彌栄会オフィシャルブログ

【彌栄会オフィシャルブログ】では、彌栄会の行事やお知らせ、役立つ情報などを随時更新します。

より良い施設を目指して~多職種協働による食事への取り組みについて~

2018-02-28 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑
利用者様の多くは、体調変化などちょっとしたことがお食事に影響することがあります。


その為、普段から現場職員は利用者様の食事の様子を報告・相談しながら食事支援を行ったり、サービス担当者会議で情報の共有に努めています。


又、当苑の取り組みとして、毎月第三水曜日の午後から、経口維持・移行会議を行ってます。


関わる職種は、医師・歯科医師・介護職員・看護職員・管理栄養士・相談員・介護支援専門員・リハビリ職員など多様であり、利用者様の状態や食事場面を観察し意見交換を行っています。


利用者様に少しでもお食事を摂取していただけるにはどうしたらよいか?誤嚥を予防する為にはどうしたらよいか?など、話し合われる内容は様々であり、利用者様の食事を支援するには多くの視点が必要である事を再認識する事ができます。


引き続き、多職種協働の下、利用者様の食事への取り組みに努めていきたいと思います。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:リハビリテーション課・木村
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サックスとピアノの演奏会

2018-02-24 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑
※プライバシー保護の為、画像の一部を加工しております。

平成30年2月21日(水)やよい苑1階大食堂においてサックスとピアノの演奏会を行いました。


今回で2回目を迎え、今回もサックス奏者・なづきさんとピアノ奏者・ようこさんが来苑され利用者様約50名が参加いたしました。


今回の演奏会では、利用者様に馴染みのある曲を事前にお伝えしており、お伝えしていた曲を含む全7曲の演奏を行ってくださいました。


ピアノの音色の心地良さと、時に力強く時に優しい音色を奏でるサックスとのハーモニーは、いつまでも聴いておきたい気持ちにさせる、そんな印象を受けました。
また、最後に演奏いただいた【ふるさと】では、利用者様も大きな声で歌っていただき終始和やかな雰囲気のまま終了となりました。



また次回も皆さまに喜んでいただけるように取り組んで参りたいと思います。
最後になりますが、なづきさん・ようこさん、素晴らしい演奏をありがとうございました。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:演奏会参加者
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法人内研修~癌末期の療養者への疼痛コントロール及び鎮痛剤服用による副作用への対応について~

2018-02-20 07:00:00 | 医療法人彌栄会
平成30年2月7日(水)・2月17日(土)に介護老人保健施設やよい苑において塩野義製薬様主催の研修会を開催しました。


私たちは、癌末期の利用者様や麻薬系鎮痛剤を服用されている利用者様に対し在宅サービスを提供する上で、ご本人のこころのケアやご家族の不安軽減、また様々な合併症による苦痛を少しでも軽減できるよう知識と技術を身に付け看護・介護に努めることが必要です。


今回の研修では、「癌末期等の療養者に対する疼痛コントロール及びオキシコンチン等の麻薬系鎮痛剤服用による副作用への対応について」と題した内容で、看護師・介護士・ケアマネージャー・支援相談員等の様々な職種のスタッフが参加しました。





まず、がんの痛みの世界的な標準治療法である「WHO方式がん疼痛治療法」について教えていただきました。
1986年に発表されたこの方式は「がんの痛み治療」として世界中で実践され、多くのがん患者様を激痛から解放することに貢献し、WHOはがんと診断されたその時から、がんそのものの治療と並行して、必要に応じた痛みの治療を行うよう提唱しています。


先進国の人口あたりの医療用麻薬消費量を比較すると、日本の消費量は著しく低くアメリカのわずか19分の1程度だと教えていただきました。
医療用麻薬について正しく知り、痛みを和らげる治療を前向きに受けていただくことが大切であり、適切に使用すれば安全で効果的であることも分かり、医師や看護師、周りの人に相談し対処することで医療用麻薬と上手に付き合っていけることを学びました。


痛みや副作用による苦痛は、利用者様本人しか感じられません。
私たち医療・福祉従事者は、利用者様の訴えを傾聴し、少しでも苦痛から解放され安心して生活が送れるように、正しい知識を身に付けることが大切だと改めて感じました。
今回のような研修会に多くのスタッフが参加し、共にスキルアップしそれぞれの部署で力が発揮できるよう今後も取り組んでいきたいと思います。


最後になりますが塩野義製薬の仁坂様・前田様、貴重な研修会をご提案いただきありがとうございました。
また、会場準備等に協力いただいたスタッフの皆さんありがとうございました。

