さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

ゴールデンウィークとはいうものの

2009-04-28 11:08:59 | ひとこと
昨日の朝刊に「1000円GW突入」という見出しで掲載されていた記事を読んだ。

たしかに高速道路の料金が大幅に値下げされたことにより、各地の行楽地はこのGW中は大勢の家族連れで賑わうことだろう。

しかしこのGWとは、だれでも等しくウキウキするものだろうか?

というのもこのところ形こそ異なるが、さまざまな介護で御苦労されている知人の話が私の元に聞こえてくる。

地方にある実家で独り暮らしをされている親御さんの介護で、月に何度も帰省されている方

親御さんを介護するため自宅に引きとったので、仕事を退職せざるを得なかった方

親御さんが入居されている老人介護施設に毎日通って面倒をみている方

仕事をしながら、痴呆の親御さんの介護を介護サービスでなんとか乗り切っている方

三年に一度見直しされる介護保険の改正で、保険料は上がったにも関わらずかえって介護サービスが今までよりも低下したと嘆いている方

 つい先日、ある有名なタレントさんがお父様の墓前で自殺されたこともショック
な出来事だったが、あの方も介護に疲れた結果、あのような自殺という手段を選んだのだろうか?本当に気の毒なことだ。

少子高齢化になったこの日本という国で、私たちは今後どのような老後を過ごして
いったらいいのか?そのために準備しておくこととは?改めて考えるGWとなりそうだ。






ナガミヒナゲシの花

2009-04-23 13:16:38 | 花&植物
 このところ道路沿いなどいたるところに咲いているオレンジ色の花。

我が家にもここ数年前からかなり増えていて、毎年この季節になると咲いている。

この花、地中海地方原産の外来植物で、名前は「ナガミヒナゲシ」というそうだ。

日本国内で初めて発見されたのは1961年ということなので、比較的新しい雑草。
新聞によると「地球の温暖化や都市部の温暖化で、越冬できる地域が広がった」らしい。

また道路沿いに多く咲くのは、落ちた種が車によって運ばれるためとのこと。

今や、この花の繁殖地は全国に広がり、「農地での雑草化が心配されている」とも
書かれていた。

帰化植物というと河原や空地に夏から秋にかけて黄色の花をつける「セイタカアワダチソウ」を思い浮かべるが、ナガミヒナゲシもこのアワダチソウのようにこれからこの時期になるとあちらこちらにオレンジ色の花をいっぱい咲かせるのかもしれない。


三春の滝桜

2009-04-16 20:49:40 | 旅行
 日本には四季折々に咲く美しい花はたくさんあるが、日本を代表する花を挙げるとすればなんといっても桜の花ではないだろうか?

というわけで、私も桜が大好きな花の一つだ。だが私の住む東京の桜は八重桜以外はもうすっかり葉桜になってしまったので、一昨日から一泊で日本三大桜の一つである福島県の三春にある「三春の滝桜」を観てきた。

この三春の滝桜は、山梨県の神代桜と岐阜県の淡墨桜とともに日本三大桜の一つに数えられている。

また、この桜の木は樹齢約1000年ともいわれている「べにしだれ桜」で、桜の花がまるで滝を思わせるように枝垂れて咲いているので、滝桜と呼んでいるそうだ。

昨日の天気は快晴。真っ青な空の下なだらかな丘の中央に、ものすごい存在感で堂々と見事に咲いていた!

因みに、根回りはなんと13メートルもあるそうだ。

この桜を見に、シーズン中には全国各地からおよそ30万人の観光客で賑わうそうだが、昨日もものすごい人出にはいささかビックリしてしまった。

来年はもっと北の弘前か角館の桜を見に行きたいが、お天気次第なのでベストシーズンに行けるともかぎらないが・・


新緑に感動!

2009-04-13 12:56:36 | 花&植物
 染井吉野の桜の花が散り始めたら、このところの異常ともおもわれる暑さで木々が一気に芽吹いてきた。

我が家の前の雑木林も、薄い若草色の新芽が実に美しい。若草色の新緑と黄色の菜の花、そして紫色の花ダイコンの花や赤いチューリップも咲き始め春欄漫だ。

しかし世界に目を向けると、北朝鮮のミサイル発射問題、ソマリア沖での海賊対策で海上自衛隊護衛艦の任務、また昨日はタイのバタヤやバンコクでの非常事態宣言によるASEAN首脳会議の中止等沢山の重大事件や問題がおきている。

世界情勢がこんなに逼迫している時、私はのん気に新緑や次々に咲く花の美しさや小鳥たちのおしゃべりに感動している。

日本は不況による失業者が増え生活が一段と厳しくなったとはいえ、まだまだ平和な国。

こんな今の平和な生活にどっぷりと浸かって、これが当たり前だとおもうような平和ボケにならないように気を引き締めて毎日を過ごすよう努力していきたい。

新刊紹介『路上のヒーローたち』

2009-04-12 16:03:27 | 児童書
 アフリカ大陸東部に位置する国エチオピア。エチオピアの首都アディスアベバで両親と死に別れて孤児になった少年マモは、姉のティグストと粗末な小屋で肩を寄せ合ってその日その日をなんとか生きていた。

