さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

お彼岸

2009-03-22 10:28:27 | ひとこと
 お彼岸の中日、姉と弟夫婦に義母と実家の墓参に出かけた。

私の実家の墓は、祖父が生前に石屋さんに出向き、気にいった自然石を選んで注文し墓碑は祖父自ら字を認めて石屋さんに彫ってもらったこだわりのある墓地。

しかし昨年秋の彼岸にこの墓地にも転機が訪れた。それは、墓地のあるお寺の住職さんからの信じられない要求だった。

なんでも実家の墓地は賃貸なので、墓地の四分の三を早急に返却してほしいとのこと。

え!!返してくれってどういうこと。私たちは今まで実家の墓地がお寺さんから借りていたなんて一度も聞いたことなんかない。

私たち家族は疑いもなく実家のものとばかり思い込んでいたが、真相を確かめるべく祖父母も両親も既にこの墓の中で眠っている。

記録でもあるかと探したが、そんな書類一切はなく、お寺さんも書類で示してこない。そんな馬鹿な話ってある?

しかしあまりにも強引に明け渡しを要求するので、改装工事はお寺さんで持つことを条件に義母もしぶしぶ応じたものの私たちは今も納得がいかない。

しかし工事は着々と進行し、先日墓参に訪れたところ墓石や墓碑はそのまま残されていたが、小さくなった実家の墓地の横に背中合わせに10基のコンパクトなお墓が並んでいた。

この10基のお墓をお寺さんは寺墓地として売却する・・つまりお寺も抜け目なく商売?しているわけなのだ。

変に納得した彼岸の中日だった。