さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介 『アンソニー、きみがいるから』

2008-12-30 12:01:44 | 児童書
 今年は100年に一度といわれる大不況で、非正規雇用者の契約打ち切りや派遣労働者の突然の解雇などにより、職と住まいを同時に失ってしまった人、内定取り消しに泣く学生さんなど、今年ほど暗いニュースの多かった年は近年なかったようにおもう。

こんな暗いご時勢に、すごく勇気を貰った本の紹介です。

・書名   「アンソニー、きみがいるから」

・著者   櫻井ようこ

・写真   相澤照夫

・出版社  ポプラ社  2008年10月  初版  1200円+税

・グレード 小学校高学年~

本書は30代に入り始めて受けた人間ドックで、治療法も治す薬もない難病「網膜色素変性症」という病気が発見された著者が、次第に視力と聴力を失っていくなかでアンソニーという盲導犬に出会い、逞しく生きていく姿を描いている。

 私たちにははるかに想像を絶する苦しみや絶望を乗り越え、盲導犬とともに明るく前向きに生きる姿に、読者はすごく沢山の勇気を貰うことだろう。


 




新刊紹介『そらうで』

2008-12-29 16:12:23 | 児童書
 あと数日で新年を迎える。
今思い起こしてみると、私たちが子どもだった頃はお正月がくるのを本当に楽しみ
にしていたようにおもう。

終戦後のあの時代、日本中が今と比べられないくらいどの家もみな貧しかった。だからお盆とお正月が、一年で一番ご馳走が食べられるのを子どもながらに知っていたからこそ待ちどうしかったのかも知れない。

そして、私は子どもの頃にお年玉を貰った記憶がない。

今の子ども達は、親や親戚から当たり前のようにかなり高額のお年玉を貰うようだ。

世界中が大不況のなか、貧しい国々には恵まれない子どもが大勢いるのに比べ、今の日本の子どもは本当に幸せだとおもう。

そこで、お年玉からこんな絵本を買ってみたら・・とお勧めしたい本を紹介する。

・書名   狂言えほん『そらうで』

・文    もとしたいづみ

・絵    たごもりのりこ

・出版社  講談社  2008年9月30日 初版 1200円+税

・グレード 小学低学年~

 「狂言」は「能」とともに室町時代に成立した日本の古典芸能の一つだが、「狂言えほん」は狂言の筋書きをもとに、現代の子どもにもわかりやすい言葉を用いて書かれている。
本書は「絵本として読んでおもしろいこと」を考えて作ったシリーズの一冊で他に落語の絵本も出版されています。




2009年用カレンダー作成

2008-12-19 11:45:29 | パソコン作品
 今日のパソコン教室で、2009年用のカレンダーを作成した。

写真には、私が今まで作成したクレイクラフト粘土の作品を季節ごとにはめ込んでみた。

ここまで完成させるまでには、パソコン教室の先生の丁寧な指導があってこそと感謝している。

来年の今頃には2010年のカレンダーを自分一人で作成できるようにしたい。



マイナス42度の世界

2008-12-18 19:42:18 | ひとこと
 カナディアンロッキーの麓の小さな町に住んでかれこれ四年になる娘。

娘とは月に1~2回メールをして情報交換をしているが、一昨日届いたメールには本当に驚いてしまった!

というのも彼女の暮らしているエリアにこの冬一番の大寒波がやってきて、朝8時の気温がついにマイナス42度!の大台を記録したと書いてきた。

マイナス20度は寒さが和らいだと感じるそうだが、この寒波の影響で車のパッテリーが上がってしまい、ディーラーでバッテリーの交換したとのこと。

しかし私が驚いたのは、この作業の終わるのを待っている間に娘夫婦がやっていたこととは、マイナス42度もある戸外でシャボン玉あそびをしていたこと。

日本に一時帰国した際に100円ショップで購入して持って行ったシャボン玉を使って吹いたそうだが、シャボン玉は空中に飛び出てすぐに凍り始めるそうだ。

気温が高いと、凍った玉はゆっくりと地面に落ちるそうだが、気温が低いと凍るとすぐに弾けてしまうそうだ。

こんな極寒の過酷といえる環境に順応でき、生活を楽しめるとは正しく若さゆえできることと感心した。

 私はかつて豊洲にある「ガスの科学館」を見学した際、液体窒素で瞬時に凍らせたバラの花が、あたかもガラスの花のようになり粉々に砕け散ったり、凍ったバナナで釘を打ったりして見せてくれた光景を思い出した。

想像を絶するこのような場所でも、人間は逞しく生活できることを娘のメールで思い知った次第だ。これからは暖房の設定温度を少しだけ下げることにしよう。

「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展

2008-12-15 21:07:21 | 趣味
 六本木の国立新美術館とサントリー美術館で、10月4日から昨日まで同時開催されていた「巨匠 ピカソ」展を閉幕の二日前に鑑賞してきた。

今回は二つの美術館で合計230点ほど出品された大規模な回顧展とのことだったが、私が鑑賞したのはサントリー美術館の「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展で
出品数は58点.

