A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ドナルドバードとアダムスのクインテットにケリーが加わると・・・

2007-02-07 | PEPPER ADAMS
OFF TO THE RACES / DONALD BYRD

WYNTON KELLYの初期の録音は、Dynah Washingtonのバック、Dizzy Gillespieのオーケストラでの演奏が数多い。そして、57年の後半から、色々なセッションに参加したものも多くなる。

このアルバムは、BLUE NOTEでの、Donald Byrdのリーダーアルバム。Kellyも彼に集められて参加したのだろう。
そして、58年の年末に吹き込まれたこのアルバムから61年にかけては、マイルスのグループへの参加を含めて、毎週のように年間数10の録音セッションに加わっている絶頂期だ。
そういう意味では、KELLYの転換期の一枚だ。

自分は、この頃コンビを組んでいたPEPPER ADAMSが参加しているので買ったものだが、BYRDのストレートで癖の無いトランペットはハードバップそのもの。この時代のブルーノートサウンドだ。
スタンダードのLOVER COME BACK TO MEで始まるが、アップテンポで明快なメロディーラインでごりごり迫る。
自作のSUDWEST FUNK、DOWN TENPOは、まさに“FUNKY”な演奏。Kellyのピアノも全体のFUNKYな雰囲気に引っ張られていて、軽やかなKellyのいつものタッチとは少し違った感じだ。



1. LOVER COME BACK TO ME
2. WHEN YOUR LOVE HAS GONE
3. SUDWEST
4. PAUL’S PAL
5. OFF TO THE RACES
6. DOWN TEMPO

Donald Byrd (tp)
Jackie McLean (as)
Pepper Adams (bs)
Wynton Kelly (p)
Sam Jones (b)
Art Taylor (ds)

Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, December 21, 1958
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THE GREAT / LOREZ ALEXANDORIA

2007-02-06 | MY FAVORITE ALBUM
1964年。IMPULSEレーベルが元気だった時、LOREZ ALEXANDRIAのアルバムのバックにWYNTON KELLYが参加している。
この年は、Kellyはリーダーアルバムもほとんどなく、一時の録音ラッシュとは縁遠くなっている頃だ。
64年といえば、このImpulseでコルトレーンの「至上の愛」が録音された年。JAZZの桧舞台の主役が交代の時期かもしれない。

IMPULSEレーベルは、エリントニアンらの中間派から、VOCAL、そしてコストレーンまで幅広く品揃えをして、その当時一番元気なレーベルだったかもしれない。
コーティングされたダブルジャケットの垢抜けたデザインが、新しいJAZZの時代の訪れを感じさせてくれた。
黒のバックに彼女の顔が浮かび出る写真が綺麗だ。この頃のインパルスのアルバムのジャケットは写真を上手く使ったシンプルなデザインのものが多くある。
写真のクオリティーが高く印象的だった。

このアルバムの主役はあくまでもアレキサンドリア。
バックをオーケストラからトリオまでいくつかバリエーションを持たせて、彼女の歌が存分に聴ける。彼女の歌はゴスペルが基本。力強く歯切れの良い歌声だ。
KELLYが活躍するのは、やはりトリオのセッション。あまり前面に出ることもないが、随所にKELLY節を聞く事ができる。KELLYが入るとSWING感が増すから不思議だ。

このアルバムのライナーノーツには、彼女自身の曲への想いが語られている。
SATAIN DOLLは演奏ではよく聞いたが彼女は歌い始めてまだ2年とか、I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFOREは、彼女のハズバンドに捧げたとか・・・・・。
歌った本人の曲への想いが分かるのは良いことだ。

Show me
I’ve Grown Accustomed to Her Face
Get Me To The Church On Time

I've Never Been in Love Before
Satin Doll -
Over the Rainbow -
The Best Is Yet to Come -
Give Me the Simple Life
My One and Only Love
I'm Through with Love

Paul Horn (as, fl )
Wynton Kelly (p)
Ray Crawford (g)
Al McKibbon (b)
Jimmy Cobb (d)
Lorez Alexandria (vo, finger pops)

Los Angeles, CA, 1964

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風が吹き荒れる一日・・・・・・・月例になると天気が荒れる

