ナツツバキ

　このところ関東地方は梅雨入りしているにもかかわらず、雨らしい雨が降っていない。

しかし、今日は久しぶりに朝から雨が降っている。

この梅雨の季節に咲くナツツバキが、今日は久しぶりの雨に濡れて風情を醸し出している。

ナツツバキの花は、別名シャラノキ、サラソウジュ、サルナメリと三つも別名をもつ。

この木は毎年樹皮がはがれて、赤みを帯びた褐色のすべすべした樹肌になり、面白い。

今年も沢山の蕾がついているので、次々に咲いてくれるだろう。それもたった一日限りの
花を。

紫色のバラ

　先週旅した最後の日、山梨県北杜市明野町にあるハイジの村を初めて訪れた。

ここは「花と幸せのテーマビレッジ」とうたって、アルプスの少女ハイジの世界と
スイスの街並み、季節の花々と大自然のロケーションが広がっている。

この施設は運営を北杜市が行っているそうで、とにかく入園料が格安なので驚いた。

広大な敷地にこの時期はバラの花が咲き誇り、なかでも日本一長いバラの回廊が
見事だった。

私が一番嬉しかったのは、紫色のバラの花を初めて見ることができたことだ。
このバラ、たった一株ではなくアーチ仕立てにもしてあり、ここまでになるのには
並々ならぬ努力があったことと思う。

キバナレンゲツツジ

　美し森の展望台から木の階段を下ると、左右にいく種類ものツツジが咲いている。
今が丁度見頃で、ひときわ私が気にいったツツジは、キバナレンゲツツジだ。

花はかなり大輪で、色は淡い黄色。まるで卵の黄身の色によく似ている。
本当に美しい。

周囲の山は生憎みえなかったが、クリンソウや三つ葉ツツジ、レンゲツツジが
見頃だったので、大いに満足した。

クリンソウ

　先週の月曜日、今年も毎年訪れている八ヶ岳山麓の美しの森に行ってきた。
旅の目的は新緑を観賞することと、山麓に咲くクリンソウの観賞のため。

クリンソウを漢字表記すると、九輪草と書き、花のつき方から付けられた名前
だそうです。
茎をとりまくように輪になってつく花が数段にかさなり、五重の塔の頂上にある輪が
九つはまった飾りの柱ににているところからこの名前がつけられたようです。

今年のクリンソウは、昨年と同様見事にさいていた。この花の群落が人々を
楽しませてくれるために、訪れる愛好者がマナーを守っていただきたいものです。