白神山地

　数日前以前から一度は行ってみたかった白神山地に行ってきた。

秋田県と青森県にまたがり、広大なブナの森が人為の影響を受けていないことから1993年にユネスコ世界自然遺産に登録された白神山地。

今回私たちが歩いた場所は　白神山地のいわば緩衝地域内でしかなかったが、それでも
樹齢数百年もたつというブナの原生林は神秘的な雰囲気をかもしだしていた。

ガイドさんから聞いた数々の話しでは、ブナの木は漢字で書くと橅と書き、昔の人はなんの役にもたたない木だから橅という当て字を書いたそうだ。

でも今ではこのブナの木はたまご型の葉で水を集め、木の幹をあたかも小さな川のように伝って地下に水を貯める貴重は働きをしている木として大切にされている。

その他　この地のマタギの方がブナの幹につけた印やブナの表皮に残るツキノワグマの爪跡、揮発性の塗料を塗った部位が熊によってかじり取られた標識等を見た。

豪快な流れの暗門の滝まで歩き、滝の美しさに満足したトレッキングだった。

八重ひまわり

　五月中旬に種を蒔いた八重ひまわりの花が今ちょうど見ごろになった。

紺碧の空に伸びるひまわりは、夏そのものといった感がする。

ひまわりと一口にいっても実にさまざまな種類がある。普通よく見かけるひまわりは
ロシアひまわりという種類。私は初めてしった。

今年我が家で咲いているひまわりは八重咲種で、八重ひまわりという。

ひまわりはサン・フラワーと呼ばれるように太陽に向かって咲くとよく聞くが、我が家のひまわりは一日中東南に向いてさいている。

よそのひまわりは、太陽の動きとともに花の向きが変化するのだろうか？

ダツラの花

　およそ半月ほど前からダツラが咲き始めた。ダツラとは　俗に言うチョウセンアサガオ
のことで、ナス科の植物。

我が家の畑に咲いているのは、どうもアメリカチョウセンアサガオらしい。

原産地はインドや西アジア、エジプトとあるが、どうしてチョウセンという名がついているのだろう？

この花には　アルカロイドという毒が含まれているので毒草の一種だが、夕方から早朝にかけてラッパ状のまっ白い花が咲く。

夕方に開花する蕾は淡い黄色だが、咲いている白い花は本当に美しい！残念なことに
このタツラは日中には萎んでしまう。

新刊紹介『わたし、くわがた』

　このところ不安定な天気が続いていて、ちっとも蝉の鳴きごえを耳にしないと思っていたが、ここ一週間くらい前からやっと蝉時雨がきこえはじめたようだ。

今回紹介する本は子ども、とくに男の子に大人気の夏の昆虫『くわがた』の絵本です。

わたしのこと　だれだか　わかる？　わたしは　くわがたです。「えっ、くわがた？　つのがないから　くわがたじゃないよ」ですって？わたしは　くわがたの　めす。
ノコギリクワガタという　くわがたの　めすです。

・　書名　『わたし、くわがた』

・　得田之久　ぶん　　たかはしきよし　え

・　出版社　かがくのとも絵本　福音館　2011年6月初版　￥900+税

・　グレード　小学校低学年～

　本書は写真ではなく絵でクワガタの生態やオスとメスの違い　それにたくさんのクワガタの仲間のことも描かれている。大人が読んでも　今まで詳しく知らなかったくわがたの生態を知ることもできる。この夏休みにお勧めの一冊です。