さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『君の夜を抱きしめる』

2012-08-31 20:11:02 | 児童書
 横浜の大学に通う新太郎は、昼はファミレス夜は学習塾でバイトをしている。
昼のバイトが長引き、遅刻寸前で塾に駆け込んできた新太郎。彼は塾長の正宗さんから
突然目を疑う生き物を渡された。それはんぎゃぎゃぎゃぎゃと泣いている赤ん坊・・・

その日の授業は、新太郎にとって一生忘れられないものとなった。その訳は・・・

・書名  『君の夜を抱きしめる』

・作者  花形みつる

・出版社 理論社  2012年7月初版  ¥1500+税

・グレード 中学生~

 ひょんなことで生後半年にも満たない亮くんを育てることになってしまった新太郎。夜泣きで毎日ふらふら、大学の講義も居眠りで頭に入らず、ファミレスのバイトは首になり・・でも気がつくと新太郎にとって亮くんは愛しい存在になる。でも亮君のママは
いったいどこの誰なの?・・・

本書は、今社会問題にもなっている親の育児放棄によって犠牲になっている幼い子ども達について読者に問題提起をしているのかと考えさせられる一冊。

この向日葵は?

2012-08-29 15:43:20 | 花&植物
 太陽に愛される花ヒマワリ 真夏の青空に映えるヒマワリ 

昨年の夏から我が家で栽培しているこのヒマワリの花。でもこのヒマワリは普通よく目にするヒマワリとは少し違う。

どこが?それは花の茎も葉も全体が白い産毛に覆われていて、緑がかった灰色なのだ。一体なんという種類のヒマワリなんだろう?いくら調べても解らないのです。

このヒマワリは小ぶりながら、昨年は秋になってもコスモスの隣で咲いていた。なんだか季節外れな気がするが・・・今年も秋になっても咲いてくれるのだろうか?

明神池

2012-08-17 15:28:31 | 旅行
 昨日上高地に行ってきた。上高地のバスターミナルから梓川右岸の治山林道を徒歩でおよそ90分かけ目的地である明神池に到着。

天気に恵まれたハイキング日和と、子ども達は夏休み中ということもあり、大勢の親子連れで賑わっていた。

この明神池は針葉樹林に囲まれた穂高神社の神域で一之池、奥に二之池があり池を見るには一人300円の拝観料を支払う。

拝観の栞には、神降地・明神池(神が降りる池)と書かれている。

池には朱色の舟が二艘浮かべられていたが、この舟は山の安全と神の恵みを感謝する穂高神社奥宮例祭の御船神事が毎年10月8日に行われるので、その際に使用されるとのこと。
この神事は、まるで平安絵巻を見ているかのようだとか。是非一度見てみたい!

帰りは明神橋を渡り、明神岳が良く見える梓川左岸のコースを歩いてバスターミナルまで戻った。

清流梓川の流れと、明神岳、焼岳などの山々、針葉樹の木々・・美味しい山の空気を胸いっぱいに吸い込んだ三時間の心地よいハイキングだった。


新刊紹介『雨あがりのメデジン』

2012-08-14 16:41:42 | 児童書
 南アメリカ コロンビアのメデジン市を取り囲む山の中腹にはたくさんの貧しい家々がたちならぶ。ここはバリオと呼ばれている地区。
この地区に住む10歳の少年カミーロと親友のアンドレスは家が貧しいため、今は学校に通うことができない。二人はどこに行くにも一緒。朝から夜までバリオの上から下まで走り回りたくましく生きている。
そんな二人の住むバリオの山の斜面に数ヶ月前、一見まっ黒い岩のような形の図書館が出来た。でもカミーロとアンドレスは図書館には近づけない。そして・・・

・  書名『雨あがりのメデジン』

・  アルフレッド・ゴメス=セルダ 作  宇野和美 訳

・  出版社 すずき出版 2011年12月初版 1400+税

・  グレード 小学校中学年~


 小屋のような家がびっしり立てこみ、迷路のようなメデジンの貧しい地区で生きる二人の少年は、ここは世界でいちばんいい場所だという。しかし本を盗む目的で入った図書館でであった図書館の司書マールさんと出会ったことで、カミーロに微妙な変化がおき始める。
本書は本のもつ力ってすごいと感じることができるお勧めの一冊です。

ゲートブリッジ

2012-08-10 09:14:18 | 旅行
 先月上旬に知人から誘われてゲートブリッジとスカイツリーの見学ツワーに参加した。
ゲートブリッジとスカイツリーは共に今年完成した東京の新名所。

当日は観光するには少しお天気が良すぎて強い日差しが照りつけ、猛暑での見学となったが、このゲートブリッジは他のブリッジには類を見ない独特の形をしている。

このブリッジの近くには羽田空港があるため、飛行機の離発着に配慮した結果この形になったそうだ。まるで二体の恐竜が向き合っているかのようにも見えるゲートブリッジは東京の新名所のみならず、今一番のデートスポットになっているとか。

ちなみにこのブリッジを歩くと海上には大小様々な船舶が航行していて、空には航空機がやや垂直にちかい状態で高度を上げているのがひっきりなしに見え、目を転じるとスカイツリーがバッチリ見える。

私はここを見学する半月前に、カナダの大自然を謳歌してきたばかりなので、このブリッジのような超人工的は建造物を見ると、これもこれで素晴らしいとは感じるが、やはり自然が一番と思ってしまう。

和菓子ってすごい!

2012-08-02 20:19:26 | ひとこと
 数日前知り合いの方から和菓子を頂戴した。
見た目もこの季節にぴったりの涼感を感じさせる和菓子の数々。まるで宝石のような
美しさ!

葛の中にほのかに甘い餡が入っているものやゼリーの中に梅や蜜豆が入っているもの等
様々な和菓子。

この和菓子を見ていると、季節感を大事にする繊細な感性を日本人は持っていることに気づかされる。本当に日本人でよかった!!


新刊紹介『いきている ひかり』

2012-08-02 16:41:17 | 児童書
 わたしは太陽!あなたのなかにも わたしのひかりが いきているのですよ。
ぐるぐるめぐるエネルギーを みどりの植物がささえ、あなたは、植物から 酸素を
もらったり、たべものをもらったりして いきています。(本文より)

・書名  『いきているひかり』

・作者  モリー・バング&ペニー・チザム

・訳者  さくまゆみこ

・出版社 評論社 児童図書館・絵本の部屋  2012年3月初版 ¥1400+税

・グレード 小学校中学年~

 本書は子どもにエネルギーの仕組みを考えさせる科学絵本だが、絵にはまるで太陽の光のごとく黄色が溢れ、温かみのある美しい絵本になっている。
また絵本の終わりにはこの絵本についての詳しい解説が4ページにわたって記されている。

字がまだ読めない幼い子どもも、また小学校低学年でも絵で十分楽しめるお勧め本の一冊!