さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『シゲコ』

2010-09-28 14:26:15 | 児童書
 間もなく80歳になろうとしている本書の主人公笹森恵子(シゲコ)さんは、現在アメリカのロサンゼルスで暮らしている。

恵子さんは13歳の時に広島で被爆し、下半身を除いて全身に大火傷をおった。

5日間生死の境をさまよったが、奇跡的に家族に発見され生還した。家族の必死な看病を受け、徐々に元気を取り戻した恵子さんが偶然足をはこんだ協会で、谷本牧師と出会う。

この谷本牧師との出会いが、恵子さんの運命を大きく変えるきっかけとなった。

 ・書名  シゲコ! ヒロシマから海をわたって

 ・著者  管 聖子

 ・出版社 偕成社 2010年8月初版  1200¥+税

 ・グレード 小学校高学年~

 本書は、被爆によって大やけどを負った広島の一女性がアメリカに渡り、アメリカと日本のかけ橋として明るく前向きに生きる恵子さんの半生をおいかけたノンフィクションです。

日本中の子どもたちが本書を読むことによって、核について考えるきっかけにしてほしいと思います。

盛会だった秋の子どもの本まつり

2010-09-22 10:08:42 | ひとこと
 一昨日の敬老の日、私たちが主催する「秋の子どもの本まつり」が無事に終了しました。

今年のまつりは、10時の開場と同時に昨年を上回る来場者であふれた。

 小さなお子さん連れの若いご夫婦やお孫さんをお連れになった高齢の方たち、そして
本好きな小中学生や、司書をされている方等のご参加をいただき、まだ暑い秋の一日
を有意義な本まつりとなりました。

来場者は、それぞれおはなし会を楽しんだり、保護者の方たちもお子さんと一緒に科学あそびの手作り工作に夢中になる微笑ましい様子が垣間見られ、スタッフ一同疲れも吹っ飛び
元気をいただきました。本当にありがとうございました。

また来年もみなさまにお会いできればとおもっています。

やっと秋に・・

2010-09-17 13:41:28 | モブログ
 例年にない今年の夏の暑さ!昨日のNHKの番組クローズアップ現代で、「スーパー猛暑の謎」と題して報道していた。

スーパー猛暑とはどなたが命名したのか知らないが、まさしくぴったりなネーミングだと思った。

その猛暑もここ数日はいくらか気温も下がり、空気も秋の空気に入れ替わってきたようだ。

今日は湿度も低く、空もすっきりとしていて気持ちがいい。

今、我が家の花畑には黄花コスモスが満開になり、名もしらぬ牒が盛んに花の蜜を求めて飛び交っていた。

新刊紹介『なきすぎてはいけない』

2010-09-10 10:25:54 | 児童書
 今月20日は敬老の日、そして23日は秋分の日で秋のお彼岸。そこでこの時期にぴったりな
私の好きな絵本を紹介します。

おまえは バス停でわたしのかえりをまっているいつものように。まだわたしの なくなったことをしらないで。しれば おまえはなくだろう。めそめそと・・それはよわむし?
うん よわむしだ。

でもよわむしのおまえがすきだ。よわむしは ひとのかなしみをおもいやれるから・・

亡くなったものは だれもいきているものの 幸せを祈っている。ただそれだけを・・

この一冊には 祖父から愛する孫へ心に残るメッセージがたくさんこめられています。


・書名  『なきすぎてはいけない』

・作者  内田麟太郎

・絵   たかすかずみ

・出版社 岩崎書店  2009年5月初版  ¥1300+税

・グレード 小学校低学年~

 作者の内田さんのやさしさが滲む文と、やはり画家のたかすさんのやさしさにあふれた素晴らしい絵がこの絵本の魅力となっています。
ご家族で手にとって読んでみてはいかがですか?


秋の子どもの本まつり

2010-09-07 09:59:40 | 児童書
 私たち日野・子どもと本の出会いの会が主催する『秋の子どもの本まつり』が下記の通り開催されます。
この本まつりのイベントも回を重ねること17回。会員が創意と工夫と凝らし、今年も開催する運びとなりました。どうぞご家族お揃いで秋の一日をお楽しみください。

・月日  2010年9月20日(月)敬老の日  10:00~15:30

・場所  多摩平の森ふれあい館3階  JR豊田駅北口徒歩約10分

・参加費 無料

・内容  お話会 午前一回 午後二回 (いずれも異なる出し物を用意)

     手作りコーナー(楽しい科学あそび) 午前一回 午後一回

     見て読んでさわって楽しめる一日ミニ図書館

     会員による手作り作品展示

 いずれも2~3歳児から楽しめます。

・主催 日野・子どもと本の出会いの会

・後援 日野市教育委員会

問い合わせ先 (出会いの会事務局 042-592-2019 加藤方)


またまた閉店

2010-09-03 14:49:22 | ひとこと
 我が家とは長い付き合いのあった町のお米屋さんが今月末で店を閉めるという。

家族構成が変わってもう十年近く夫婦二人だけの我が家。

お米の消費量は昔とは比べ物にならないくらい少なくなっても、いつも笑顔で配達してくださったご主人や息子さん。

つい最近お米の配達にきてくださった息子さんが「お父さんが体調を崩してこれ以上お店を続けていけなくなったので、思いきってお店をたたむことにしました」と報告を受けた。

でもその裏には、本当は様々な思いがあるのだろう。お米はいまではどのスーパーでも売っているし、ブランド米もかなり低価格で消費者が買うことが出来る。

お米以外の物の売上げもきっと大手のスーパーには太刀打ちできなかったのだろうと私は推察している。

消費者にとって便利なスーパーが繁盛しても、その道一筋できた専門店が町からだんだん姿を消していく。なんか世の中このままでよいのだろうか?

私は小さくても細々と頑張っているその道専門の商店を応援してきたのだが・・・さびしいかぎりだ。