展示の仕方は青の時代といわれる初期の作品から順番に戦中から戦後そして晩年まで5つに分けられていた。

作品は油彩のほか、水彩や木炭画、銅版エッチング、鉛筆画など様々な技法で描かれていて、晩年の作品まですべてが力強く、見るものに強烈なインパクトを印象づけたピカソ展だった。

 
当日は閉幕が近づいていたのと金曜日ということもあり、かなり込み合っていて、気にいった作品の前でゆっくりと鑑賞することができなくて少々残念だった。




郊外の大型スーパー

2008-12-14 15:30:59 | ひとこと
 日本のみならず今や世界的に経済は大不況。非正規労働者の解雇や、大企業でも大幅な人員削減によるリストラが報じられている。

市場も消費者の買え控えで大幅に消費が冷え込んでいるという。

そんななか私は数日前に知人と郊外にある大型スーパーに買い物にでかけた。

しかし、平日のそれも開店直後の時間帯にもかかわらず、スーパーの近くは車で大渋滞。やっと店内にたどり着いが、そこで私はおもわず我が目を疑ってしまった。

そこで目にした光景は、買い控えは何処吹く風と言わんばかりの人、人、人の買い物客でひしめいていたのだ。

大型カートンに食料品や衣類等を山のように積み込み、小さい子どもを連れた若いお母さんたちで店内も大渋滞。

私たちはただただ圧倒されて、お目当ての物も購入出来ずに早々と退散した。

ここのスーパーは不況とは無縁の世界なのだろうか?それとも街中での買い物の方が割高なので、ガソリン代を使っても郊外の大型スーパーでの買い物の方がお得なのだろうか?

若い女性たちのものすごいパワーには改めて驚いた半日だった。




今年のシクラメンの花

2008-12-08 16:33:20 | 花&植物
 先週の日曜日、毎年シクラメンの花を購入している昭島の園芸農家に行ってきた。
昨年は、「異常気象のためかシクラメンの出来はイマイチです」と話されていたご主人だったが、今年はどのハウスも見事なシクラメンとポインセチアで埋め尽くされていた。

花の色は赤、ピンク、白、紫など様々だったが、なんと黄色のシクラメンの花が並んでいたのにはびっくり!

いろいろの種類をかけ合わせてつくるそうだが、まだ完成にはいたってないとか。
来年は是非とも黄色のシクラメンの花を購入したい。

シクラメンは地中海沿岸が原産地で、和名が「カガリビバナ」というが、名の由来は花の形が炎を連想させることからきているらしい。なるほど!

私は我家用に「ショパン」という種類の花を購入してきた。なかなか素敵な花で
とても気に入っている。



冬に開花した百合

2008-12-07 21:54:56 | 花&植物
 我家の前の石垣の下から伸びていた百合に蕾がついているのに気がついたのは先月末ごろ。
高い石垣の下だし、もう12月も目前で気温もだんだん下がり寒くなってきたので、どうせ咲かないだろうと思っていたこの百合。

でもこの百合ただもんではなかった。今流行の「ど根性?」とでもいうのか一昨日ついに開花したのだ!すごい生命力だ!

しかし、どうしてこんな季節外れの時期に咲いたのだろう?
咲いている百合の横には、すでに枯れた百合が残っていたので証拠に一枚撮影したが不思議な百合だ。

お嬢さんあぶない!

2008-12-05 15:39:39 | ひとこと
 昨日、私が車で丁字路を右折しようとしたその時、私の車の右側から物凄いスピードで一台の自転車が走ってきて道路を斜めに横断した。

咄嗟にクラクションを鳴らし間一髪で事故にならずにすんだが本当にひやっとし寿命が縮んだ気がした。

ちらっと自転車に乗っていた人が目の隅に入ったが、若そうな女性で耳にはイヤホンを付け、手には携帯を持ってメールをチェックしていたようだ。

耳にイヤホンをつけていたらクラクションも聞こえにくいと思うし、携帯の画面を読んでいたら咄嗟に状況判断は出来ないだろうし・・・

たしか自転車にも道路交通法違反は適用されますよね。
お嬢さん本当に気をつけてくださいね。そのうち事故にあいますよ! 

渋沢栄一ってどんな人?

2008-12-03 17:02:46 | 旅行
 六義園散策後、北区西ヶ原の飛鳥山公園の一角に建つ渋沢資料館に行った。

この資料館には、日本の近代的経済社会の基礎を築いた渋沢栄一の生涯と,携わった多方面にわたる事業や人々との交流を、沢山の資料で分かりやすく展示している。

 資料館の建つ飛鳥山公園の一角は、渋沢栄一が1879年から91歳で亡くなる1931年まで住んでいた邸の跡だそうだ。

 私は「渋沢栄一」という人の名前は以前から知ってはいたが、資料館を見学して渋沢栄一が今の日本の礎となるものすごい業績を残してくれた人であることを改めて知った。

また、渋沢栄一は若いころ「尊王攘夷」に燃えていたこと、後に将軍となる一橋慶喜に仕え、徳川昭武に随行して、パリ万博を見学して進んだヨーロッパ社会を見聞したこと。その結果人々の幸せは、自由な企業活動により経済を活発にしてこそもたらされる、そのためには自由平等な社会の実現が大切と悟ったそうだ。
 これらは特に印象深く展示の解説を読ませていただいた。

これらの資料館まで出向く機会はなかなかないが、できればもっと時間をかけてゆっくり見学したいとおもった。