さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

岩崎京子講演会

2012-05-25 14:54:52 | ひとこと
 五日前の日曜日 私たちが主催する「日野・子どもと本の出会いの会」で児童文学作家の岩崎京子さんをお招きして講演会を開催した。

 今年の講演会は例年になく大勢の方々がお出でくださり大盛会でだった。

講師の岩崎京子さんといえば今まで数々の名作を世にだされたことで大変有名な方。

さすが知名度抜群だが、ここまで人々を惹きつけるのはあながち作品が素晴らしいだけではないようだ。

今年満90歳になられたという岩崎京子さんだが、品がよく謙虚でかつユーモア溢れる話しぶりはとても若々しく まったくお歳を感じさせない。その岩崎京子さんは作品のテーマを決めると そのテーマについてとことん調べあげてから作品を書き始めるという徹底ぶりも若さを保つ秘訣なのかも知れない。

 これからもお元気で素晴らしい作品を執筆していただきたい。

春の花

2012-05-05 13:38:48 | 花&植物
 我が家の畑には少し春めいた頃になるとスイセンが咲きだし、4月になるとチューリップが咲き、ブルーのムスカリやスズランに似た白い可憐な花をつけるスノーフレーク、そして淡い紫色の花ダイコンが咲き乱れる。

 ところが今春はこの畑に異変!なんとものすごい勢いで朱色のナガミヒナゲシがはびこっている。
このナガミヒナゲシは地中海沿岸が原産地の帰化植物で、ここ数年急速に分布が広がってしまった。とても生命力の強い花で、荒地でも生育するので、日本の植物の生態系に
大きな影響を与えてしまう花だとか。

鮮やかな朱色をしたこのヒナゲシも密集して咲くと確かに美しいが、今後除草すべきか残すべきか迷っている。


新刊紹介『そして、ぼくの旅はつづく』

2012-05-03 20:01:27 | 児童書
 ドイツで生まれたアリが3歳のとき、アリの父さんは交通事故で帰らぬ人となった。
アリは母さんとオーパ(ドイツ語でおじいちゃん)のもとに身を寄せ、暮らし始めた。
やがて かつてオーケストラのバイオリン奏者だったオーパは、孫のアリにバイオリンの手ほどきを始めた。
海綿が水を吸うごとくアリのバイオリンの腕はメキメキ上達し、やがてその才能が花ひらく。

しかしアリが9歳になった時、アリと母さんは大好きなオーパと暮らした家を出て、地球の裏側のオーストラリアに移り住むことになった。アリのバイオリンは・・・・

・ 書名『そして、ぼくの旅はつづく』

・ サイモン・フレンチ/作  野の 水生/訳  小林 万希子/画

・ 出版社  福音館書店 2012年1月初版  ¥1500+税

・ グレード 小学生高学年~

 本書は少年アリが語りながらお話しが進行していくが、物語の中にふんだんにドイツ語がでてくる。(ドイツ語の表記はカタカナ)なかなか興味深い書き方である。