以下の記事にあるように、高校で必修とされている科目を履修せず、受験科目に特化した授業編成を行っていたことが明らかになりました。
学校側は「生徒の受験のために」ということで世界史をはずしたのでしょう。判断が甘かったと言わざるを得ません。しかし、この学校だけの問題ではありません。大学一般入試のあり方が変わらない限り、受験科目偏重の授業編成が行われ、学校が「予備校化」していくことに歯止めがかからないのではないでしょうか。
恥ずかしながら私も高校時代、受験に必要ない授業に熱心に耳を傾けた記憶はないですね。
以下の記事は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061024-00000118-mai-soci より引用しています。
<高岡南高校>必修「地・歴」未履修 卒業できない? 富山
富山県立高岡南高校(篠田伸雅校長)で、昨年度の2年生197人全員が、世界史、日本史、地理のうち1科目しか授業を受けていなかったことが分かった。学習指導要領では世界史が必修で、さらに日本史と地理のどちらかを履修するよう定めている。県教委によると、生徒の間で以前から大学入試に必要な科目だけを集中的に勉強したいという声があり、学校側が昨年度の運用で一つだけ選択させたという。単位不足で全員が卒業できない事態となりかねず、学校は卒業式までに必要な授業を行うという。
生徒は2科目分の教科書を買ったが、学校側は参考書として使用するように指導。取得単位を記録する生徒指導要録には、日本史や地理の授業で世界史的な要素に触れているなどとして、必要分の単位を取得したように記載していた。
実際には、71人が日本史、32人が世界史、94人が地理だけを選択。今後、50分授業を70回受ける必要があり、7限授業や土、日、冬休み、1月の大学センター試験終了後に行う方向で検討。生徒には、24日の学年集会で謝罪したという。
加藤敏久・県教委学校教育課長は記者会見で、「学校として指導要領に反するという意識が薄かった。入試を目前にした生徒たちに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。今年度の2年生は教諭の中から疑問の声が上がり、正規の授業を受けているという。【青山郁子】
(毎日新聞) - 10月24日21時36分更新
学校側は「生徒の受験のために」ということで世界史をはずしたのでしょう。判断が甘かったと言わざるを得ません。しかし、この学校だけの問題ではありません。大学一般入試のあり方が変わらない限り、受験科目偏重の授業編成が行われ、学校が「予備校化」していくことに歯止めがかからないのではないでしょうか。
恥ずかしながら私も高校時代、受験に必要ない授業に熱心に耳を傾けた記憶はないですね。
以下の記事は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061024-00000118-mai-soci より引用しています。
<高岡南高校>必修「地・歴」未履修 卒業できない? 富山
富山県立高岡南高校(篠田伸雅校長)で、昨年度の2年生197人全員が、世界史、日本史、地理のうち1科目しか授業を受けていなかったことが分かった。学習指導要領では世界史が必修で、さらに日本史と地理のどちらかを履修するよう定めている。県教委によると、生徒の間で以前から大学入試に必要な科目だけを集中的に勉強したいという声があり、学校側が昨年度の運用で一つだけ選択させたという。単位不足で全員が卒業できない事態となりかねず、学校は卒業式までに必要な授業を行うという。
生徒は2科目分の教科書を買ったが、学校側は参考書として使用するように指導。取得単位を記録する生徒指導要録には、日本史や地理の授業で世界史的な要素に触れているなどとして、必要分の単位を取得したように記載していた。
実際には、71人が日本史、32人が世界史、94人が地理だけを選択。今後、50分授業を70回受ける必要があり、7限授業や土、日、冬休み、1月の大学センター試験終了後に行う方向で検討。生徒には、24日の学年集会で謝罪したという。
加藤敏久・県教委学校教育課長は記者会見で、「学校として指導要領に反するという意識が薄かった。入試を目前にした生徒たちに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。今年度の2年生は教諭の中から疑問の声が上がり、正規の授業を受けているという。【青山郁子】
(毎日新聞) - 10月24日21時36分更新
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