先日代々木オリンピック記念青少年総合センターで二日間にわたり
開催された「子どもの本全国研究集会」に参加した。
朝9時半から昼食時間をはさんで、夕方の4時半まで講演およびそれぞれ
六つの問題提起があった。
どの問題提起も、今回のタイトル「読書の力と学ぶよろこび」をそれぞれの
立場で熱く話されていた。
しかし、私の心に強く響いたのは、四人の作家によるリレートーク
「本をつくる上での課題」で岡崎ひでたかさん、津田櫓冬さんのお二人の
トークだった。
特に岡崎ひでたかさんは、どの作品も弱い立場の民衆に視点をおいて描かれて
いて心を打つ作品が多く、私が尊敬する作家の一人だ。
そして、この日のトークもとても興味深い素晴らしい内容だった。その内容は
「今まで数多くの戦争をテーマにした児童文学が発表されているが、多くは
被害国として描かれているものが多い。
加害国としての戦争文学は数少ない。中国に取材旅行し今加害国としての立場
で長編を執筆中」とのこと。
最後に岡崎さんは、「正しい社会認識を持った子どもになってほしいとともに、
自分もそのような人間になりたい」と語られた今80歳を迎えた作家の言葉に
衝撃をうけた。
このような催しに参加するのはかなり疲れるが、毎回多少なりとも刺激を
受けので、今年も参加できてよかったと感じた二日間だった。
開催された「子どもの本全国研究集会」に参加した。
朝9時半から昼食時間をはさんで、夕方の4時半まで講演およびそれぞれ
六つの問題提起があった。
どの問題提起も、今回のタイトル「読書の力と学ぶよろこび」をそれぞれの
立場で熱く話されていた。
しかし、私の心に強く響いたのは、四人の作家によるリレートーク
「本をつくる上での課題」で岡崎ひでたかさん、津田櫓冬さんのお二人の
トークだった。
特に岡崎ひでたかさんは、どの作品も弱い立場の民衆に視点をおいて描かれて
いて心を打つ作品が多く、私が尊敬する作家の一人だ。
そして、この日のトークもとても興味深い素晴らしい内容だった。その内容は
「今まで数多くの戦争をテーマにした児童文学が発表されているが、多くは
被害国として描かれているものが多い。
加害国としての戦争文学は数少ない。中国に取材旅行し今加害国としての立場
で長編を執筆中」とのこと。
最後に岡崎さんは、「正しい社会認識を持った子どもになってほしいとともに、
自分もそのような人間になりたい」と語られた今80歳を迎えた作家の言葉に
衝撃をうけた。
このような催しに参加するのはかなり疲れるが、毎回多少なりとも刺激を
受けので、今年も参加できてよかったと感じた二日間だった。