平成30年4月14日(土)12:00から和歌山城公園 砂の丸広場でリレー・フォー・ライフ・ジャパン2018わかやま(以下RFL)が開催されました。
RFLはがん征圧を目指し、がん患者や家族、支援者らが夜通し交代で歩き、勇気と希望を分かち合うチャリティーイベントです。
1985年、アメリカ・ワシントン州タコマで外科医のゴルディー・クラット医師がアメリカ対がん協会の活動資金を集めようと、得意なマラソンで寄付を募るため、24時間夜通し大学のトラックを回り続けたのが始まりです。
日本では2006年に茨城県つくば市で開催してから全国各地に広がり、和歌山県でも2014年に初めて開催され、今年で5回目となります。
RFLにはCelebrate(祝う)。
がんの告知を乗り越え、いまを懸命に生きているサバイバー(がんの告知を受けたことのある方)、ケアギバー(サバイバーを支える全ての方)を讃え、祝福する。
Remember(しのぶ)。がんで亡くなった大切な人をしのび、追悼する。
また、痛みや悲しみと向き合っている人を敬う。
Fight Back(立ち向かう)。
がんに負けない社会をつくるために、一人一人ができることを考え、行動する。
以上、3つの世界共通のスローガンがあります。メインはリレー・ウォークで、「がんは24時間眠らない」、「がん患者は24時間闘っている」ことから、24時間交代で夜通し歩き続けます。
当日はやよい苑での『地域ふれあい教室』と重なったため、オープニングセレモニーやサバイバーズラップには間に合いませんでしたが、和田本部長はじめ彌栄会職員は夕方から参加しました。
小雨が降る中、すでにルミナリエバッグには明かりが灯されており、その一つひとつにがんに対する想いやがんで亡くなった大切な人へのメッセージ等が書かれていました。

エンプティテーブルは会場に来ることができなかった、またがんとの闘いの中、亡くなった人の席で、白いテーブルに空いた椅子を並べます。テーブル上には伏せられたグラスや一輪のバラが生けられた花瓶、一切れのレモンや塩がちりばめられた皿等が飾られており、それぞれ意味があります。

RFLは15日(日)13:00までの予定でしたが、その後、天候が悪化したため、残念ながら21:40に中止となりました。
集まった寄付は公益財団法人日本対がん協会を通じて、プロジェクト未来、がん検診受診率アップ、若手育成奨学金、がん患者・家族サポート、無料電話相談等に使われます。
現在、日本人の2人に1人が生涯のうちにがんに罹患し、3に1人ががんにより亡くなると言われています。
誰もががん患者、その家族になるかもしれません。
もし自分が、家族ががんになったらどう思うか?どうして欲しいか?今までのがん患者、その家族との関わり方は良かったのか?等々考えながら歩いていました。
RFLは5回とも参加していますが、毎回思うこと、感じることが違います。
たぶんそれが大事なのだと思います。
最後になりましたが、実行委員長を始め、実行委員の皆様、本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました!
投稿者:居宅介護支援事業所 所長・谷所