新刊紹介『しごとをとりかえたおやじさん』

　今回はノルウェーの昔話です。
　むかし　あるところに、それはそれは　きむずかしくて　おこりっぽいおやじさんがいました。
　おやじさんは、ねんがらねんじゅう　おかみさんの　やりかたが　きにいらないと
いっては、いつもがなりたててばかりいました。すると　おかみさんがいいました。
「おまえさん、あんまり　がみがみ　おこらないでくださいな。そんなに　わたしのやることが　きにいらないなら、あんたは、わたしのかわりに　うちのしごとをしてくださいな」
　さあーこのあと　おやじさんは・・・
　・　書名　　『しごとをとりかえたおやじさん』

　・　山越一夫　再話　

　・　山崎栄介　画
　
　・　出版社　　福音館書店　2011年2月初版　￥800+税

　・　グレード　小学校低学年～

　読んでいて、おもわずクスツっとしてしまいます。なんか身近にもこういうおやじさんっていますよね。描かれているおやじさんの表情が、おやじさんの気持ちをよく表現しています。

三寒四温

　お彼岸の入りはポカポカ陽気、そしてお彼岸の中日と今日は小雨が降り、また冬に逆戻りしたような寒い一日、三寒四温とはまさにこの季節をよく言い当てている言葉だと改めて思う。

連休が終わった今日は、あの計画停電とやらで1:00～4;00まで停電し、東京でも暖房なしは結構寒かった。でも被災地で避難生活を送られておられる方々の比ではないが・・

だが季節はすっかり春、　二～三日前の暖かな日、つい数日前までまだ固い蕾だった我が家の庭の白モクレンの蕾があっという間に咲き始めた。おまけに鶯の囀りも聞こえた。

桜の花が咲くのもそう遠くはない。

東北関東大震災や原発事故で辛い思いをされた多くの方々がおられる地方が一日でも早く復興し、美しい花々を愛でる日が訪れることを心から祈っている。

人の運とは・・

　今まで経験したこともない未曾有の巨大地震と津波と福島原発事故。

１１日に発生した大きな地震の揺れには本当に恐怖を覚えたが、こちらの地域には
さしたる被害もなくひと安心。

しかし福島・岩手・宮城県など甚大な被害を受けた地域の様子や、避難されておられる
方々をテレビで見るとショックで言葉を失ってしまう。

実は地震が発生した二日ほど前、私は学生時代の友人と千葉の房総を旅行していた。
レンタカーを借りて南房総を走り、穏やかな春の海、美しい花々、美味しい海鮮料理を堪能しルンルン気分だった。

旅の余韻も冷めない二日後に、あの美しい太平洋岸近くで巨大地震が発生したとは・・・
今考えてもぞっとする。

きっと１１日にも三陸地方を楽しく旅をしていた方々も沢山おられたことだろう。どうか無事であってほしいと祈るばかりです。