さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『空へ』

2014-11-16 11:07:11 | 児童書
 オレ陽介は今6年生。半年前に父さんが仕事帰りに倒れ、くも膜下出血に脳梗塞を併発してあっけなく死んで、今は母さんと幼稚園に通う
妹の陽菜との三人暮らし。社宅をでてぼろアパートに越してきた。母さんはパートの仕事を二つかけもちして頑張っている。オレは決めた。
母さんを妹の陽菜を父さんのように守ろうと・・・でも

・書名  『空へ』

・著者  いとうみく

・出版社 小峰書店  2014年9月初版  \1500+税

・グレード 小学校高学年~中学生

 健気に幼い妹の世話をする陽介。中学に進学してもさまざまな問題を抱えた級友に悩む陽介。でも以前父さんが、陽介が中学生になったら
秋祭りで一緒に神輿を担ごう!と言っていた約束を果たしたいと考えている。その想いは実現するのか?「投げ出さないことだよ 苦しいときほどさ」の声が耳元で聞こえる。    

イチイの実

2014-11-14 16:21:23 | 旅行
 今週またまた八ヶ岳山麓を旅してきた。晩秋の山麓は、もう紅葉の見ごろは過ぎていたが、
中一日は終日快晴に恵まれ、富士山や甲斐駒、八ヶ岳の山々が本当に美しい姿を見せてくれた。

三日目の朝、八ヶ岳高原大橋まで散歩した時、真っ赤な実をつけた大きなイチイの木が目に入った。
実はもうすっかり熟し、間もなく小鳥が啄ばみに来るだろう。

それにしてもナナカマド、ガマズミ、サンゴジュ、南天、ピラカンサ、センリョウ、マンリョウなど
日本の木々には、赤い実を付ける木々がなんと多いのか。

なぜ赤い実を付けるのかその理由を知りたいと考えていたら、いつかテレビで見た番組を思い出した。
それは種を保存するために鳥に実を食べてもらう。そのためには目につきやすい色の実を付けるのだとか。
なるほどそうだったのか。

新刊紹介『あれあれ?そっくり!』

2014-11-06 09:15:32 | 児童書
 自然写真家今森光彦さんの新しい写真絵本が刊行された。

今回の写真絵本は、さまざまな昆虫の擬態やカモフラージュを写真に収め、本の最後に詳しい解説が書かれている。

・ 書名 『あれあれ?そっくり!』

・ 著者 今森光彦

・ 出版社 ブロンズ新社 2014年7月初版  \1300+税

・ グレード 小学生~大人

 まずこの本を手にとり表紙を見てびっくり!表紙には緑色の一枚の葉っぱの写真が印刷されていると
思いきや、よくよく観るとどうも昆虫らしい。うしろの解説を読むと、この昆虫はオオコノハムシといって
世界でもっとも木の葉に似た昆虫のひとつで、形だけでなく、うすさや触れたときの冷たさなども植物の
葉にそっくりなのだとか。

どうして世界中にはこのように擬態やカモフラージュした昆虫がいるのだろうか?それはこの本の写真を
見て、解説を読んでみるとその理由がよく解ります。まずは手にとってみてください。



野アザミと野菊

2014-11-01 13:43:42 | 花&植物
 昨日近くの雑木林の片隅で野アザミと野菊を見つけた。

林の中ではなく、木漏れ日の射す場所にひっそりと咲いていたので少しばかり
もらうことにした。勿論根っこから引き抜くことはしない。

野アザミも野菊も園芸用に品種改良した花ではないので、素朴な美しさが感じられる。

こんな素朴な花が咲く自然をいつまでも大切にしたい。