『おばあちゃんのちょうちょ』

久しぶりに本の紹介をします。タイトルは『おばあちゃんの
ちょうちょ』　ＢＬ出版
バーバラ・Ｍ・ヨース文　ジゼル・ポター絵　ふくもとゆきこ訳

秋から冬にかけてメキシコの森で冬を過ごすために、ものすごい
数のオオカバマダラチョウが北から飛んでくる。そして森のモミ
の木の蜜を吸い、太陽の下で羽をひらひらはためかせる。そこは
マジック・サークルとよばれている。そして春になるとチョウは
北に向かってとび立っていく。そんなある日　私の大好きなおばあちゃん
が死んだ。いつも一緒にトルティーヤを作っていたのに。

いつも身近にいて大好きなおばあちゃんの死をうけとめられない
少女に、パパは「だれかを愛しているかぎり、その人はずっと
心の中にいるんだよ」という。

人の死、そしてメキシコの風習、不思議なオオカバマダラチョウの
の習性などを教えてくれる素晴らしい一冊です。小低学年～