ある日マモの前に叔父と名乗る男が現れ、マモはその男により農村に売り飛ばされた。マモは毎日奴隷のように働かされるが、数か月がたった深夜、一大決心をして村から逃げ出す。

通りかかったトラックに乗せてもらって懐かしいアディスアベバに戻ってきたが、マモを待ち受けていた生活とは・・・

・書名  『路上のヒーローたち』

・出版社 評論社 2008年8月初版  \1800+税

・著者  エリザベス・レアード

・訳者  石谷尚子

・グレード 小学生高学年~

 エチオピアは長い内戦や壊滅的な飢饉など、悲惨な状態に苦しんできた国。
今もこの国では貧富の差は激しく、首都アディスアベバでは厳しい生活に耐えて路上で仲間と身を寄せ合って暮らす少年たちが大勢いる。

作者はそんなストリートチルドレンと知り合い、あたたかな眼差しで描いている。

私は今までエチオピアを詳しく知る機会がなかったが、本書を読むことによって改めてエチオピアという国について少し理解することができた。



小金井公園のお花見

2009-04-08 14:05:26 | 花&植物
 昨日は風もなく穏やかな天候に恵まれ、まさにお花見日和。そこで我が家も夫婦でお花見に出かけた。

今年のお花見はどこに行こうかあれこれ考えた末、都立小金井公園に行くことにした。

この公園は79ヘクタールもの広大な敷地に、雑木林、桜の園、子どもの広場、テニスコート、建物園などがある。

また戦後東宮仮寓所があったことでも知られている。

公園内には1700本の桜の木があり、春を彩る桜の園には様々な種類の桜の木が
約430本もあるそうだ。

昨日は公園内のほとんどの桜がほぼ満開で息をのむほどの美しさ。また桃の花やチューリップなど桜以外の花も見ごろをむかえていた。

この日は平日だったが、大勢のお花見客で賑わっていた。この公園はまさに草木や花が安らぎを与えてくれる都会のオアシスだ。

身辺整理

2009-04-07 15:00:26 | ひとこと
 ここ最近、夫の所属しているサークルのメンバー数人から、夫に物を貰ってほしいとの依頼が続けてあった。

その物とは、書籍やカセットテープ等いろいろある。夫も私もその都度丁重にお断りしている。

話を聞くと、その方たちはどうも最近ご自分の身辺整理を始めたらしい。そこで捨てて処分するにはいささかもったいないので、貰ってくださる方を探しているようだ。

人間長年生きているとたしかに物は増えてしまう。

我が家でも、使わないものがすでに沢山ある。

例えばキッチンの戸棚には引き出物の食器が一度も使われずにいくつもあるし、クローゼットの棚には箱に入ったままのタオルやシーツが何段にも重なって入っている。

まめにバザーやリサイクルショップに持ち込むなど上手に処分される方などはきっと我が家のような状態にはならないのでしょうが、私もついもったいないと思い込む性分なので、物がちっとも減らない。

身辺整理とまではいかなくても、我が家も改めていらないものを物を処分し、もっとシンプルな環境で生活すべく心がけていきたいと思っている。

桃の花

2009-04-02 09:15:39 | 花&植物
 桜の花が一週間くらい前に開花し始めたが、このところの寒さで我が家の付近にある桜の木はまだ五分咲きくらい?

しかし今年は花の開花の順番がすこしおかしい。例年我が家にある桃の花の開花は、桜の花がそろそろ終わりに近かづくと咲き始めるのだが、今年はほぼ桜の開花と同時に咲き始めた。

地球の温暖化に関係しているのか、今自然界では様々な異変がおきているようだ。

新刊紹介『ぼくだけの山の家』

2009-04-01 16:29:09 | 児童書
 今回の新刊紹介は偶然にも前回同様少年が山の奥深くでたった一人で生きていくお話。

 五月のある日、ニューヨークに住む少年サムは家出をする。行き先は彼の住むニューヨークからかなり北に位置するキャッツキル山脈の深い森。

そこにはかつて彼のひいおじいちゃんが開墾したグルブリー農場があるはずだった。しかし農場らしき痕跡をあるものの今やすっかり深い森の一部と化していた。

しかしサムはこの森で大木のうろを住み家とし、雛から手なずけたハヤブサの「フライトフル」とともに大自然の深い森の中で、悪戦苦闘をしながら様々な工夫とアイディアそして持ち前のバイタリティーで一年間を生き抜く。

・書名  「ぼくだけの山の家」

・出版社 偕成社 2009年3月初版 \1600円+税

・作者  ジーン・クレイグヘッド・ジョージ

・訳者  茅野美ど里

・グレード 小学校高学年~

 大自然の中に一人身を置き、動物の行動を観察して気象の変化を学び、すべて一人で考え、作り、解決していく少年サムの強い意志と行動力に感動する。

ぜひ大人の方にも手にとって読んでいただきたい一冊です。