくりと花を楽しむのにはこの時期がお勧めです。