2007-02-05 | SHOT OF THE DAY
そもそもこのブログを始めたきっかけは、好きなゴルフのラウンドで、その日の印象に残った一打を記録しておこうと思ったのが理由のひとつ。
数多くラウンドすると、一回ごとの記憶も薄れがち。「あの時の一打」を思い出せるのも楽しいかなと、思った次第である。
調子が良い時は、ここ一番のショットを思い出しながら書くのも楽しいものなのだが。
ところが、最近は調子が今ひとつ。いいショットよりも、反省の一打の方がすぐ頭に浮かぶ。それはそれで大事なのだが。

節分も過ぎ早くも立春。天気は良く春を感じさせるが、強い風がまだ冬を感じさせる。
今日はそんな一日だった。
先月の月例は後半雪交じりの天気。このコースの月例、どうやら今年は天気との相性が悪そうだ。

強い風が吹き荒れると、パットをするにもボールが動きそう。
なかなか落ち着いてプレーができない。スタート前から、何かが起こりそうな気配だ。
体感温度も寒く、毛糸の帽子に、マフラー、手袋と久々に完全防寒装備でスタート。

出だしから、我慢のゴルフが続く。
2番ホールでは、早速右にプッシュアウトしたボールが木の根っこの上に、スイングが出来ずに左打ちで出すだけ。
4オンのダボ。

3番の打ち下しのショートは、風向きが分からない。
オナーがアゲンストと読んで打ったボールは大きくグリーンオーバー。
このような時、最後に打つのは有利だ。
後の2人のショットの行方を見極めてクラブ選択。
多少右から流されたが、狙い通りセンター手前にオン。
ところが上りのライン、4mを寄せきれずボギーに。
いい流れのきっかけがつかめない。

次のロングはもろにアゲンストになっていて、ティーショットの距離が出ない。
普段よりは30Yは手前。
いつもであれば、右の池の淵の上を狙っていくのだが、距離が出ていないのが気になる。
このままMでは、池に捕まってしまうのではという気持ちになり、スタンスの向きを左目に変える。
結果はナイスショットであったが、最後の落ち際で風に持っていかれて左サイドへ。OBゾーンに僅かに入って止まった。
完全に風の読みを忘れていた。
結局のこの一打が、今日の流れの明暗を分ける一打になってしまった。

打ち直しの後、第3打も強い風に阻まれグリーンに届かずショート。そこから今後はアプローチの距離感を今度は風を読みすぎてオーバーして奥のバンカーに。
結局、グリーン周りを行ったりきたり。このホール「10」。
ひとつのミスの後で踏ん張れず、反対にずるずると崩れてしまう最近のパターンに。

同伴者も、他のホールで、それぞれ交代で大叩き。悪い病気を蔓延させてしまった。
前半は皆揃って50を越える。

皆で100は打たないぞと気合を入れ直した後半。
12番のショートで今度は4人揃って手前の池に。
アゲンストを読みきれなかったのか。あたりが悪かったのか。
最近苦手にしていなかったホールだが、以前の悪い記憶を思い出す。
そして打ち直しの3打も、池に転がり落ちる。
このホール6オン3パットの8。
これが結局災いして、自分一人が後半も踏ん張れずに100を超える。
いくら節分とはいえ、年の数ほどは打ちたくない。
あわやハーフのエイジシュートに。

風の影響は皆同じ条件だが、その後が悪すぎる。
この日のもう一つの敗因は3パット。
ショットの内容も悪くはないのだが、プッツン病には困ったものだ。
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KELLY’S MEMORIES / WYNTON KELLY

2007-02-04 | MY FAVORITE ALBUM
KELLYの代表作の一枚が、VEEJAYレーベルの「WYNTON KELLY!」。
JAZZ喫茶でもよくかかっていた定番だ。
JAZZを聴き始めた頃、聞きなれた「枯葉」が入っていたこともありよく聞いた。
丁度、JOY BRYANとの共演の一週間前の録音。
1年間で30以上の録音のセッションをこなしていた全盛期の一枚だ。



これの別テイク版が入っているというので買い求めたのがこの一枚。
VEEJAYレーベルの未発売曲を集めたアルバムだ。LP時代にも、幻の名盤ブームがあり、レア版や未発表曲探しがよく行われた。
そんな時代のアルバムで、オリジナルではない編集物だが、これもよく聞いた一枚である。

CDが世に出てから20年以上。昔LPで発売されたJAZZのアルバムが、CDで再発されている。CDの収録時間が長いせいもあるが、再発に際して別テイクや未発売曲が収録されていることが多い。
単におまけのようなものもあるが、ファンにとっては今まで聞いたことが無かったものが日の目を見ることはありがたいものだ。

