今回は、ノロウイルス対処法についてご紹介させていただきます。
先日のブログでもお伝えしましたが、11月~3月の間はノロウイルスに特に注意が必要な時期となります。
家庭内においても、ご自身もしくはご家族の方がおう吐や下痢をされた場合はノロウイルス感染を想定して行動することが非常に大切になります。
◎おう吐物・ふん便は正しく処理しましよう
1.処理に必要な消毒薬を準備
アルコールは効果がありません。ノロウイルスに効果的なのは、塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)を使用します。ご家庭にあるハイターやキッチンハイターを使用してください。
【おう吐物・ふん便の処置用】
水3Lにハイター(次亜塩素酸ナトリウム6%原液)を50ml
【衣類・食器・調理器具等の処理用】
水3Lにハイター(次亜塩素酸ナトリウム6%原液)を10ml
※500mlペットボトルのキャップ1杯が約5mlです。
2.処理に必要な物品を準備
使い捨てマスク・手袋・消毒薬・バケツ・ビニール袋・ふき取るための布や新聞紙・ペーパータオルなど
3.処理をする時の服装に注意
二次感染を防止するために適切な方法で速やかに処理を行う必要があります。
使い捨てマスク・手袋を必ず使用してください。できることなら処分してもかまわない服装(エプロン等)で処理を行ってください。
4.処理方法
1.処理をする人は手袋・マスク・エプロンを着用します。
2.おう吐物・ふん便に、水3Lにハイター50mlの消毒液に浸した布や新聞紙を覆うようにかぶせる。
3.おう吐物・ふん便を広げないように外側から内側に静かにぬぐいとる。
4.使用した布や新聞紙はすぐにビニール袋に入れ、染み込む程度に消毒薬を袋の中に入れて処分します。
5.おう吐物・ふん便をぬぐい取った後の床に、消毒薬に浸した布や新聞紙を覆いウイルスを残さないようふき取る。
6.使用したマスク・手袋・処分可能なエプロン等を、ビニール袋に入れ、染み込む程度に消毒薬を袋の中に入れて処分します。
7.トイレは、便をそのまま流さずにトイレットペーパーを上から覆い、消毒薬をかけてから流してください。便座や床は消毒薬に浸した布で、ウイルスを広げないようにふき取る。
◎ポイント
・消毒薬の作り方・バケツ等の物品は普段から準備をしておきましよう。
・二次感染防止が重要です。ウイルスを「広げない」「残さない」が大切です。
◎注意点
・次亜塩素酸ナトリウムは、衣類等が色落ちします。汚染した衣類や処理時に使用した衣類は処分することが望ましいです。
・次亜塩素酸ナトリウムは、臭いがあります。処理時は換気を十分に行ってください。
◎その他
・どうしても処分できない衣類は、85度で1分以上、または水3Lにハイター10mlの消毒薬で消毒する。(変色する場合あり)
・カーペットが汚染した場合は、消毒薬で浸した布でふき取った後、スチームアイロン85度1分間以上の高温で処理する方法もあります。
感染を予防するためには、うがい・手洗いが大切です。手洗いはノロウイルスだけでなく感染予防の基本です。
次回のブログでは手洗い手順・ポイントについてお伝えします。
やよいメディカルクリニックHP
介護老人保健施設やよい苑HP
投稿者:感染対策委員会
先日のブログでもお伝えしましたが、11月~3月の間はノロウイルスに特に注意が必要な時期となります。
家庭内においても、ご自身もしくはご家族の方がおう吐や下痢をされた場合はノロウイルス感染を想定して行動することが非常に大切になります。
◎おう吐物・ふん便は正しく処理しましよう
1.処理に必要な消毒薬を準備
アルコールは効果がありません。ノロウイルスに効果的なのは、塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)を使用します。ご家庭にあるハイターやキッチンハイターを使用してください。
【おう吐物・ふん便の処置用】
水3Lにハイター(次亜塩素酸ナトリウム6%原液)を50ml
【衣類・食器・調理器具等の処理用】
水3Lにハイター(次亜塩素酸ナトリウム6%原液)を10ml
※500mlペットボトルのキャップ1杯が約5mlです。
2.処理に必要な物品を準備
使い捨てマスク・手袋・消毒薬・バケツ・ビニール袋・ふき取るための布や新聞紙・ペーパータオルなど
3.処理をする時の服装に注意
二次感染を防止するために適切な方法で速やかに処理を行う必要があります。
使い捨てマスク・手袋を必ず使用してください。できることなら処分してもかまわない服装(エプロン等)で処理を行ってください。
4.処理方法
1.処理をする人は手袋・マスク・エプロンを着用します。
2.おう吐物・ふん便に、水3Lにハイター50mlの消毒液に浸した布や新聞紙を覆うようにかぶせる。
3.おう吐物・ふん便を広げないように外側から内側に静かにぬぐいとる。
4.使用した布や新聞紙はすぐにビニール袋に入れ、染み込む程度に消毒薬を袋の中に入れて処分します。
5.おう吐物・ふん便をぬぐい取った後の床に、消毒薬に浸した布や新聞紙を覆いウイルスを残さないようふき取る。
6.使用したマスク・手袋・処分可能なエプロン等を、ビニール袋に入れ、染み込む程度に消毒薬を袋の中に入れて処分します。
7.トイレは、便をそのまま流さずにトイレットペーパーを上から覆い、消毒薬をかけてから流してください。便座や床は消毒薬に浸した布で、ウイルスを広げないようにふき取る。
◎ポイント
・消毒薬の作り方・バケツ等の物品は普段から準備をしておきましよう。
・二次感染防止が重要です。ウイルスを「広げない」「残さない」が大切です。
◎注意点
・次亜塩素酸ナトリウムは、衣類等が色落ちします。汚染した衣類や処理時に使用した衣類は処分することが望ましいです。
・次亜塩素酸ナトリウムは、臭いがあります。処理時は換気を十分に行ってください。
◎その他
・どうしても処分できない衣類は、85度で1分以上、または水3Lにハイター10mlの消毒薬で消毒する。(変色する場合あり)
・カーペットが汚染した場合は、消毒薬で浸した布でふき取った後、スチームアイロン85度1分間以上の高温で処理する方法もあります。
感染を予防するためには、うがい・手洗いが大切です。手洗いはノロウイルスだけでなく感染予防の基本です。
次回のブログでは手洗い手順・ポイントについてお伝えします。
やよいメディカルクリニックHP
介護老人保健施設やよい苑HP
投稿者:感染対策委員会