さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新緑の季節

2010-04-25 14:18:47 | 花&植物
 今年の日本の気候は本当におかしい。ゴールデンウイークも近いというのに、まだ
冬服はあまりクリーニングにも出せず、夜は毛布もしっかり掛けて寝ている。

たしか17日には41年ぶり?に雪が降ったし、夕方には灯油の販売車もまだ走っている。毎日温度差が激しくて体がついていけない。

 でも我家の前の雑木林は萌黄色の若葉が美しく、確実に季節の移ろいを実感する。

午後、新緑を眺めながら一杯のコーヒーを楽しむことが私にとって至福のひとときとなる。

新刊紹介『マデックの罠』

2010-04-24 11:12:18 | 児童書
 物語の舞台は、アメリカ西部のアリゾナ州で、もうメキシコに近い地域にある砂漠。

主人公は砂漠に生息する巨大なビッグホーン狩りのため砂漠にやってきた実業家のマデックとガイドとしてマデックに雇われた地質学を学ぶ大学生のベン。

ところがマデックは誤って山師の老人を撃ち殺してしまった。そしてその罪をベンに着せようとたくらみ、食糧も水も与えず、裸で、素足でベンを砂漠に放り出す。

はたしてベンは生きのびることができるのか・・・・

・ 書名  『マデックの罠』

・ 著者  ロブ・ホワイト作

・ 訳者  宮下嶺夫

・ 出版社 評論社 2010年3月30日初版  ¥1,500+税

・グレード 中学生~大人

・本書は1989年に評論社より刊行された『マディクの罠』の改訳新版です。

 これは、読みだしたらやめられない手に汗にぎるサスペンス小説で、冒険小説だが、ヤングアダルト向けとはいえ、大人も十分楽しめる。

また、本書は1973年に、エドガー・アラン・ポー賞をはじめ数々の賞を受賞している。



寒い寒い・・でもチューリップ

2010-04-16 16:41:29 | モブログ
 四月も中旬になってのこの寒さ、一体どうなってるの?私たちがあまり地球をいじめているから地球が怒ってるのかしら?

今夜から明日にかけて、関東地方に雪が降るかもしれないと天気予報で報じていた。
もし本当に雪が降ったら、昭和43年以来とか。

でも我が家の花壇にはチューリップが咲いている。寒さのためか、咲き始めてからかなりたってもまだしっかりしている。

さすがに今日は花弁を閉じているけど。

このチューリップは昨年知人から小さな球根を沢山いただいたので、おそらくまだ咲くことはないだろうと思ったが一応秋に埋めといたもの。

でも一週間前の暖かかった日から、次々と咲き始めた。

チューリップは、原種の赤や黄色のものが寒さにも強いそうだ。まだこれからも沢山咲いてくれそうで楽しみだ。



自然公園の桜

2010-04-09 13:10:48 | 花&植物
 東京で咲いているソメイヨシノも、もう満開がすぎてそろそろ散り始めた。

でも我が家の近くにある百草台自然公園の桜は、まだまだ美しく咲いている。

開花からすでに半月近くにもなるのに、まだ花が楽しめるのは四月になっても
気温の低い日が続いているからだろうか?

この自然公園の桜の木は、公園が整備されたころ植樹されたので、およそ25年くらい
たっているが、今ではほんとうに立派な大木に育っている。

桜の木の寿命は約60年くらいといわれているので、まだまだ大きく育って見事な
花を咲かせてくれるだろう。

新刊紹介『最後の卒業生』

2010-04-03 19:50:53 | 児童書
 2009年5月13日の昼、都庁2階にある観光PRセンターで17人の中学生が、ふるさとの物産を詰めた福袋の販売とメロンの予約販売に汗をながしていた。

彼らは猪瀬副知事の支援のもと、東京への修学旅行の二日目に、かねてから準備を進めてきた東京の中心で『夕張を叫ぶ』をスローガンに掲げて、福袋の販売をした北海道夕張市の中学生なのだ。

北海道夕張市は、炭鉱の町として最盛期には12万人の人口を擁する町だったが、炭鉱の閉山後半世紀で人口は十分の一まで減少し、子どもは五十分の一にまで減少してしまった。

そして数年前の市の財政破綻により、今も毎月人口の減少は止まらない。

したがって彼らの通う中学校も統廃合が進み、2010年3月で閉校となるので、彼らはこの中学校最後の卒業生となる。

・書名  『最後の卒業生』-夕張に生きる中学三年生たちー

・著者  本田有明

・出版社 河出書房新社  ¥1,400+税 2010年3月初版

・グレード 中学生~

 彼らを取り巻く厳しい状況下でも、つねにしっかりと前を見据え、明るくひたむきに生きる夕張の中学生の姿をさわやかに描かれていて、感動を覚える。

 本書は著者自身が夕張市にある本書のモデルとなった中学校に何度も取材に足を運び、ドキュメンタリーの要素の中にフィクションを織り交ぜた小説。






がび鳥

2010-04-01 16:14:07 | ひとこと
 いつになく寒かった三月が終わり、いよいよ四月になった。

桜の花も七分咲きくらいになり、またあの不思議は鳥、がび鳥のさえずりが我家の周辺で先月の中ほどから聞かれるようになった。

鳥類図鑑によると鳥の分類には、山地の鳥、草地の鳥、水辺の鳥、里の鳥、稀少な鳥、に分けるのと、留鳥、冬鳥、夏鳥、迷鳥、旅鳥、などの分類の仕方がある。

でも私の持っている鳥に関する本には、がび鳥は載っていない。そこで鳥に詳しい知人に聞いたところ、がび鳥は帰化鳥だそうだ。

帰化鳥という分類があること自体初めて知ったが、がび鳥は浅川流域の丘陵地に十年ほど前から住み着いているとのこと。

それにしても茶色でスズメの二倍くらいあるむっくりしたあの鳥の大きな鳴き声は、一度聴いたら忘れられない。