「枯葉」の別テイクもいいが、最初のアルバムには未収録だった、SOMEDAY MAY PRINCE WILL COMEなどもお気に入りの曲なので嬉しい限りだ。ちょっと短いのが残念だが。
トリオの演奏だけでなく、ハードバップ全盛期のバックの演奏はトリオとは違ってファンキーな一面も見せている。
何枚かWYNTON KELLY絡みが続いたので、せっかくなのでKELLYをもう少し思い出してみることにした。

SOMEDAY MY PRINCE WILL COME (A)
CHAR’S BLUES (A)
TIBBIT (B)
JUST IN TIME  (B)
AUTUMN LEAVES         (A)
F.BLUES              (C)
DEAR ANN (C)

Session A
WYNTON KELLY
PAUL CHAMBERS
SAM JONES
JIMMY COBB
Recorded July,20&21,1961

Session B
BOOKER LITTLE
FRANK STROZIER
WYNTONE KELLY
PAUL CHAMBERS
JIMMY COBB
Recorded Feburuary 2, 1960

Session C
FREDDIE HUBBARD
CANNONBALL ADDERLEY
WYNTON KELLY
PAUL CHAMBERS
JIMMY COBB
Recorded Feburuary 2&3, 1960
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ハワイ難ホールチャレンジ玉砕記録・・・・明日の糧に残しておこう

2007-02-03 | SHOT OF THE DAY
中途半端になっていた、ハワイの難コースチャレンジの紹介の続き。
9番ホールを終わり、いよいよ難関のINに。

10番のロングは一打の狙いどころがよく分からない。
左は危なそうだし、右はバンカー群が。
ティーショットは運よく真ん中にそこそこ行った。
ボールの場所から左手先にグリーンが見えるが途中はブッシュ。距離的には、飛ばし屋は2オン狙いができる距離だが、乗る確率は多分数パーセント。
躊躇なく右から迂回するフェアウェイを狙う。2打の落としどころ辺りは広々している。安全第一。
3打の残りは120Y強。砲台グリーンで、奥行きが狭い。
右手前はバンカーがガード。左側は手前ギリギリまでブッシュ。
距離感が大事だが、風が悩ましい。
案の定、手前のブッシュに打ち込み1ペナでダボ。



次の11番のショートも左側はすべてブッシュ。ここも左に引っ掛けてブッシュに。ダボ。



そして、景色は最高だが、難易度は高い12番。クラブハウスを遠くに臨む打ち下しのミドル。
左のジャングルは打ち込んだら即アウト。右の林は。かなり奥まで打ち込んでも大丈夫だが、見た目の圧迫感は強い。
距離を出そうとすると、フェアウェイア絞られてきて狙い場所は猫の額ほどに見える。
風は右から左へかなり強い。
右の林に向けて打ったボールは、視界から消えたが、風に乗ってフェアウェイの左サイドギリギリに。下に下りると、残りは、120Y位のべスポジ。
そして2打がまた難しい。
池に囲まれたアイランドグリーンは時々あるが、ブッシュに囲まれた島のようなグリーンは初めてだ。水よりもブッシュの方がプレッシャーを感じる。
ところが、プレッシャーにもめげず、ここは完璧なショットで2オンのパー。



次の、13番が、更に難しい。打ち下しの度合いは少ないが距離は長い。
ティーショットが220Y先のグリーンを狙うような感じ。左右と奥がすべてブッシュ。
この2打地点で右ドックレッグ。
そこからグリーンを見ると左にフェアウェイのようなものがあるが、グリーンを直接狙うと完全にブッシュ越え。
特に、ティーショトが左側に行ってしまうと、残りは200Y近く。
とても直接狙う勇気は無い。
左サイドに刻んで3オン狙いは正解。トラブル無くボギーで切り抜ける。



ここを抜けると周りの視界は開ける。気分的にも、楽になるが。よく見るとそうでもない。右側から廻っていけば確かに安全だと思ったら、ここはミドルではなく長いショート。
廻っていくわけにはいかず、改めてグリーンを直接見ると、手前から左側はすべてブッシュ。
引っ掛けは即死。チョロだろうと、ナイスショットだろうと左側は助からない。
必然的に、狙いはどうしても右サイドに。
グリーン右手前のバンカー脇への第一打は上出来であったが、2打で乗せたボールが奥目に行ってしまう。これを何と4パット。せっかく難ホールをこなしてきたのにガックリ。



