さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『神坐す山の物語』

2015-03-25 10:41:19 | 趣味
 病気で入院中、読みたい本を数冊病室に持ち込んだ。だが意外と読書に集中できる時間がなかった。

それは医師の回診や点滴交換、シャワーの順番、リハビリの呼び出し等々・・・

でも最初に手に取ったのは浅田次郎の『神坐す山の物語』だ。これは奥多摩の御岳山にある神官屋敷が
舞台で、著者が少年時代に叔母から聞いた夜語り七話を連作短編集として出版したもの。

どの話も怪談めいてちょっと怖いがつい引き込まれてページを繰る手が止まらない。

書名  『神坐す山の物語』

著者  浅田次郎

出版社 双葉社  2014年10月初版  \1500円+税

グレード 高校生~大人

東京の西の端に位置する御岳山。 おそらく誰でも今まで一度は行ったことがある身近にある山だが、
山頂に鎮座する神社と宿坊にはかんがえてもいなかった物語があったのだ。

お勧めの一冊です。

クレイクラフト作品

2014-08-09 09:33:38 | 趣味
 趣味で習っているクレイクラフト。クレイクラフトとは石粉粘土で作品を作り、焼成せずに自然乾燥させて
その後アクリル絵具を塗り、絵具が十分乾いたらニスを塗って仕上げると完成となる。

私はすでに10年以上習っているが、まだまだ自分が納得できる作品は数少ない。

最近は作品のアイディアもなかなか浮かばず頭を悩ましているところだが、娘が東南アジアのお香立てに
興味をもっているので、クレイクラフトでも出来ないかと考えてチャレンジしてみた。

形は少々いびつだが、なんとか完成。でも肝心なお香を立てる部分が上手くできなくて、これもいまいちの
作品となってしまった。


ティッシュカバー

2010-06-09 09:26:25 | 趣味
 石粉粘土を使って作品を作るクレイクラフト。

私はもうかれこれ十五年くらい習っているが、このクレイクラフトもなかなか奥が深く、何年習っても自分がイメージした納得のいく作品が出来ない。

でも今月の初めに開催される作品展に数点出品することになり、先月初旬から最後の一点の作成にとりかかった。

その作品がティッシュカバーだ。この作品も粘土を編みこんで作成するので、見た目より
かなり難しい。でもやっと作品展の搬入日に間に合わせることができた。ヤレヤレ・・・

今回は柄にもなく少し乙女ティックに作ってみたが、色塗りが大変でかなり手間取ってしまったが、まあまあ少しは満足のいく作品になった。

展覧会「語りかける風景」

2010-05-25 20:02:28 | 趣味
 先日渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の展覧会「語りかける風景」を鑑賞してきた。

今回の展覧会は、フランスのノートルダム大聖堂の近くにある「ストラスブール美術館」所蔵の風景画展。

主に1800年代から1900年初頭の画家 コロー、モネ、シスレー、そしてピカソなどの作品71点の油彩が一堂に展示されていて、見ごたえがあった。

ヨーロッパで風景画が描かれるようになったのは15世紀頃のイタリアが最初で、そのころの風景画は物語の背景に過ぎなかったものが、次第に独立したジャンルへと発展して、今日のような風景画が誕生したのは19世紀に入ってからだそうだ。

今回の展覧会は、Ⅰ窓からの風景 Ⅱ人物のいる風景 Ⅲ都市の風景 Ⅳ水辺の風景
        Ⅴ田園の風景  Ⅵ木のある風景とジャンル別に展示されていた。

とくに私が興味をひかれたのは、人物のいる風景のギュスターヴ・ブリオンの「女性とバラの木」だ。光の描き方が素晴らしいとおもう。

クリスマス飾り

2009-12-25 20:37:06 | 趣味
 今日はクリスマス。子ども達が自立して家を出て行った我が家では
この何年もクリスマスツリーは飾らないし、ケーキも食べない。

でもほんの少しだけクリスマス気分を楽しもうと思い、毎年自作のクリスマス
飾りを飾っている。

今年も趣味で習っているクレイクラフトで11月から作成に取り掛かったが
完成したのは12月23日という有様。

でもなんとか世界にただ一つのクリスマス飾りが完成した。

今年の作品は通販に載っていた写真をヒントにして、トナカイとプレゼントが
大きな籠に乗っているイメージで作ってみた。

私としてはまあまあ納得の作品に仕上がったが、考えてみるとやはりサンタクロースも作って一緒に籠の中にのっているのがよかったかな?


