両親を同時に失くし親戚に預けられることになった少女と、夫の暴力から逃れてきた女性は
偶然東北の小さな狐崎の駅に降り立った。駅前の食堂で遅い昼食を取り終えたその時、大きな
地震に遭遇し、間もなく巨大な津波が襲ってきた。
見ず知らずの二人は手に手をとって地元の人について避難先に向かった。知らない土地での
不安な避難生活を変えたのは、不思議な一人の老婆だった。この老婆によって二人の運命は
・・・
・書名 『岬のマヨイガ』
・著者 柏葉幸子
・絵 さいとうゆきこ
・出版社 講談社 2015年9月初版 \1500+税
・グレード 小学校高学年~
本書は 柏葉幸子さん、デビュー40周年記念作品で、「日常」と「不思議」を巧みなタッチで
描いている。また、作中の不思議な老婆の故郷である遠野の民話も随所に登場し、河童や狛犬等も違和感
なく描かれている。
3・11を中心に据えた作品だが、なかなか読み応えのある作品だ。
偶然東北の小さな狐崎の駅に降り立った。駅前の食堂で遅い昼食を取り終えたその時、大きな
地震に遭遇し、間もなく巨大な津波が襲ってきた。
見ず知らずの二人は手に手をとって地元の人について避難先に向かった。知らない土地での
不安な避難生活を変えたのは、不思議な一人の老婆だった。この老婆によって二人の運命は
・・・
・書名 『岬のマヨイガ』
・著者 柏葉幸子
・絵 さいとうゆきこ
・出版社 講談社 2015年9月初版 \1500+税
・グレード 小学校高学年~
本書は 柏葉幸子さん、デビュー40周年記念作品で、「日常」と「不思議」を巧みなタッチで
描いている。また、作中の不思議な老婆の故郷である遠野の民話も随所に登場し、河童や狛犬等も違和感
なく描かれている。
3・11を中心に据えた作品だが、なかなか読み応えのある作品だ。