さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『ぼくの守る星』

2014-10-05 14:10:46 | 児童書
 主人公の夏見翔は中学2年生。彼は現在公立の普通校に通学しているが、彼にはディスレクシアという障害がある。
外見からは一見普通の子と何ら変わるところはないが、この障害は「字の読み書き」が困難なのだ。だからなかなか
授業についていけず、勉強が出来ない子という烙印をおされている。しかし・・・

・ 書 名  『ぼくの守る星』

・ 著 者  神田茜

・ 出版社  集英社 2014年3月初版  \1200+税

・ グレード 中学生~

 本書は主人公の翔本人と、息子のハンディキャップを受け止められず悩む両親、そして家庭内に大きな問題を
抱えて悩む翔の数少ない友人等 それぞれの立場で書かれた短編集。全編を通して、翔のやさしさが読者の心を
やわらかく包み込む作品。

被災体験を聞く 命はてんてんこ

2014-10-05 10:35:18 | ひとこと
 語りの祭りの二日目、私は地元の志津川の民話と被災者の話を聞く分科会に参加した。

1部では、しづかわ民話の会の会員による民話を聞いた。その後2部では会員5名の方から
被災体験をお聞きした。幾つか心に響く話から。

・生きている命は魂に刻み込まれている。命なくなるまで生きるべな~。
・30分の中で生死をわけた。正確な情報を得るのが難しい・地震があったら津浪がくる。おおかみ少年ではいけない。
・命はてんてんこ(自分の命は自分で守る)・地域や仲間との絆が大切。

この志津川の語りの会のおばばたちは、仲間を津浪で失った悲しみを乗り越え、震災後
五か月後には、震災を語り継ぐ活動を始められたそうです。