気を取り直して15番のロング。
12番の打ち下しと異なり、ここは広々したフェアウェイが右手に拡がり気が楽。
ただし、2打は崖越え。右に行くと越えるには距離が必要。
どうしても左サイドを狙いたくなる。
左に行き過ぎて距離が出すぎると、今度は崖を直撃してしまう。
あまり考えすぎずに打ったこのホールは、1打、2打とも狙い通り、何とか上手く切り抜けられたかと思ったら、落とし穴は第3打にあった。
3打地点からグリーンを臨むと、右側がすべてブッシュ。そして、グリーンには上りで左側が花道。ブッシュに突き出すように右に振れている。
残り110Y位をPWで打つが、これがグリーン右端に。
ブッシュにこぼれる
1P扱いなので、本来であればグリーンサイドでドロップできたのだが、その場で打ち直して右へシャンクし再びブッシュへ。完全に頭に血が上って打った打ち直し3回目も右へプッシュアウト。3度目ならず4度目の正直でやっとグリーンオン。
このホールなんと11。
これで完全に戦意喪失。
写真を撮る気力も無くなり、後は消化ホールに。
こうなると、結果はついてこない。
終わってみれば、後半は57。ラウンド112。ラウンドのワースト記録更新(記録を取り出した5年前から)。

ここまでやられっ放しで黙って帰る訳にも行かず、もう一人相棒を誘ってもうIRやることに。ここを一日2Rやる人は滅多にいないらしいが。
今度は、一度廻って勝手が分かっているので、OUTは快調に43。
INに入っても、1O番から3ホール連続パー。
今回は、行けるかと思ったら、13番の最難関でダブルパーの8。
更に信じられないことに、一回目に11を叩いた15番ロングホールで、全く同じ過ちを犯して崖下に3発。今回はさらに1打おまけでミスをして「12」。
結局、52になってしまったが、1回目に較べれば格段の進歩。

次回は、何とかなりそうかもしれない。
今思い返してみると、最近の大叩き病の発生源は、どうやらこのコースのラウンドかもしれない。ミスがミスを呼ぶパターンは早く卒業したいものだ。
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DOMINO / ROLAND KIRK

2007-02-01 | MY FAVORITE ALBUM
Benny Golsonと共演をした1962年、Wynton Kellyが異色のサックス奏者Roland Kirkのバックを努めたアルバムがある。このアルバムは、タイトル曲の「ドミノ」をJAZZ喫茶で聞いて気に入って買い求めた一枚。

複数の楽器を首からぶら下げ、時には2つの楽器を同時に操る特異なマルチリード奏者。
「どうやってそんなプレーができるのか」興味を持って聴いていたものだ。フルートと声をダブさせた演奏にも、何か人間味を感じた。
確かに、多彩でエモーショナルな演奏には共感を覚えたが、反対に聴いてしまうとそんなものかという感じもして。その後、他のアルバムを買い求めることもなかったが。
3本のマウスピースを咥えて演奏する様を映像でみることができる。

そんな経緯で聞いていたアルバムなので、バックのミュージシャンも特に気にはしていなかったので、記憶にも残っていなかった。
久しぶりに聴いてみたら、このアルバムには2つのセッションが納められていた。
後半の4曲がKellyの加わったセッション。前半のピアノがAndrew Hillなので、タイプが全く違う。Kellyのピアノがバックになった途端に、何となくKirkの泥臭い演奏も軽快に聞こえるから不思議なものだ。ドラムもその頃一緒にやっていたJIMMY COBBではなく、ROY HAYNES。歯切れの良さは一枚上手。

Kirkのオリジナルもやっているが、Kellyにはやはりスタンダードが似合うかも。GET OUT OF THE TOWNがお気に入り。


DOMINO
MEETING ON TERMII’S CORNER
TIME
LAMENT
A STRITCH IN TIME
3-IN 1 WITHOUT THE OIL
GET OUT OF THE TOWN
ROLAND
I BELIEVE IN YOU
E.D.

Roland Kirk ( ts, manzello, stritch, fl)
Vernon Martin (b)
(1-6)
Andrew Hill(p )
Henry Duncan(ds)

(7-10)
Wynton Kelly(p)
Roy Haynes(ds)

(7-10) : April 17-18, 1962 ,New York
(1-6) : September 6, 1962,Chicago, IL
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