海のエジプト展

2009-09-18 11:06:36 | 趣味
 先日パシフィコ横浜で開催中の「海のエジプト展」を鑑賞してきた。

会期が今月23日までということもあり、平日にもかかわらずかなり
混雑していた。

しかし、「海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝」と
いうことでみどころ満載の海のエジプト展だった。

広い会場を五つのエリアに分けてあり、まずは聖なる癒しの都カノープス
に入る。ここはセラピス神をまつる大きな神殿があり、たくさんの巡礼者が
訪れた町。

次にセンターサークルに入るが、ここは水中発掘現場で、海中発掘シーンの
再現ジオラマ等があり、水中考古学がわかる。

三つ目は、神々とファラオが出会う都ヘラクレイオン。ここには4メートル
以上もあるファラオや王妃、ハビ神の巨像が立っていて圧倒される。

四つ目は、クレオパトラが愛した都アレクサンドリア。ここはアレクサンドロス
大王によって建設され、プトレマイオス朝の王都として栄えた町。

最後にデジタル技術を使ったCG映像を、大画面でバーチャル体験できる
シアターで、2000年前の古代都市アレクサンドリアの海底を散策した。

私は興味深い展示物をじっくりと見たかったが、どのブースもものすごく
混雑していて、どれ一つとしてしっかりと見ることが出来ずとても残念だった。



会場にたくさんいた係員が客の流れをコントロール出来ないものかと思ったが
声掛けはなく、観客の携帯電話やペットボトルを持ち込む人に対する注意のみだったのにはガッカリした。



狂言鑑賞

2009-02-15 21:40:28 | 趣味
 昨日同様に2月とは信じられないほどポカポカ陽気の今日、調布駅前にあるグリーンホールで催された「狂言会」を鑑賞してきた。

狂言は能と同様に桃山時代から続く伝統芸能で、特に狂言は庶民の笑いを意識して能舞台の上で演じられている。

今日鑑賞した狂言は、京都を拠点に活躍する大蔵流・茂山千五郎家の狂言会で、演目は「二人袴」「千鳥」「梟(フクロウ)」の三つ。

狂言は日頃馴染みのある映画とことなり、今までなんとなくとっつきにくい感じがしていた。

しかし最近は狂言の絵本が出版されたり、子ども向けに「狂言こども体験や観賞会」等が開かれたり、小学校の教科書にもとりあげられるようになってきた。

つまり、室町時代から脈々と受け継がれてきた伝統芸能の能や狂言を、今の時代に生きる庶民に理解して愛してもらう、いわば裾野を広げるための活動をされておられるのだと思うが・・・

今日の演目は、多少言葉が聞き取りにくい点はあったが、思っていた以上に楽しめた。
なにより演者の声の張りとボリュームに圧倒された二時間だった。

クレイクラフト最近の作品

2009-02-10 11:31:06 | 趣味
 最近は大きな作品を制作するのにはあまり時間がとれず、なんかチマチマとした小物ばかり制作していたが、昨日やっと手がけていたものが完成した。

この作品は、キッチンペーパーをこの中央の棒に刺してキッチンや食卓の上に置いて使用するもの。

出来上がってはみたものの、中央に刺してある棒を固定している台が、粘土が乾燥するにつれだんだん歪んできて多少ガタガタしてしまう失敗作。

やはりこの部分は粘土ではなく、木を丸く切って作るべきだった。次回また挑戦しよう。


身近な鳥

2009-01-03 10:43:32 | 趣味
 穏やかな天候に恵まれている今年のお正月。

私の住む住宅地は最寄りの駅や繁華街から少々離れていることもあり、車の音もまったく聞こえずとても静かである。

ベランダの戸を開けると聞こえるのは、どちらかの飼い犬の鳴き声と小鳥の鳴き声のみ。

小鳥といえば私たちの会「日野・子どもと本の出会いの会」で、先月地元の小学校の教師で、日本野鳥の会の会員である滝島克久先生を講師にお招きして、講演会をおこなった。

もともと野鳥に興味のある私は先生のお話しを聞いて、今まで知らなかったことも沢山教えていただき、とても楽しく拝聴させていただいた。


「“鳥”ってどんな動物?」て問われて「羽がある」「飛べる」「卵を産む」・・
「いいえ、定義を一言で言うと“羽毛」のある動物”です。」とのこと。

今世界中に生息している鳥の種類は約9000~10000種 日本には約600種 日野市には約150~200種いるそうだ。


ちなみに日野市の鳥に指定されている鳥は「カワセミ」で、高幡不動の池や程久保川、淺川、多摩川などで最近よく目にすることができ頭喉翼尾は濃緑、背~尾はコバルト色、メスは喉の下が赤いのが特徴である等々・・・


 今日も我が家の餌台にやってきた鳥は、ミカンがお目当てのメジロのつがいにパンのクズを啄ばむスズメ、そしてこの小鳥たちを追い払うヒヨドリ。

前の雑木林の横にそびえる給水等付近には数羽のカラスが見える。

今後、先生から教えて頂いたことを参考にして、沢山の鳥を観察していきたい。そして、是非ともカワセミを見てみたい!!










「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展

2008-12-15 21:07:21 | 趣味
 六本木の国立新美術館とサントリー美術館で、10月4日から昨日まで同時開催されていた「巨匠 ピカソ」展を閉幕の二日前に鑑賞してきた。

今回は二つの美術館で合計230点ほど出品された大規模な回顧展とのことだったが、私が鑑賞したのはサントリー美術館の「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展で
出品数は58点.

展示の仕方は青の時代といわれる初期の作品から順番に戦中から戦後そして晩年まで5つに分けられていた。

作品は油彩のほか、水彩や木炭画、銅版エッチング、鉛筆画など様々な技法で描かれていて、晩年の作品まですべてが力強く、見るものに強烈なインパクトを印象づけたピカソ展だった。

 
当日は閉幕が近づいていたのと金曜日ということもあり、かなり込み合っていて、気にいった作品の前でゆっくりと鑑賞することができなくて少々残念だった。