さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

初島

2010-02-24 14:42:51 | 旅行
やっと天気の回復した先日、日帰りで初春の初島に行ってきた。

熱海から高速船で約25分で到着する初島は、相模灘に浮かぶ周囲4キロしかない
小さな島。ちなみにこの島は伊豆七島の一つではなく、静岡県熱海市に属する。この島の人口は150人ほど。しかし観光客やダイビングをする若者が島の人口の十倍
くらい常時来るそうだ。

島にある資料館でこの島の歴史を読んでいると、島が小さいが故の昔からの工夫が
書かれていた。
その一つが家は全部で41軒と決められ、代々長男が受け継いでいくこと。

そのためには子どもが中学を卒業すると、全員が島を離れて高校に通い、長男だけが
いずれ島に戻り家の跡取りとなるそうだ。

しかし、最近になって家の跡継ぎを長男と限定しなくてもよいとされた。

ちなみに島にはログハウスで出来たしゃれた学校が一校あり、小学生と中学生合わせて20人だけで、教師が11人だそうだ。(うらやましい!)

さて島のマップをみながら島一周4キロを一時間かけて歩く。平坦に見えた島も結構
アップダウンもあり、ほどよい運動になった。

また島には自生している沢山のやぶ椿や早咲きの桜、菜の花などがちょうど見ごろをむかえ、目を楽しませてくれた。

私は注目した花、それは初めて見た花「キング・プロティア」という花が沢山咲いていた。
この花は、南アフリカ原産の花で、南アフリカの国花となっていて、切り花や鉢植えに
適しているそうです。

新刊紹介『おじいさんのいえ』

2010-02-17 10:09:38 | 児童書
 おじいさんは愛犬のピーピラピューを連れてもう永いこと旅をしていた。
おじいさんには帰る家がないのです。
歩き疲れたおじいさんが木箱に腰をおろしたら、その箱の中は子育て中の猫
の家でした。やっと森の中にあった小屋をみつけ、一晩泊ろうとするとそこには
子狐たちがいて・・・どこにいってもおじいさんが落ち着ける家は見つかりません。

やがてある古いお屋敷をみつけたおじいさんがそのお屋敷に入ってみると、そこ
にいたのは一人暮らしの年老いたおばあさんでした。

おばあさんと話しをしているうちに、おじいさんは自分の帰るべき場所をもういちど
見つけなおしたのでした。そこは一体どこなのでしょう?

 ・書名   『おじいさんのいえ』

 ・著作&絵  植垣歩子

 ・出版社   偕成社 2010年2月初版  \1200+税

 ・グレード  小学校低~中学年

 今、どこでも一人で暮らしているお年寄りが大勢いる。この絵本を読んでいると
ついそんな現実と重ね合わせてしまう。あなたの「こころの家」はどこですか?

蝋梅の花

2010-02-13 09:29:23 | 花&植物
 昨日の午前中、雪がちらちら降ってきた。そうだ!雪の百草園は
きっと風情があってよさそうだ・・というわけで寒いなか出かけてみた。

こんな天気のなか訪ねる人はさすがにいない。あ!そうそう写真を撮っていた
若者が一人いました。

百草園は静寂そのもの。でもお目当ての雪はいつしか小雨に変っていた。

梅の花はおおよそ五分咲き。蝋梅はそろそろ見ごろは過ぎていた。

私は蝋梅の花の香りが好きだが、雨にうたれるとほのかな香りもしないのか?
残念・・・

今シーズンお天気の良い時にもう一度梅の香りを楽しみにこよう。


薔薇のプレゼント

2010-02-11 16:35:48 | 花&植物
 先月末、息子夫婦から夫の誕生日のプレゼントにミニ薔薇の鉢植えが届いた。

届いた頃は沢山ある蕾もまだ固く閉じていたので、日差しのよく入る部屋に
数日置いていたらみるまに蕾は大きくなり、次々に開花した。

本当に太陽ってすごい!改めて植物の持っている生命の不思議に感動した。

気持ちが落ち込むことがあっても、華やかな色の花が室内にあると気持ちが
和んで元気がでてくる。


あ!お魚が・・・

2010-02-09 16:38:59 | ひとこと
 節分の日、銚子にお住まいの方から沢山の鰯が送られてきた。

その日の夜、お礼の電話をした際、「数日天日に干して、その後冷凍しておけば
便利ですよ」と教えていただいた。

翌日、早速鰯をざるに並べて一階のベランダで天日干しをした。

そして夕方になり、取り込もうとしたその時、なんといつも我が家の辺りを徘徊している
白と黒の斑猫がざるに片足をつっこみ、鰯にかぶりついているではないか・・・

驚いて追い払おうとすると、逃げるどころか私を睨みつけて?おおきな鰯をまたくわえて
悠然と立ち去ったのだ。トホホ・・・二匹も取られてしまった。

私はカラスに狙われるかな~とは頭の隅にあったが、猫のことはすっかり油断していたのだ。

まさにサザエさんの「お魚くわえたどら猫をおいかけて~」の歌を思いだしたのだった。

新刊紹介『ウルフ谷の兄弟』

2010-02-06 14:00:42 | 児童書
 アメリカ中部の都市セントルイスで暮らしていたバートとアニーの兄弟は
母親が病で亡くなったので、一人暮らしの伯父さんの家に預けられることになった。

ながいことバスに揺られ、田舎町のジェイソンに着いたが出迎えてくれるはずの伯父さんは
いない。
やっとのことで探し当てた伯父さんの家は、かつては沢山の狼が生息していたという
ウルフ谷にある荒れ果てた一軒家だった。

たよりの伯父さんはアルコール依存症。この夜から二人の周辺には得体のしれない影や
奇妙な泣き声が聞こえ・・・

・書名  『ウルフ谷の兄弟』

・著者  デーナ・ブルッキンズ

・訳   宮下嶺夫

・出版社  評論社 2010年1月初版 ¥1400+税(1984年評論社より刊行された『ウルフ谷の兄弟』の改訳新版です)

・グレード 高学年~中学生

 秋から冬に移り変わるウルフ谷、この谷の自然描写がじつに臨場感があり、またアメリカの季節の行事やお祭りの様子がよく描かれている。

 本書はアメリカの女性ミステリー作家デーナ・ブルッキンズが1978年に発表して
この年の最優秀ジュニア推理小説として、「エドガー・アラン・ポー賞」を受けた
作品。

久しぶりに怖くてドキドキしながら読んだ一冊です。
 

ヒヨドリ

2010-02-02 16:34:07 | ひとこと
 我が家では冬のこの時期、庭の小枝や小鳥の餌台にみかんやりんごを刺している。

数日して、すっかり皮だけにになったみかんを取り去り、また半分に切ったみかんに
取り換える。

するとこのみかんやりんごを目ざとく見つけまず最初にやってくるのがヒヨドリ。

ヒヨドリの旺盛な食欲には見てても驚くばかり!

このヒヨドリが食べ終わって飛び去るのを、少しはなれた梢でひたすら待っているのが
二羽のメジロ。

メジロはよくつがいでやってくる。私はヒヨドリよりメジロに最初に啄ばんでほしいのだが
思うようにはいかない。やはり鳥の世界も、弱肉強食なのかもしれない・・