医療法人彌栄会HP

投稿者:看護部長・黒田
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地域社会に貢献~嚥下障害予防体操~

2018-02-16 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑
平成30年2月13日(火)に上岩出地区公民館において、岩出市社会福祉協議会と地域住民の方で作る地域交流会【上岩出地区ほほえみ会】にやよい苑より長谷川センター長、木村言語聴覚士(以下、木村ST)と土井が参加いたしました。


このほほえみ会は2ヶ月に1度のペースで開催され、その季節に応じた内容の催しや川柳の披露など様々な内容の取り組みが行われており、今回のほほえみ会ではきのかわ福祉会によるポン菓子作りの実演と販売、やよい苑より木村STによる【健康の秘訣はくちにあり!】という講演を行いました。


ますは、ポン菓子作りの実演から始まりました。


ポン菓子作りは専用の機械が使用され、この機械は回転式筒状の圧力釜で、この中へお米を入れ蓋をして密封し釜を回転させながら加熱を行い、



ある程度の加熱(加圧)が行われてからは圧力釜のバルブを叩き、釜の中の圧力を一気に減圧することで原料(お米)の内部の水分が急激に膨張し、激しい音を伴いながら釜からお米の粒が勢いよく飛び出てきます。(飛び出す際の音からポン菓子やドン菓子と呼ばれるようになったそうです)※Wikipedia参照













それと同時進行で、できあがったお米の粒と絡める水あめ作りも行われ、美味しい水あめとなるように粘りや色合いを確認しながら作られており、甘~い匂いは参加された皆さんもできあがりが待ち遠しいご様子でした。


水あめが完成し、粒と水あめを絡めておこし状に固め、カップに入れて参加された皆さんへ配られ、作りたては美味しいと大好評でした。





続いては、木村STによる講演が行われました。


木村STは、絵を用いて呼吸と嚥下(食物を口に入れ胃に送ること)の違いを説明しました。



私達は普段の生活の中で呼吸は肺へ空気を送り、食物は胃へ送りますが、喉には空気と食物の行き先を間違えないように蓋の役割を果たすものがついており、この機能が上手く働かないと誤嚥が起こり、最近テレビなどでもよく耳にする誤嚥性肺炎を引き起こすリスクについても触れられ、如何に【口】が大切かということを分かりやすく丁寧に説明がなされました。


説明後は、呼吸や嚥下の機能を低下させない為の体操も全員で行い、知識の習得とそれを予防する為の体操を行い講演は修了となりました。





終了後、参加者の方から木村STの話を他の集まりでもしてもらえないかと依頼もあり、今回の講演も大成功を収めたように思います。


こういった活動は、地域の医療・福祉の発展に寄与することに繋がり、私達医療・福祉従事者の使命を果たすことにもなります。


また次回も皆さまにとって正しい知識の習得や、お楽しみいただけることを提供できるように取り組んで参りたいと思います。


最後になりますが、今回の講演を快く引き受けて下さいました木村STに感謝申し上げます。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:企画広報・土井
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クリニック便り

2018-02-10 07:00:00 | やよいメディカルクリニック
平成30年2月3日(土)、和歌山市のプラザホープにて日本医療マネジメント学会 第13回和歌山支部学術集会が開催されました。


今回の当番世話人であり学術集会会長は公立那賀病院 院長の中尾大成先生が務められ、光栄にも演題発表をする機会をいただくことになり、当院からは坂頭院長、松島看護師長、烏川理学療法士の3名がそれぞれ演題を発表をしました。


当院からの演題発表は以下の通りです。


「地域糖尿病療養指導士は医療・介護連携を円滑化する」
やよいメディカルクリニック 院長 坂頭 節哉



「糖尿病外来における診療パスの有用性」
やよいメディカルクリニック 看護師長 松島 かねこ



「理学療法士(PT)を中心とした院内チーム医療から在宅療養支援への連携」
やよいメディカルクリニック 理学療法士 烏川 伸夫



医療マネジメント学会は、もともとはクリティカルパス研究会の活動を基盤にして設立されましたが、その後クリティカルパスに止まらない、医療マネジメントのノウハウやツールを研究・開発することによって医療の質向上に寄与するという目的で活動をされている学会です。


平成30年度には介護報酬・診療報酬の同時改定など今後の医療・介護施策において大きな節目を迎えるということで、第13回学術集会は「最適な医療と介護の連携を目指して」をテーマとして多くの参加者による活発な議論が繰り広げられ、有意義な時間を過ごすことができました。

やよいメディカルクリニックHP

投稿者:クリニック広報
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