さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

キャンベンディッシュの宿泊

2016-08-02 10:20:43 | 書籍一般
 今回の旅行では、シャーロットタウンではホテルに宿泊したが、キャンベンディッシュ
では二泊ともB&Bに宿泊した。

宿泊したB&Bの名はキンドレッドスピリッツカントリーインというロッジ。

ここのロッジはグリーンゲイブルズのすぐ近くで、緑に囲まれた広大な敷地内にいくつもの
素敵なロッジが点在している。

一つのロッジ内にはタイプの異なる部屋がいくつもあり、室内は清潔でとても快適だった。

また敷地の中央には沢山のお花が今を盛りと咲き誇っていた。

新刊紹介『オキノタユウの島で』無人島滞在 “アホウドリ”調査日誌

2015-06-24 14:26:20 | 書籍一般
 だれもが一度は耳にしたことのある鳥の名前「アホウドリ」この鳥は日本各地で様々な名で呼ばれている。

この本の著者である鳥類学者であり、動物生態学者でもある長谷川博氏は、山口県長門地方で呼ばれている「オキノタユウ」
がもっともふさわしいと考え、本書ではアホウドリに代わる名前として書かれている。

このオキノタユウは、人間が羽毛を取ること等による乱獲で1949年に一度は絶滅宣言されたが、じつは少数の鳥が無人島で生き残って
いた。
長谷川氏は、この鳥を絶滅から救うため40年以上にわたって地道な調査を続け、克明な記録を残している。また
毎年1ヵ月もの間、伊豆諸島の無人島の鳥島でオキノタユウの調査と保護活動を現在も続けている。

長谷川氏がこの道に入ったきっかけは・・・・

 ・ 書名 「オキノタユウの島で」 無人島滞在“アホウドリ”調査日誌

 ・ 著者  長谷川 博

 ・ 出版社 偕成社  2015年5月初版 \1800+税

 ・ グレード 中学生~

 
 本書にはご本人が撮影された美しいオキノタユウの写真をはじめ、様々な調査記録や毎日の食事内容、気象データー、一日の
総歩数まで記されている。是非読んでみてください。お勧めの一冊です。


本屋大賞の『鹿の王』

2015-04-09 14:59:31 | 書籍一般
 一昨日第12回本屋大賞が発表された。選ばれた本は上橋菜穂子さんの『鹿の王』だった。嬉しい!
この本は本屋大賞にノミネートされているし、結構読み応えがありそうなので、入院中に病院で読もうと購入して
持ち込んでいた。

私は上橋菜穂子さんの作品のフアンで今まで刊行された本はだいたい読んでいる。しかし今回の作品はグレードが
児童書というより大人を対象にしているのではないだろうか?それは今世界で大流行しているエボラ出血熱や
領土問題や部族間の紛争等とリンクしてしまうからだろうか?

いずれにしても前近代を舞台にした壮大な医療ファンタジーで、奴隷となったヴァンと医術師のホッサルという
二人の若者が主人公。

上橋さんの作品らしい独特の言葉を理解するのが最初は難しいが、ある程度理解するとあとは時間を忘れて
作品の世界に入り込んでしまう。

・書名  『鹿の王』 上巻 生き残った者  下巻 還って行く者     

・著者  上橋菜穂子

・出版社 角川書店 2014年9月初版 \1600+税

・グレード中学生~大人

上巻下巻とも500ページ以上あり、ずっしりとして読み応えのある作品です。是非親子で読んでみてください。

新刊紹介『ある小さなスズメの記録』人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

2015-04-01 15:51:47 | 書籍一般
 浅田次郎著『神坐す山の物語』を読み終わったら次に読もうと決めて病室に持ち込んだ本がこの
『ある小さなスズメの記録』だ。

 第二次世界大戦下のイギリスのロンドンが舞台。ある日一人の老婦人が庭で一羽の小スズメを拾い上げた。
この小スズメは翼に障害があり、飛ぶことができないので親スズメがこの小スズメを巣の外に落としたようだ。
 婦人はこの小スズメに「クラレンス」と名前をつけ愛情深く育てる。やがてクラレンスは・・・

・書名 『ある小さなスズメの記録』
  
  クレア・キップス 著 梨本果歩 訳 小川洋子 解説 酒井駒子 絵  

・出版社 株式会社文芸春秋 文春文庫 2015年1月初版 \650+税

・グレード 成人一般

 この小スズメは特異な才能を開花させ、敵機の来襲におびえる人々の希望の灯ともなる。

クラレンスは老夫人とはなんと12年間も一緒に生きた。これは全て実話で、かつて世界的に大ベストセラーとなった。